宇部市教職員異動14小・中の校長交代【宇部】
県教育委員会は26日、4月1日付の2019年度教職員人事を発表した。宇部市教委関係は、小・中学校合わせて、前年度とほぼ同数の305人が動く。校長は小学校9校、中学校5校で交代。新規採用の教職員は小学校29人(18年度は25人)、中学校11人(同10人)に上る。新たに、地域と共にある学校づくりを担う「社会に開かれた教育課程推進リーダー」1人(教頭)を上宇部中に加配する。
人事交流による学校の活性化を目指し、同一校で勤務年数の長い先生(目安は最長7年)を中心に異動させる。社会に開かれた教育課程推進リーダーは、複数校を回ってコミュニティースクールなどの活動を後押しする。県が新年度から導入するもので、従来市内の小学校に1人、中学校に1人配置されていた学力向上推進リーダーの中学校を切り替える形。
小学校の異動規模は前年度より17人少ない195人で、市内転任が50人(18年度比15人減)。校長が新しくなるのは9校で、うち3人は教頭からの昇任。新採は教諭が23人、養護教諭は2人、事務職員は3人、栄養教諭が1人。
中学校は18年度より18人多い110人が異動する。市内転任は7人増の33人。校長は5校で代わり、昇任は1人。新採は教諭11人。
女性管理職は小学校の校長が7人、教頭も7人。中学校は校長がおらず、教頭が1人。合計15人で、現在より1人増える。
住宅地の拡大などで児童・生徒数が伸びている学校もあり、市内校の総学級数は504に増加する。内訳は小学校が354(18年度比4増)、中学校は150(同1増)。教職員の総数も小学校530人(同3人増)、中学校291人(同1人増)と増える。うち再任用(希望すれば65歳まで可能)は52人で、今年度より22人も増える。
宇部、山陽小野田両市内の県立高校は、4校で校長が交代する。宇部中央には河村志郎・萩校長、宇部には西村和彦・教育庁教職員課長、宇部商には伊藤定好・教育庁高校教育課教育調整監、厚狭には村山晋一・教育庁教職員課教育調整監が就く。