今季のぜいたく税が発生する上限の年俸総額2億600万ドル(約224億5400万円)を超えたのは、レッドソックス、カブス、ヤンキースの3球団だった。11日の米ニュースサイト、MLBトレードルーモアズが報じた。同上限額は、大リーグの現行労使協定で定められている。
2020年は同上限額が2億800万ドル(約226億7200万円)に設定されているが、既に3球団ともぜいたく税の回避を目指す“緊縮財政”に移行する方針だと伝えられる。ちなみに、昨季はRソックスとナショナルズの2球団が上限をオーバーした。
同サイトによれば、2年連続で“アウト”だったRソックスは約1200万ドル(約13億800万円)のぜいたく税を、カブスは約850万ドル(約9億2700万円)、ヤンキースは約650万ドル(約7億900万円)の支払いを命じられる見込みだ。
日本のプロ野球に目を移せば、あくまでも推定金額だが、今季の年俸総額トップはソフトバンクの約56億円、2位は巨人の約52億円とされる。MLBトレードルーモアズによる大リーグの今季同トップは、Rソックスの約2億4000万ドル(約261億6000万円)弱で、ソフトバンクの約4・7倍に相当する計算だ。