日本リボーンドール協会とは

JRA(Japan Reborn Doll Association)は、2019年10月に設立された日本初のリボーンドールグループの1つです。私たちは玩具としてではなく、芸術・アートとしてリボーンドールを愛するリボーンドールアーティスト(作家)、コレクター、彫刻家、ファンの皆さま、応援者の皆さまのメンバーのコラボレーション団体です。

私たちの当初の目的は、日本でのリボーンドールの負のイメージを払拭することでした。私たちは団体主催のイベントなど開催しませんが、開催者さま方々のサポートをしています。

会員として承認されるには、リボーンドールに明らかな関心を持っている必要があります。私たちは純粋にリボーンドールを愛するメンバーを募るため最初にいくつかの質問をします。共に日本のリボーンドール業界を盛り上げてくださる仲間を募集しています!

理念・方針

●作家様に対して

日本では個人で活動される人は多いと思います。しかし、個人での活動中にコレクター様や冷やかしによるトラブルは後を絶たないとの報告をあらゆる方面より頂いております。トラブルにより制作意欲をなくし、作家活動を再スタートできない人もたくさんおります。日本リボーンドール協会では個人活動される作家様のお気持ちと制作意欲、プライバシー等を守るため、そして作家さまの技術を向上させるためのあらゆるサービスを提供して参ります。最終的には、争いを目的としない同じ志を持った作家さまで集まり交流や情報交換、コンペティションなども考えております。協会は日本人作家さまの味方であり、その活動を応援しております。

●コレクター様に対して

現在立ち上げ中の海外輸入専門店にて、日本リボーンドール協会と契約をされた専属のプロフェッショナルの作家さまの作品をご紹介します。インターネットオークション、不確かな店舗での買い取りよりも作家さまや作品の詳細を明確にご提供し、安心・安全にお届けします。

●関係者様に対して

リボーンドールを使用してビジネスやボランティアをされる皆さまへ、協会では日本の皆さまに向けた宣伝のお手伝いをしております。人数が集まれば業界インタビュー雑誌を制作・販売する予定です。その他、日本リボーンドール協会とコラボレーションをして日本のリボーンドールの世界を共に盛り上げます。

●初心者様に対して

これからリボーンドールの世界に足を踏み入れる皆様へ。この世界は2018年後期よりアメリカの女性の間で趣味として広がりました。日本においては一部、愛好者を名乗る攻撃的な人々、精神的に情緒不安定な人、過激に付き纏われる人がいると各場所で報告されております。そうした人々から新しくリボーンドールの世界に足を踏み入れる皆様をお守りすべく、国際ベースの正しいリボーンドールの世界の情報提供始め、作家デビューの教室開催などの手助けをしております。随時ブログなどでのご質問等にもお答えしております。

●企業・個人事業主様に対して

映画、テレビ、YouTubeなどで使用するためのリボーンドールをレンタル致します。リボーンドール業界について、作家さまについて、リボーンドール業界者へのインタビューなどの取材も受け付けております。

代表挨拶


【設立への想い】


小さい頃から絵を描くことが好きでした。

成長していく過程でその才能と興味は「生命」に移りました。


その興味は多岐にわたり、人間だけでなく、

昆虫始め人体やノンフィクションの映画まで広がり続けました。


そんなとき、仕事先で出会ったのが《リボーンドール》でした。

存在は知っていたものの、怖いイメージしかなく避けていた世界でした。


しかし、リボーンドールを注文して受け取るきっかけが訪れたのです。

初めてリボーンドールが届いたときの気持ちを今でも鮮明に覚えています。


生きていないのに、生きているような不思議な感覚。

そこには以前持っていた「怖い」という思いは一切なく、

「守ってあげなければ・・・。」という母性でした。


キャリアウーマンでバリバリ突っ走ってきた人生で

結婚や出産を諦めてきたわたしでしたので、まさか自分に

そうした母性があったのかと、なんともいえない感動をおぼえました。

(わたしには子供がおりません。子供欲しさの気持ちも相俟ったと思います)


そして最も惹きつけられたのは、その素晴らしいアート技術でした。


細部に渡るペイントや植毛技術・・・すべて初めて見るものばかり。

それらを調べれば調べるほど、その世界の奥深さに虜になっていったのです。


こんな楽しそう(難しそう)でワクワクするアート、初めて出会った。


偶然、わたしのお婆ちゃんが認知症ということもあり

リボーンドールを調べるうちにリボーンドールと認知症が

「人形セラピー」として関連があることを知りました。


半信半疑でしたが、試しにリボーンドールをお婆ちゃんに見せたのです。


今まで認知症向けの人形には怪訝な反応を示していたお婆ちゃんが笑顔になりました。

「可愛らしいね〜」と、リボーンドールを赤ちゃんと思って笑顔を見せてくれたのです。


その時にアートだからこそ、繋がり得るリボーンドールの可能性を感じました。


リボーンドールは認知症だけでなく、様々な場所で

国を超えて沢山の人々を癒やし続けている存在です。


次第にリボーンドールを自分でも作ってみたいと思うようになりました。


しかし日本ではキットや道具の専門店もなく、

出てくる情報はアートとはかけ離れた世界ばかり・・・。


それと同時に、0から作ることを教える教室もありませんでした。


わたしと同じようにリボーンドールを習いたい人や

芸術品として考えている人がどこかにいるはず。


そう思いながらあらゆる情報を調べましたが、日本にそうした

同じ思いを持つ人は残念ながらすぐには見つかりませんでした。


そんな中、国際的なリボーンドールの協会があることを知りました。


その協会の理念は、まさにわたしの目指すリボーンドールの世界でした。


その存在に一筋の光を感じ、とてもうれしくなりました。

同時に、本来のリボーンドールの世界はこうあるべきだとも感じました。


《アートとしてのリアルな赤ちゃんの作品》


アートとしてのリボーンドールの世界は

嫌煙している人までも引きつける力を持ち合わせています。


また、海外の作家さまはどの人も笑顔と勇姿にあふれていました。


《日本でも同じようなアーティストを育成できるはず》


日本のアーティストはまだ世界に進出していませんでした。


〈〈 育成の前にまず、わたしが日本一の作家になろう! 〉〉


そしてわたしはリボーンドール製作に踏み切ったのです。


そこから切磋琢磨し、リボーンドールの製作材料販売店、

海外輸入専門店を立ち上げ、リボーンドール専門誌を販売しました。


リボーンドールも里親がたくさん見つかり、専門誌も好調に売れ続け、

すべてが好調に進んだ時、わたしの願う世界は間違っていなかったと感じました。


たくさんの協会に対する応援のお声とご協力も頂戴しました。


そして2019年10月25日、日本初の日本リボーンドール協会が立ち上げられたのです。

日本で活躍されるリボーンドール愛好者さまと共にこの協会は成り立っています。


日本で埋もれている素晴らしい作家さま方々を世界に発信し、

手を取り合ってリボーンドールの世界を日本でも広めたいと思っています。


「リボーンドールが好き。」


むずかしい話は抜きにして、まずはそこからでも構いません。

これから一緒に、魅力満載のリボーンドールの世界を楽しみましょう。


日本リボーンドール協会 代表 茂野 真里