ハリウッドザコシショウ はち切れんばかりのお腹を揺らして駅へ

10月上旬の昼下がり、Tシャツに短パンというおしゃれないでたちにミスマッチなテンガロンハットをかぶって汐留を闊歩しているコミカルな姿の人物が。Tシャツがはちきれんばかりにパツンパツンに膨らんでいるその人物は、お笑い芸人のハリウッドザコシショウだ。
「ザコシショウといえば、’16年のR-1グランプリで優勝。最近では、バラエティー番組で“誇張しすぎたものまね”を連続で披露する姿がおなじみです。誇張しすぎて、逆に誰だかわからないこともあります。裸に黒いパンツとテンガロンハットという風貌と、瞬発力のある芸風から、お子さんたちからは特に人気です。年末のショーレースやお笑い特番にも多数出演することでしょう」(番組製作スタッフ)
この日も収録を終えた帰りなのだろうか、マネージャーらしき男性と談笑しながら新橋駅の方向へと歩いていく。人通りの多い交差点に差し掛かっても、特に彼は周囲を気にする様子もない。「でさぁ~ね~」などとしゃべっているのだろうか、談笑しながら新橋駅へと消えていった――。
「R-1グランプリで優勝したほかの人を見てもわかるように、瞬発力のあるギャグを武器にしている人や、子どもにウケる人は一発屋になりがちです。ザコシショウも一度は人気が下尾になりましたが、再び人気に火が付き始めました。というのも、彼は地味にネタの改善を重ねているんですよ。また、芸風がSNS時代にうまくマッチしたともいえるでしょう。短いけどカロリーが高めなギャグがハマって、うまくバズっているんです」(芸能プロ関係者)
11月6日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、連覇を狙って「替え歌最強トーナメント」に臨んだザコシショウだが、惜しくも準優勝に。だが、時代は彼に追いついてきているのかもしれない…。

撮影:原一平