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高松桜井、熾烈な3番手争い

2018年12月4日 09:00 四国新聞

 かがわ受験最前線の第7弾は高松桜井、高瀬、農経の3校。自主性を重んじる校風やスポーツ専門コース、女子が増える農業専門校の今を紹介する。

【高松桜井高】
 高松市南部の商業地域にあり、明るいイメージの強い高松桜井高。「自分で勉強できるなら、いい学校」と言われるほど自主性を重んじるが、そんな校風も近年、変化しつつあるという。「自由な学校」の実態を探る。

【高瀬高】
 高瀬高は普通科高校だが、県内では珍しいスポーツ専門コースを置く。スポーツの技術だけでなく理論や指導法など幅広い知識が学べる。普通の高校の体育の授業ではできない珍しい競技も体験できるという。

【農経高】
 校名が示す通り農業専門の農経高。1年生は全員が寮生活を送りながら野菜や家畜の世話に当たる。農業高校とはいえ、乳牛を飼っている高校はそう多くない。そんな農経高で近年、女子生徒が増えている。

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cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_1b67ea613b11_のどかな里山望む癒やしの名勝 宝光寺庭園 東かがわ市東山 1b67ea613b11 0

のどかな里山望む癒やしの名勝 宝光寺庭園 東かがわ市東山

2018年12月4日 09:00 四国新聞

 古くから安産に御利益があると親しまれてきた東かがわ市東山の宝光寺。その庭園が今年9月、47年ぶり2件目となる県の名勝に指定された。巧妙な石組みが特徴の庭園は、日頃の忙しさから離れてほっと一息つける雰囲気。のどかな里山の風景と一緒に庭園を眺めながら、癒やしのひとときを過ごそう。

 白鳥大内インターチェンジから車で約20分。田園風景の中をひた走ると、山の中に静かにたたずむ宝光寺にたどり着く。

 加部弘元住職(59)が明るく出迎えてくれた。加部住職によると、宝光寺は讃岐ではかなり古い禅宗寺院だという。本尊は千手十一面観音像で、定朝の作と伝わる。古くは竜王が祭られていたそうで、雨乞いや安産、子授けの寺として信仰を集めてきた。

 庭園は、本堂などを再興した江戸時代前期の築庭と考えられている。本堂のすぐそばに泉と池があり、丘陵傾斜地を巧みに利用した築山が広がる。縦に長い立石は一つ一つが観音を表現しているそう。庭園に向かって左側にあるシンパクにはモミジが宿る。この木は庭園よりも古いと思われるという。

 加部住職によると、庭園を見るポイントは、庭園に向かってやや右よりの位置。本堂に賓客を迎え入れる部屋があったそうで、そこから見る景色が一番いいとのこと。

 庭園の中ほどにある泉からは今でも水が湧き出ている。加部住職が子どものころは池から水を引いて生活用水などに使っていたという。庭園の裏は台風や大雨などで泥が流れやすく、檀家(だんか)の人たちの協力で庭園を守っている。

 県の名勝に指定されて以来、寺は多くの人に知られるようになり、最近では日本画や絵手紙を描く人、俳句をたしなむ人らが訪れるようになったという。

 さらに、お地蔵さんを祭るお堂にも案内してもらった。お地蔵さんは、安産や子授けを祈願する人が自宅に持ち帰り、願いがかなうと新しい1体を持って返す。所々隙間が空いていて、今でも信仰を集めていることがよく分かる。

 隣は江戸時代に作られた五百羅漢がおわす羅漢堂。さまざまな表情をした羅漢の中には、獅子や虎、小さなサルのような動物を従えた羅漢も。庭園だけでなく、見どころたっぷりのお寺だ。

cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_cb54f3654f6f_本堂に響く、第九の調べ 初演ゆかりの寺で演奏会 丸亀 cb54f3654f6f 0

本堂に響く、第九の調べ 初演ゆかりの寺で演奏会 丸亀

2018年12月4日 09:00 四国新聞

 日本で初めてベートーベンの「交響曲第9番」を演奏したとされるドイツ兵俘虜(ふりょ)楽団をしのぶ「まるがめ第九プレコンサート」が2日、ゆかりの地である丸亀市塩屋町の本願寺塩屋別院であった。まるがめ第九合唱団の市民ら約60人とオーディションで選ばれたソリスト4人が「歓喜の歌」を高らかに響かせた。

 同院は第1次大戦中の1914年、丸亀俘虜収容所として中国・青島からドイツ兵俘虜を収容。その有志が楽団を結成した。ドイツ兵は2年余り後、徳島県鳴門市の板東俘虜収容所に移され、そこで18年に第九を演奏したのが日本での初演とされている。

 同院でのコンサートは、丸亀ドイツ兵俘虜楽団の足跡を辿(たど)る会などが9日に丸亀市綾歌町のアイレックスで開く「まるがめ第九演奏会」のプレイベントとして毎年行っている。

 この日は、本堂で丸亀シティフィルハーモニックオーケストラが唱歌や歌謡曲などを演奏後、同合唱団やソリストと共演。出演者は「第九」の第4楽章を伸びやかな歌声で披露し、約200人の来場者を魅了した。

 コンサートに先立ち、昨秋にドイツの学校と姉妹校提携を結んだ藤井学園の藤井紀子事務局長が「広がる友情の輪~絆~」と題して講演した。
 9日の第九演奏会は午後2時開演。一般2千円、高校生以下千円。問い合わせはアイレックス〈0877(86)6800〉。

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「来年も見守って」 土庄 シンパクのしめ縄奉納

2018年12月4日 09:00 四国新聞

 土庄町上庄の小豆島霊場54番札所・宝生院(高橋寿明住職)の地元住民らが2日、境内にそびえる樹齢約1600年の巨木シンパク(国指定特別天然記念物)のしめ縄を掛け替えて奉納し、迎春準備を整えた。

 しめ縄作りはかつて老人会の有志が行い、数年前に途絶えたが、地域を挙げて復活させようと、昨年からシンパク保存会が自治会や老人会に協力を呼び掛けて実施している。

 今年のしめ縄作りには約20人が参加。午前中に約3時間かけて長さ18メートル、太さ10センチのしめ縄を仕上げ、午後から飾り付けに取り掛かった。

 しめ縄が新調されると、高橋住職が読経して地域の安全を祈願した。檀家総代会の丹生兼宏代表は「地域の宝が一層立派に見える。今後も地域を見守り続けてほしい」と語った。

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よーい★ドン 背脂たっぷりの尾道ラーメン

2018年12月4日 09:00 四国新聞

 ラーメンにそうめん、そば―。「うどんだけじゃない」香川のおいしい麺を西日本放送のアナウンサーが紹介します。名付けて「アナめん」。

 今回ご紹介するのは尾道ラーメンが人気の居酒屋「よーい★ドン」(高松市兵庫町)。私にとっては地元の懐かしい味が堪能できるお店です。入社後に上司から教わって以来、よくお世話になっています。

 ラーメン(600円)は広島県福山市出身で尾道ラーメンを愛する店長が作る本格派です。サバやカツオの魚節と鶏がらを合わせたしょうゆベースのスープには豚の背脂がたっぷり。あえて異なる大きさにミンチした背脂は丁寧な下処理を施しているので、こってりした見た目をいい意味で裏切ってくれます。細めの麺はコシがあり、スープと背脂によく絡みます。豚バラ肉を香川のしょうゆで漬け込んだチャーシューは、かみしめるごとにうま味が広がります。

 ラーメンと同じチャーシューを使ったチャーハンや、一切れが大きく食べ応えがあるから揚げなどもおすすめ。夜は午前0時まで営業しているので、仕事帰りや飲み会後の「しめの一杯」などにも利用しやすいですよ。

【メモ】
営業時間は午前11時30分~午後1時30分、同5時30分~午前0時。
定休日は土、日曜日と祝日。
問い合わせは〈087(822)4011〉。

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その1秒が勝敗を分ける 和田式受験塾

2018年12月3日 09:00 四国新聞

「悪あがきはとことんしろ」というのが、和田式受験術の極意でもある。

 「試験会場に入ってまで勉強することはない。潔さも必要だ」という声も聞こえてくるが、とんでもない。最後の最後にふと目に入った参考書の解法のおかげで合格できたという話は、私の周りでもしょっちゅう聞く。格好をつけても始まらないのが入試なのだ。

 だからカードや参考書は、たとえ試験官が入室したからといって、すぐにしまう必要はない。とにかく、指示のある最後の1秒まで見続ける方がいい。

cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_9d6958c19210_受験最前線 観音寺一、三観屈指の進学校 9d6958c19210 0

受験最前線 観音寺一、三観屈指の進学校

2018年12月3日 09:00 四国新聞

【観音寺一高】
三豊・観音寺地区屈指の進学校として知られる観音寺一高。首相・大平正芳をはじめ多くの著名人を輩出してきた。そんな観一も近年、優秀な中学生が地区外に出ていくことに苦しんでいる。学力の流出阻止へ―。観一が取る秘策がある。

【志度高】
志度商高の伝統を受け継ぎ、商業科と工業科を備える志度高。資格取得に積極的で、進学・就職に強みを発揮する。商業科は女子8割、工業科の情報科学科は男子9割と、学科ごとに男女比が大きく異なる。工業科の電子機械科の男女比は…。

【飯山高】
普通科に実務系学科を組み合わせ、人気が高まる「総合学科」。県内でも複数の高校がこの学科を置くが、飯山高の総合学科は20年の長い歴史があり、他校とはひと味違う。過去に農業科や家政科など多彩な学科を開設した高校が置く総合学科だ。

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小豆島駅伝 平成最後の島路力走 安田A2年ぶり優勝 

2018年12月3日 09:00 四国新聞

小豆郡内の地区代表が世代を超えてたすきをつなぐ「小豆島駅伝競走大会」(小豆郡社会教育振興会、四国新聞社など主催)が2日、土庄町吉ケ浦から小豆島町坂手までの8区間、18・85キロで行われた。14地区32チームが白熱したレースを展開し、安田Aが1時間2分30秒で2年ぶり30度目の優勝を飾った。

 大会は今年で59回目。初冬の島路を舞台にしたスポーツイベントとして定着しており、今回は土庄町内の6地区が11チーム、小豆島町内の8地区が21チームを編成し、中学生以上の男女256人が出場した。

 スタート地点であった開会式で、前回覇者の苗羽Aが大会長の松本小豆島町長に優勝旗を返還し、昨年の優勝メンバーの横手裕太選手が「平成最後の島路を全力で駆け抜けることを誓います」と宣誓。午前8時30分、号砲とともに1区のランナーが一斉にスタートを切った。

 レースは、3区でトップに立った安田Aが首位を守りきって最多優勝回数を伸ばした。11秒差の2位には、池田Aとの最終盤での競り合いを制した苗羽Aが入った。池田Aは序盤から好位置をキープしていたが、苗羽Aとはわずか1秒差で3位にとどまった。大部Aは途中でたすきを落としたままレースを続行し、記録なしとなった。

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切り絵照らす「あかり」 イサム作品 中学生とコラボ展

2018年12月2日 09:00 四国新聞

 世界的な彫刻家イサム・ノグチの照明作品「AKARI(あかり)」と県内中学生の切り絵作品がコラボレーションした企画展「豊かな空間をつくる イサム・ノグチ×讃岐の中学生」が観音寺市坂本町の市中央図書館で開かれている。オブジェのように飾られた切り絵が温かな光を放つ照明に照らされて幻想的な空間を演出している。9日まで(月曜休館)。

 あかりは、ノグチが岐阜提灯(ちょうちん)に刺激を受けて制作し始めたもので、館内中央には和紙と竹を使ってデザインした7点を展示。切り絵は県立ミュージアム(高松市玉藻町)が昨年、「郷土の魅力発信プロジェクト~さぬきる~」と銘打って県内の中学校から募ったもの。

 今回は地元の特産品や風景、偉人、伝統などを表現した作品2300点を紹介。銭形砂絵や讃岐富士、弘法大師・空海、うどんなどユニークな作品が天井からつるすように飾られ、来場者の注目を集めていた。家族で訪れた観音寺市の若山梨絵さんは「あかり作品は温かくて心地いい。切り絵は工作好きの子どもたちが興味津々で楽しそう」と話していた。

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五岳山の紅葉を満喫 「空海ウォーク」に500人

2018年12月2日 09:00 四国新聞

 善通寺市西部に連なる五つの山々を踏破する「五岳山縦走 空海ウォーク」が1日に行われた。県内外から約500人が参加し、険しい山道を歩きながら美しい眺望や紅葉を満喫し、心地よい汗を流した。

 五岳山は香色山、筆ノ山、我拝師山、中山、火上山の5山の総称。標高は最高でも500メートルに届かないが、急な崖が所々にあり、初心者から上級者まで楽しめるウオーキングコースとして人気を集めている。

 イベントは五岳山をPRするため実行委が毎年開いており、今年で13回目。総本山善通寺を出発し、香色山から5山を踏破するコース(約7キロ)、3山(約5キロ)、2山(約3キロ)の計3コースで行った。

 好天に恵まれ、参加者は汗をぬぐいながら、色づいた山々や眼下に広がる讃岐平野を眺め、それぞれのペースで歩を進めた。空海ゆかりの出釈迦寺奥の院禅定(同市吉原町)ではあめ湯の接待を受け、ゴール後は総本山善通寺で「大師そば」に舌鼓を打っていた。

 4年連続で参加しているという高松市国分寺町の会社員片山一俊さん(68)は「我拝師山の険しい斜面が空海ウォークの醍醐味(だいごみ)。下山した後のあめ湯の味は格別です」と話していた。