◆大相撲九州場所3日目(12日・福岡国際センター)
東十両13枚目・琴勝峰(20)=佐渡ケ嶽=が西十両13枚目・豊昇龍(20)=立浪=を押し出しで下し、2勝目を挙げた。突き合いから相手を下げると、隙を逃さず体ごと押し出し。「立ち合いから自分の流れで攻められた」と、新十両対決を制した。
初土俵は琴勝峰が1場所早いが、豊昇龍とは同じ時期に新弟子検査を受けた同期ともいえる同い年。新十両昇進も同じタイミングで「負けたくないという気持ちはあった」と、ライバル心を燃やしていた。3日に連続で相撲を取るのも初めてで「不思議な感覚だった」。一日の流れの感覚をつかむことを、意識する。
新十両として上がる土俵にも「だいぶ、所作とかもタイミングをつかめるようになってきた」と表情は明るい。「毎日、同じようなことを積み重ねていこうと思う」と千秋楽までを見据えた。