今年も残り2か月を切り、年末年始の計画を立てている人も多いはず。今年は12月28日~1月5日の9連休という会社が多く、これは過去5年で最も長い休みだ。

海外旅行…行先に悩む人も多いはずだ
そのため、海外旅行を考えているという人も多いと思うが、悩むのが行先選び。パッと決められる人はいいが、悩んでいるまま決められずに結局寝正月になってしまうのは避けたいところだ。
イチオシは自社ラウンジ完備のハワイ
そこで
大手旅行会社H.I.S.の社員で、自身も旅行好きという寺沢修一さん(仮名・30代)に、個人的に申し込みたい自社ツアーやパッケージプランを教えてもらった。
「定番ですが1番はやっぱりハワイ。ウチに限らず、各旅行会社の主力商品になっているので価格競争が激しく、どのプランも値段の割にお得になっています。しかも、H.I.S.はワイキキにツアー参加者が利用できる専用ラウンジが3か所あり、食事や飲み物も提供されます。まあ、JTBさんも似たようなラウンジをワイキキに用意していますが、一部の旅行会社しか持っていないため、その点だけでも他社よりもオススメです(笑)」
次に挙げるのは、意外にも極東ロシアのウラジオストクだ。

ウラジオストク市内(筆者撮影、以下同じ)

ウラジオストク市内
「成田から直行便が飛んでいて、2時間半で行けるのが魅力。日本の近くとは思えないほど街の雰囲気はヨーロッパそのもので、予算も時間もないという人には最適です。しかも、ウラジオストクから空路で入国する場合に限り、オンライン申請で電子ビザが取得可能。アメリカのESTAのような感覚でネット上で手続きできるので簡単です。ちなみに2020年にはJALとANAも成田からの定期便の就航が予定されています」
そして、3つ目は海外ではなく国内だが、長崎県にあるハウステンボスに行くプランも自腹でも行きたい旅行商品のひとつとか。
「ご存知の方も多いと思いますが、このテーマパークは弊社の傘下です。また、都内はじめ、現在全国18か所にあるウチのグループが展開するロボットホテル『変なホテル』の1号店がハウステンボスにあります。敷地内にある西欧風のホテルもいいですが、ここに泊まるプランが個人的には推しです。弊社グループの宿やテーマパークなので同レベルの内容なら他社で申し込むよりも割安感があります。クリスマスや年末年始にはイベントも目白押しですし、国内に居ながらにしてヨーロッパの雰囲気が堪能することができます」
デモ激化の香港も中止すればキャンセル料がかかる
では、反対に自社の旅行商品でも行きたくない場所はどこだろうか?

香港国際空港

香港・九龍
「香港です。理由は言うまでもありませんが、デモで観光を楽しむ雰囲気じゃないからです。デモは毎日起きているわけじゃないし、開催日でもデモ会場やその周辺を避ければそこまで影響はないようですが、空港占拠で欠航続出も実際に起きていますし、この先どうなるのか正直読めません。
それにキャンセル手数料が発生した際、最大10万円まで補償してくる『HISキャンセルサポート』という保険に1000円で加入できるのですが、《
デモは暴動等一定の要件に該当する場合には支払対象》となっていても香港の場合、現時点では支払い対象外。それを考えれば、私なら絶対に行きません。ただ、店舗窓口ではお客様に口が裂けても言えませんけど(苦笑)」