「そんな馬鹿なことするわけない」
――事件について当局側にもみ消しを依頼したのか。
「天地神明に誓って、そんな馬鹿なことするわけない。兵庫県警の加藤(晃久本部長)は知っているけれど、連絡していません」
――セコム側が逮捕日程を把握していたのはなぜか。
「知りません。兵庫のなんとかっていう県警のOBが今回の案件に入っていたのは知っていますが、セコムの立場で(事件を)なんとかしようとかそんなことは考えられない。県警からOBに『これを捕まえます』と直前に言うことはあるかもしれないけど、今回は知らない。会社の人間を捕まえるときに、その会社に連絡するのはありえるでしょ。でも、それ以上の動きをやっても何の得にもならないですよ」
――逮捕はいつ知ったのか。
「産経の大阪版が『抜く』らしいと会社の法務部から聞きました。でも、『しょうがないよ』と伝えた。私が噛むなんてありえないよ」
セコムの広報は「逮捕後に警察からの連絡で知り、1日午前時点では把握していなかった」と回答。
いずれにせよ今回の事件で「セコムしてますか」の意味が大きく変わったことは事実である。
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