やはり、エンゼルスは2人の先発投手の獲得に向かう。ビリー・エプラーGM(44)は、アリゾナ州スコッツデールで11日に始まったGM会議に出席。今オフの補強について「先発投手が2人欲しい。既に多くの人間と話をした。自分に言えるのは、非常に大きな網を広げているということだ」と語り、「うちは果敢に攻めようと思えば、そうできる力がある」と力強く語った。米スポーツサイトのジ・アスレチックが報じた。
現時点で有力候補として挙がっているのは、サイ・ヤング賞の最有力候補、ゲリット・コール(アストロズからFA)と、ザック・ウィーラー(メッツからFA)の29歳右腕コンビだ。
大リーグ公式サイトは「エンゼルスがコール獲得に向かう理由はいくつもある。チームはエースを渇望し、さらにコールは(地元)オレンジカウンティーの出身だ。しかも、モレノ・オーナーは財布のひもを緩めている」と報じた。
同サイトによれば、ウィーラーについてもエンゼルスがパドレス、ホワイトソックスとともに食指を動かしていると伝えられ、古巣メッツも積極的に慰留するとされる。昨季は防御率3・31。今季も31試合で11勝8敗、防御率3・96と安定した数字を残した。
エンゼルスの先発陣で決まっているのは、ローテ5人のうち大谷翔平(25)とヒーニー、キャニングの3人のみ。同サイトは「たぶん、最もウィーラーを必要としているのはエンゼルスだろう。現時点のメジャー40人枠で、昨季100イニングをこなした投手は一人もいない」と指摘した。