2019年11月12日 20:49
LGエレクトロニクス・ジャパンは、12月上旬以降発売のスマートフォン「LG G8X ThinQ」の製品説明会を11月12日に行なった。
「LG G8X ThinQ」は、約6.4インチの「メインスクリーン」に対し、もう1つ同じサイズのディスプレイを搭載した専用ケース「LG デュアルスクリーン」を使用することで、2画面での操作を可能にしたスマートフォン。1つの画面では動画を、もう1つの画面ではWEBブラウジングといった使い方ができ、2画面によるマルチタスクのスマホライフを楽しめる。
ゲーマー向けに言うならば、スマホ向けゲームをプレイしながら同時に攻略方法を調べたり、プレイの手を止めずにLINEなどのメッセージを返信するといったことができるようになる。
聞くだけでかなり可能性の広がりそうな商品だが、今回その魅力と性能、可能性について説明会で聞くことができたのでお届けしたい。
なお、本商品はソフトバンクのみでの販売となる。
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最初にLGエレクトロニクス・ジャパンの代表取締役である李 栄彩(イ・ヨンチェ)氏によるご挨拶が行なわれた。イ氏は挨拶で、本商品は「無限の可能性を秘めた製品になると我々は革新しております」と力強く話し、「皆様にとって日常にどのような変化をもたらすかぜひ考えてみていただきたい」としめた。
そして、モバイルコミュニケーションプロダクトチーム長の金 希哲(キム・ヒチョル)氏による製品説明が始まった。キム氏は、2画面スマホ自体はこれまでも他社含めて発売されていることを説明した上で、本商品の違いを説明。過去の2画面スマホは「大きい」、「重い」、「使い方がわからない」などのデメリットが挙げられるが、本商品ではそれらのデメリットを克服するため、スマートフォンとデュアルスクリーンケースを分けて使用できる方法を考えたという。
普段は1画面のスマートフォンとして使い、必要なときにデュアルスクリーンを装着して使用することで、「大きい」と「重い」というデメリットを軽減できるということだ。
次に、本商品の肝となるデュアルスクリーンでの様々な使用用途が説明された。まずは、基本的な使い方として、2つのアプリを2画面に表示する使い方を提示した。動画を見ながらWEBを検索したり、とある通販サイトで買い物をしながら、もう片方の画面で他の通販サイトを表示し価格を比較したり、株式を確認しながらポートフォリオを見たり、ファイルを閲覧しながらメールを作成したりと、デュアルスクリーンになることで、さながらPCのような使い方ができるようになる。
ゲーマー視点で考えれば、2画面で別々のゲームをプレイしたり、プレイしながら攻略サイトを調べたり、ロード中にTwitterをチェックしたりメッセージの返信をしたりと、様々な使い方がある。これこそがデュアルスクリーンの最大の魅力だろう。
また、本商品にはデュアルスクリーンを活用したゲーマー向けの機能も搭載されている。それは、スマートフォンを横にして使うことで、画面上部にゲームを表示し、下部をコントローラーとして使用するという機能だ。1画面のスマートフォンでは、プレイ中に指で画面が隠れてしまう問題があるが、本商品では操作性が向上するとともに、視界を遮らずに快適にプレイできるようになる。
さらに、1つのアプリを2画面に表示することも可能。例えば、1つの画面にはニュースサイトの一覧を表示させ、読みたいニュースはもう1つの画面に表示させるといった使い方ができる。これにより、ニュース一覧を手元に残しつつ気になるニュースの詳細を読めるため、快適なブラウジングを楽しめる。
その他、電子書籍のマンガを右ページと左ページに分けて表示させたり、ソフトバンクが提供するバスケットボール専門動画配信サービス「バスケットLIVE」を使用すれば、2つの画面で別々の試合を観戦するといったこともできる。
しかしながらこの機能は、アプリによって対応の可否があるとのこと。
すでに「LG G8X ThinQ」が発売されている韓国では、発売前は70%のユーザーが悪い評価をしていたが、発売後は86%のユーザーが満足する結果となっているとのこと。満足理由としては、やはり2つのアプリを同時に利用できることが挙げられている。
使い方無限大! 使いこなせればかなり快適
説明会では、実際に本商品を触ることができた。デュアルディスプレイのスマートフォンを今まで使ったことがなかったので最初は操作に手間取ったが、コツを覚えればサクサク使えた。YoutubeやNetflixなどで動画を視聴しながらブラウジングしたり、Twitterを見たり、マルチタスクを行なえるだけで快適度は格段に違う。筆者はYoutubeで動画を見ているとLINEのメッセージを後回しにしがちだが、「LG G8X ThinQ」を使えば大きく変わるだろう。
しかし、2画面で使うとなるとやはり重さを感じる。「LG G8X ThinQ」は2画面だと約331gなので、筆者が普段使っている「Google Pixel 3a」の147gと比べると2倍以上の重さになる。ただし、1画面だけの重さは約193g。今回のタッチ&トライでは2画面の良さを知るために切り離して使うことはしなかったので、1画面で使うときと2画面で使うときとの使い分けをしっかりすれば、少しは改善できるだろう。
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