親は70手前の婆さんだ。ちなみに離婚していて父親は顔も覚えていない。
単純な前方不注意で、ほぼブレーキを踏まずに赤信号停止中の車に突っ込んだと警察官に聞いた。
幸いな事に突っ込まれた車に乗っていた人はケガ無し。最近の車は60キロノーブレーキで突っ込まれても無傷なんだなスゲー。
上乗せ保険には入っていたから、相手の車は保険でなんとかなる。
まぁ事故は不幸だが、変にこじれたりせず不幸中の幸いであった。
母は命に別状無しだが、首の骨と脊椎の間辺りにある骨にヒビが入ったとかで、障害は無いが1ヶ月ほど仕事ができなくなった。
まぁこちらも死なず障害も残らないなら不幸中の幸いと言えるだろう。
父親からもらった慰謝料や俺の養育費、児童扶養手当、親戚から俺宛のお年玉や小遣いまでつぎ込むようなクズだ。
金が無くなれば、サラ金から借りる。借りられなくなれば俺が近所の誰かを自転車で轢いた事にして、その慰謝料が必要だからと親戚に借りに行く。
まぁそんな奴だ。
そういう親なので、俺も肉親の情などカケラも無い・・・と思っていた。
そもそも俺が極貧の少年時代を送ったのは100%親の責任だ。そこから這い上がるのにどれだけ苦労した事か。恨みこそあれ恩など無いとね。
しかしそうではなかったらしい。
警察から電話がかかってきて、親だから病院まで来いと言われ、病院では親だからサインして金払えと言われ、仕方なしに手続きをして金を払った。
入院は1日で終わりすぐに帰宅した様子だったが、事故で1ヶ月働けないとなれば、ダイレクトに生きていけなくなる。
共産党員のようにスピーディに生活保護に入れるテクニックなど俺には無い。そもそも親からもらった持ち家に住んでいるのですぐに生活保護など出ない。
ふとした気の迷いで、1ヶ月分の生活費と目する10万円をくれてやった。
もったいねーな、でも出しちまったもんは仕方ねーな、万が一にも月1万ずつくらい返してこねーかな?などと思って日々の仕事をしつつ暮らしていた所に、母親から連絡が来るんだわ。
金を返すつもりかな?と思い電話に出ると
いわく、100万寄越せと。
意味がわかるだろうか?
命を救う10万を出した俺に、追加で100万出せと言ってきたのだ。
言い分を整理するとこういう事らしい。
3 借金が返せない事により一括返済を求められている。このままでは家が無くなる
4 ついてはお前から100万円貰って借金を返したいので寄越せ。
5 助けるなら最後まで助けろ。
何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を言われたのかわからなかった(ポルナレフ状態)
自慢ではないが、100万が払えないわけではない。俺は地方で小さな会社を経営していて独身だ。
無茶苦茶儲かっているわけでは無いが、家族もおらず金の使いみちが無いのである程度は持っている。
払おうと思えば何の支障も無く払える金額ではある。
しかしだ。仏心を出して10万くれてやった俺に対して、追加で100万寄越せというのはどんなロジックだ?
普通は困った時に出してくれてありがとうと、金を返しに来るもんだろ?
当然のように断り着信拒否設定。次は何が有っても一切助けないと決意した。
そして仕事がヒマな時に少し考えてみたんだ。
警備員で1日数千円の日給を得て、給料日には借金返済と各種支払いを済ませ、余った金でパチンコをするような生活だ。
もしかして私は、息子に親という権力を行使できるのではないか?
アイツは社長などやっているから100万くらい持っているだろう。
偉大なる親であるワタクシに金を出して当然ではないのか?奴は何も言わなくても私に10万を貢いできたのだ。
要はこういう事ではないか?
俺は金を出す事によって、母親に勘違いをさせてしまったのではないか?と考えた。
「事故を起こして迷惑をかけた。生活費助かったありがとう。心を入れ替えて暮らそうと思う。ついてはお前の会社のトイレ掃除でもいいから雇ってくれないか。借金もコツコツ返そうと思う」
などと言われれば、じゃあ100万くらい返してやるよと言ったかもしれん。
この性格で今まで数百万損してるが、大人が下げる頭にはそのくらいの価値が有っていいと思うんだ。
しかしな、上から金を出せと言われて理解できるほど聖人ではない。
可能性が無いわけではなかったが、そうはならなかった。
話は終わったのだが、消化は出来ていない。
極貧とは?
キチガイは無理に言葉使わなくていいよ
おこなの?
ふるぽん「おこおこおこおこおこ!」
ふるぽんって誰や?
じゃあその使わなかった100万でデカイ水槽を買ってシーラカンス飼おうぜ!
ワイはマッマにクレカの家族カード何枚か渡してるけど全然使わんやで
いいなぁ ワイのマッマは100万MAXで使っとるわ まぁそれ以前に数千万ぶち込んでるんでそれ以前の話だけども
男は今日もサイコパス
男は今日も甘ったれ