VMware、KubernetesをvSphereに統合した「Project Pacific」のベータ提供開始。まず特定の顧客向けに

2019年11月12日

VMwareは、KubernetesをvSphereに統合した「Project Pacific」を、特定の顧客向けにベータ版として提供開始したことを明らかにしました

Project Pacificは、8月にサンフランシスコで行われたVMworld 2019 USで発表されたばかり。

vSphereにKubernetesを統合することにより、vSphere上で直接KuberenetesクラスタやPodsを実行し、仮想マシンと一体として運用管理できるようになります。

fig2

またvSphereに統合されたKubernetesの機能はそのまますべて使えるため、Kubernetes対応のパッケージングツールやデプロイツールなどの周辺ツールは従来通りそのまま利用可能。

さらにvSphereには仮想ストレージ機能のvSAN、仮想ネットワーク機能のNSXも統合されており、これらも利用可能。

vSphereは代表的な仮想化基盤として知られていますが、Project Pacificはこれを、コンテナを活用したモダンなアプリケーションをそのまま実行、運用できるモダンなアプリケーションの実行基盤へと進化させていくものといえます。

follow us in feedly




カテゴリ

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

人気記事ランキング

  1. マイクロソフトが方針転換。Windows 7の2023年までの延長サポート/「Windows Virtual Desktop」正式サービスに/VSCodeがPython対応強化ほか、2019年10月の人気記事
  2. マイクロソフトが方針転換。Windows 7の2023年までの延長サポート、あらゆる企業が購入可能に
  3. 「IntelliCode」がさらに進化し、行全体を候補として提案。まるでAIとペアプロしているように
  4. オープンソースの開発者を経済的に支援できる「GitHub Sponsors」、日本を含む30カ国で正式サービスに
  5. [速報]マイクロソフト、RPA機能を搭載した「Power Automate」発表。ユーザーの操作を記録、再現実行で自動化。Ignite 2019
  6. Fastly、WebAssemblyランタイムのサーバレス「Compute@Edge」ベータ公開
  7. 「Visual Studio Online」がパブリックプレビュー公開開始。Webブラウザで動作するVSCodeベースの開発環境。拡張機能などにも対応。Ignite 2019
  8. [速報]マイクロソフト、「Azure Arc」発表。マルチクラウド基盤としてAWSやオンプレミスへもAzure DBをデプロイ可能、サーバやクラスタも統合管理。Ignite 2019
  9. Google App Engineが「Java 11」サポート開始。Spring Boot、Micronaut、Quarkus、Ktorなどのフレームワークも利用可能
  10. [速報]マイクロソフト、「Azure Synapse」発表。BigQuery対抗の大規模並列データ処理サービス。Ignite 2019

最新記事10本