疫病神ちゃん

女性が隊長を務めるのは2番隊と4番隊だけで4番隊においては、最前線に出るというよりは所謂衛生兵のような感じで死神の世界においての医療技術のスペシャリストとして後方支援を行う隊だったと記憶しています。 また敵の十刃(エスパーダ)にも10人いるうち女性キャラは1人のみで

マスキュリズムの視点からするとこれは徴兵制を想起させ差別に繋がると言われても不思議はありません。 少年ジャンプにおいて、最前線で傷つくのは常に男の子であり女性の登場人物があまりいない以上、高確率で少年キャラ、男性キャラが死ぬこととなります。

このように、少年ジャンプのターゲット層が少年である以上多少のジェンダーギャップは仕方ありませんし、「エロ描写で女性に敬意をはらっていない」となれば「戦闘シーンにおいて男性の生存権を損なっている」となります。 ですから、私たちは「少年ジャンプ」が少年向けの雑誌であり特定の性別と

年齢層を対象にしている以上当然ジェンダー的に不快な表現はあるし、女性向けの創作物にも男性を不快にさせる要素がある以上、いわゆる「Not for me」を念頭に置き、表現の多様性を尊重せねばなりません。

また、ジャンプ漫画において女性の尊厳が傷つけられるシーンというのは非常に曖昧な主観でしかありせんしそれによって子どもらに悪影響が及ぶとは一概に言えませんが、「蛇にピアス」ではそれ以上に過激で、「スプリットタン」「タトゥー」といったもし子どもが憧れた場合

感染症のリスクが格段に上がることで健康を損ない、彼らの職業選択、婚姻等に大きく影響するのは間違いありません。 色々と申し上げましたが、あなた方が「ジャンプのエロ描写は女性の尊厳を傷つけるからNG、何故いけないかというと、青少年にとって悪影響だしなによりワイのお気持ちに差し障るから」

と言うのでしたら、「少年ジャンプではエロ描写以外でジェンダーギャップ的に特定の性別の人々が不利益を被る描写が多々あり、男性の尊厳を傷つける創作物も世の中に存在し、エロ描写がジャンプ以上に過激なのに『女性の尊厳を傷つけられないから』という表現の受け手の感性によって何とでも解釈できる

理由により未成年の手の届くところに平気で置いてある文学作品も存在する」となります。 (因みに私は、そちらサイドの矛盾を突くための様々な作品を引き合いに出しただけで、少年ジャンプの戦闘シーンも、少女漫画も金原作品も不愉快だと思ってないし規制して欲しいとも思っていません。