マイナンバーカードの内蔵ICチップに搭載した公的個人認証(JPKI)の電子証明書を更新できないトラブルが多数の自治体で発生していることが2019年11月11日、日経 xTECHの取材で分かった。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)は「自治体から十数件の問い合わせがあり調査中」としている。
マイナンバーカードの電子証明書は発行日から5回目の誕生日までが有効期限。有効期限の2~3カ月前にJ-LISから有効期限通知書が利用者に送付される。マイナンバー制度の開始以来、今日から初めて更新手続きが可能になったという。
しかし多数の自治体窓口のシステムで電子証明書の更新や発行の手続きに進めないトラブルが発生しているようだ。ある自治体の担当者は「J-LISのヘルプデスクに問い合わせが殺到しているようだが、詳細は分からない状態だ」と話している。