早大が9年ぶりに帝京大を撃破し、5戦全勝とした。帝京大は4勝1敗。29-32で迎えた後半のラストプレーで、主将を務めるSH斎藤がアクロバティックに密集を飛び越えて逆転トライを奪った。早大が帝京大に公式戦で勝つのは2010年の対抗戦以来。斎藤はW杯日本大会で史上初の1次リーグ突破を果たして8強入りした日本代表で候補に名を連ねたこともあった将来の正SH候補。4年後のW杯でも期待される早大の主将は「まずは大学で日本一」と目標を掲げた。
2日に閉幕を迎えたW杯日本大会決勝後、初めての週末。この日の秩父宮ラグビー場には、第1試合の明大―慶大に1万7526人、続く早大―帝京大には2万94人が詰めかけた。この2試合は昨年も同会場で11月4日に開催され、観衆は第1試合の明大―慶大が1万5157人、続く早大―帝京大は1万9810人だった。