月刊「創」ブログ
田代まさしさん逮捕をめぐって問い合わせが来ていますが...
田代まさしさんが再び薬物所持容疑で逮捕され、「創」編集部にもテレビ局などから問い合わせが来ています。確かに2004年の逮捕事件の時から田代さんは「創」に連載もしていたし、前刑と前々刑の時は相当サポートも行いました。ただ田代さんが薬物治療機関「ダルク」のスタッフとして活動するようになって、そこに任せるのがよいと、この何年かはあまり交流もなくなっていました。ダルクの集会などで田代さんが司会をしたりするのを見守ってきました。
それだけに今回の逮捕は衝撃だし、ダルクの活動の一環として法務省のイベントなどにも田代さんは登壇していたので、関係者は大変だと思います。薬物依存の深刻さについては、最近の岡崎聡子さんの事例も含めて「創」はかなり関わってきました。今回の田代さんの逮捕については、まだ細かい事実関係が明らかになっていないのであまり語ることもありません。ただ、過去の経緯についての問い合わせもあるので、できれば田代さんの著書『審判』を読んでいただければと思います。薬物依存についての思いなど、既にこの本で田代さん自身が語っています。今回の事件の全貌は明らかになっていませんが、ぜひこれを機に薬物依存の恐ろしさについては多くの人に知って考えていただければと思います。
カテゴリ
TOP日野不倫殺人事件の24年目の現実
1993年12月、日野市のアパートが放火され、子ども2人が焼死した。逮捕された北村有紀恵さんは無期懲役の判決を受け、服役中だ。その彼女の置かれた現実を通して贖罪について考える。
200円(税込)
2019年12月号 「表現の不自由展」再開
【特集】「表現の不自由展」再開
◆「あいちトリエンナーレ」が残した課題とは
「表現の不自由展・その後」が再開した日、現場を訪れた......篠田博之
◆実行委員の立場から一連の事態を検証
「表現の不自由展・その後」当事者が語る裏事情と美的根拠......アライ=ヒロユキ
◆『遠近を抱えて』と天皇タブー
美術作家が直面した戦後初めての事態......大浦信行
岡﨑聡子薬物依存との闘い
◆今回の取り組みが人生の転機になるのか
岡﨑聡子、薬物事件裁判報告......篠田博之
◆〈獄中手記〉「あなたのせいで全てを失った」母がつぶやいた
人生には転機がある―そう思った......岡﨑聡子
◇一緒に走ってきた親友からのメッセージ
さよなら、マコちゃん。天才・和田誠へのレクイエム......矢崎泰久
◇10月17日、脅迫容疑で逮捕され、24日に不起訴に
三田佳子さんの次男・高橋祐也君逮捕事件の顛末......篠田博之
◇相模原障害者殺傷事件 まもなく裁判
植松聖被告が面会室で語ったこと......篠田博之
◇第15回死刑囚表現展を終えて
処刑直前に送られてきた応募作品を読む......太田昌国
◇犠牲者の「実名」は必要なのか(3)
京アニ報道をめぐる京都府警の反論......浅野健一