永久凍結(完全に凍結≒削除)されたときは対処方法はない。

検索でこのページにたどり着いた方へは申し訳ないが、それが現実だ。

異議申し立てをしたとしても、盗作の捏造やAIの盲点を突いたような、嫌がらせ的な通報などが原因でなければ、まずアカウントは戻らない。
厳密に言えば他にも方法はあると言えるが、時間やお金がかかり確実でもないため現実的とは言えない。

アプリを起動したときやログインしたときに「電話番号入力を求められる」「規約に引っかかるツイートの削除を求められる」場合は、完全凍結ではない準凍結となるため、それらの指示に従えば、凍結は即時、ないし間もなく解除される。

しかし、これも繰り返すと永久凍結となる。
許容される回数は不明。2回以上の警告が出てアカウントが健在という人もいれば、1回だけ出てその後に永久凍結という人もいる。ちなみに私は後者の経験者。

凍結されるとやりたくなるのが新しいアカウントの作成。
スマートフォンの公式アプリでTwitterをやっている人が大多数だと思うが、新規アカウントの作成は待って欲しい。
改めて作成したとしても作成直後に凍結されてしまうためだ。

しかし対処方法はある。

私も一度永久凍結を食らった身でもあるため、せっかくなのでここでアカウントの再作成の方法について、私の体験を交えながら説明していく。

まずは再作成しても即凍結される原因について。

明確な原因について検証も調査もしていないため、ここでは推測になるが…

凍結したアカウントにログインしていたスマートフォン(以降、凍結した端末)の固有情報をサーバで掴んでおり、同じ端末で再作成したとしても、そこで引っ掛かって即凍結されてしまうようだ。

試しにやってみるとわかるが、凍結した端末のアプリでアカウントを新規に再作成すると、作成完了と共に「プロフィールを表示できません」「このアカウントは凍結されています」となる。

この対策として私は以下の方法を試した。
すると作成直後の凍結は免れたものの、凍結した端末でログインすると、ログイン直後に凍結されてしまった。

(1)ブラウザのキャッシュ(履歴)を削除してのアカウント作成

(2)凍結したアカウントへログインしていない別の端末での作成

(1)、(2)のどちらの方法でもアカウントの作成まではできる。
だが、先述の通り凍結したアカウントへログインしていた端末(のアプリ)でログインしたところ、直後に凍結されてしまった。

ここで凍結した端末の固有情報(ひょっとするとアプリが持つのかも?)を、Twitterのサーバが確認している可能性が非常に高いこととなる。

アカウントを作成できても、いつものスマートフォンでログインしたいあなた。

まだ逃げ道はある。
もう少しお付き合いいただきたい。

【Parallel Space+】

というアプリをご存知だろうか。
ご存知の方はそれを使いTwitterにログインしていただきたい。
問題なくログインできたことだろう。再作成も上手くいくはずだ。

アプリをご存知ない方へ。

LINEやkakaoなど、一つの端末につき一つのアカウントしかログインできないアプリを、無理矢理ログインしてしまうようにできるアプリが、このParallel Space+だ。
技術的な詳細は後述。

iPhone、Androidともに公式としてあるはずなので、これをインストールしていただきたい。

使い方は説明が必要なほど難しいものではない。

Parallel Space+をインストールし、そのアプリ上で利用したいアプリを登録するだけ。
この登録時にTwitterの公式アプリを指定し、そこからログインする。

一度、Parallel Space+を起動するという手間を挟むことになるが、スマートフォンでの利用が不可となるよりは遥かにマシなはずだ。手に馴染んだ公式アプリを使えるのだから。

公式アプリ以外での再作成、ログインならば問題ないのかもしれない。私はここで挙げた方法以外での検証はしていない。

【結論】

■凍結した端末でTwitterを再開するなら、Parallel Space+を利用する。

◇可能性のある方法◇

(1)スマートフォンを工場出荷時に戻す。
(2)公式アプリを再インストールする。
(3)公式以外のアプリを利用する。

  ※上から順に成功する可能性は低いと予想。


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ここからは技術的なお話、かつ、憶測によるものなので余談。

Parallel Spaceでやっていることは仮想化というよりは、OSの環境(Windowsでいうところのレジストリ)を制御しているのだろうと考えている。
つまりParallel Space+上でTwitterのアプリを起動することで「別の端末の情報」をTwitterサーバに送るのであろう。

実は昔、私もWindows上でこれに近いことを考え、フリーウェアとして作成しようとしたことがある。

もう10年以上前のことなので詳細は忘れたが、ちょうどその頃、vistaだの7だのと「UAC」なる機能が現れ、それに引っ掛かって挫折したと記憶する。
今にして思えばUACを無効化すれば良いだけだったのかもしれないが、製作過程のコードもないため確認することはできない。

わかる人からすれば「は?」というところなのだろうが、軽い気持ちで作り始めた分、代替案(仮想化)を見つけたときのやる気の減少が激しかったことも言い訳として付け加えておきたい。

何を目的にそんなものを作り始めたのか。

時効だろうから書くが、目的は「体験版の長期利用のため」である。

違法コピーやクラックして正規品として動作させようということではなく、体験版の試用期限が切れたあとに出る警告(気に入ってくれた?それならここに入金してね!)がうるさいため、それを抑えようと考えたのだ。

特定のソフトウェアのレジストリの書き込み先を、ソフトウェアで指定した先に渡すのではなく、私の作ろうとしたソフトウェアでぶん取ってやろとしたわけ。

そうすればアンインストール後もレジストリに余計な情報が残らないため、再インストールしたとしても例の警告文は出なくなる。
違法ではないが、ソフトウェア作者からすれば迷惑極まりないソフトウェアであろう。

結果として、仮想サーバを立て再インストールごとにOSを立て直すという方式を取った…と記憶している。
仕事上の検証を自宅で行うためとはいえ、制作者の意図せぬ形での運用には少々心が痛かった記憶もある。