こんばんは!党首Miuですお願い
今日は、作家になるための3か条を説明します。
 
多分、普通は
「人柄がよい」「気が利く」「人の為になる本を書ける」
「喜んでもらえるものを書ける」「編集さんに頭を下げられる」
「営業がうまい」
 
みたいなことを言われやすいと思いますが
それは全く違います。
人より抜きんでた作品を書かないと編集が本を出しませんから
協調みたいなこと言っててはスタートからつまづきます。
 
昨今、コンテストに応募して、作家への道!というのが王道に見えますよね。
賞を取ってからデビューも多いです。
実際、浅田次郎先生もおっしゃってましたが
賞だけで200くらいあって、その優勝者がすぐに作家となるなら
毎年プロ作家が200人辞めなくちゃいけなくなる
そうなのです。
それでも人気の作家さんは、毎年書き続けますよね
つまり、賞作家も、その賞を取った作品で、毎年出版されているかというとそうじゃないのです。
 
賞を取らないとプロ作家になれないか?
というと全く違います。
Miuが昔勉強に所属していたシナリオセンターでは、商業出版で発行し
出版社の出版契約書と支払い印税や原稿料を見せれば
「ライターズバンク」に登録となり、作家となります。
 
つまり、ここでは商業出版にさえ出せれていれば、作家となるわけです。
自称作家という人もいますが、それは自費出版の場合です。
自費出版は、このセンターでは作家とみなしませんでした。
 
作家というのは、世に認められる、要は出版社に認められて出した人にしか
その称号がつかない、と一般的にいいます。

 

このボールすごいでしょう?

天井に収納できるのです

ギューッと押すと、ゴムの特性で、引力重力関係なく、

ここにピタッと張り付くのです。

 

これを書いたとき、

 

なーんだ、そんなこと知ってるよ

 

と思う人は半々だと思います。

前にこのアイデア見たことあるよーとかね。

それで、このテーマで書け!と言われると、同じような内容を書いてきます。

こんな収納があったんだ!初めての!とかね。

だけど、初でもないのに、それを見た読者は「またかよ」としか見ないので、売れるわけないです。

 

作家になるセンスというか、出版社に気に入られるような文章を書けるかどうかというのは

「常に新しい切り口を考える人」

だと言えますね!

 

Miuはこのアイデアを知っていたので、「教えます!」ではなく

「実践してみた!」

と書きました

すると、かなりのPV数が伸び、約1万3千人が読みました。

元々あるアイデアを、試してみる、という書き方にすると再度売れるわけです。

 

これを二番煎じのような書き方にしないセンスが

「機転が利いて、とんちが効く人」

とも言えます。

シナリオセンターにいた時に、かなり先輩ですが
やっと本に原稿を出せた人がいました。
ある編集サークルに所属したおかげです。
 
その人は顔つきも言い方もきつく、先輩だからと威張った雰囲気でした。
誰しもの作品を、批判的に感想を言うので
その人に良いように言ってもらえるよう、みんなが努力していました。
その人は文集のような本の1記事を書いただけで商業出版に出した作家だから
という自慢のし方でしたよ。
 
ところが、生意気な新入生Miuは
この人の批判のセンスが悪いことに気づきました。
本質を見ないのです。
 
不倫愛を書いた歴史ものをMiuが書いた時です。
歴史がわからない人にもわかるような、殺し屋の話でした。
 
そのタイトルが、虹色パンプキンでした。
 
その人の批判的感想が
「虹色」というだけで、ファンタジーに聞こえるから、ドラマに向かない。
漫画の原作ならいいと思う、イチジョウさんのはどの作品も
ありえないような話ばかりで、漫画だ。実にくだらない」
 
と言われましたよ。
脚本は創作が基本なので、ありえない話のほうが夢があって面白いのに
 
彼女らはガチガチの、笑る世間は鬼ばかり派でもあり
漫画をバカにしていたようでした。
 
でも、今の出版界、小説はそこそこ 100万部なんてまれですが
漫画だと800万部などザラにあります。
そうなると、漫画が描ける作家のほうが、出版社としても得難い人材なのです。
 
さらに、タイトルだけで漫画だと言い放ったレベルが
本質からもずれてました。内容と関係ないし、内容は悪くないならそれでいいのでは?と
普通は思いますね。
 
この人が、のちにあるサークルを紹介してくれ、今のMiuの人脈につながっていきます。
嫌な先輩だなと思ったし、その人も
Miuがその厳しいサークルの環境で、痛めつけられろ!と思っていたのは間違いないですが
Miuの特性を見たサークルの主催が
漫画のムック本に参加しないかと言ってきましたウインク
 
そのころには、その先輩は文章を諦めて、やめていました。
3か条のもう一つは
「自分の特性を見極めてくれる人に出会うこと」
です。
相手の価値観で自分を囚われてしまう人間がほとんどです。
特に日本のムラ社会ではそれが往々にありますね。
 
Miuはこの先輩の批判で「漫画でも行け」から
本当に漫画の原作者になりました。しかも2本同時に、韓国でも出され
大成功をおさめました。
ある意味、特性を言ってくれてたので、結果的には感謝です。
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もったいないのは、
せっかく勉強したくて入った学校で
先生でもない生徒、先輩から
「こうした方が良い」
という意見で、小さくなってしまうことです。
本質を見極める力は、そこで人を見る力になります。
 
決して自分をほめてくれる人ばかりを寄せるのでなく
自分の書き方で本質を言ってくれる人の意見は大切にします。
それは
この文章だと、わかりにくいなあ、と指摘箇所を言ってくれる人
それが、この作品の本質です。
だって、本は人に伝えるためにあるのだから、
伝わりにくい文章は、いい傾向ではありません。
 
ただ、小説になると、はっきり言わずにぼんやりとさせることで
読者の心に何かテーマを感じさせる、文章力も必要になります。
 
Miuは性格上ストレートですし、脚本のように状態を描写するほうが好きです。
でも、これからは
なにか含んでいるような文章を書けるように、日々努力していこう!と思ってます。
 
作家への3か条は
決して、誰かに自分が愛されるために頭を下げることじゃないです。
自分にしか書けないことを書く、文章で勝負できる人です。
性格悪い、メンヘラ作家はたーくさんいますよ。
だけど本はバカ売れします。
それは、その作家が
決して自分のスタイルを誰かの意見では変えなかったからです。
編集部は、新しい力を待っています。
誰かに合わせたような文章はいらないです。そういう世界だとつくづく思いますお願い
 
でも、TPOに合わせた機転がないと使ってもらえませんからね。
機転がいいだけでMiuも別に性格が良いわけじゃありませんデレデレ
だけど編集だって、恋人探してるわけじゃないから
Miuみたいな人間に、人柄の良さは期待していないみたいですうーん
「Miuはそのまま、オリジナルを書き続けろ、アンテナを張って、常に活動的であれ」
が、編集さんに言われたすべてです。ウインク
 
次は、一流、二流、三流の作家の話をしますねニヤリ