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【高校野球】

帝京サヨナラ勝ち 前田マジックさえ10年ぶりのセンバツへ前進

2019年11月9日 20時35分

サヨナラ打の尾瀬雄大外野手(右から2人目)を迎える帝京ナイン

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 ◇9日 秋季高校野球東京大会準決勝 帝京3xー2創価(神宮球場)

 帝京が8年ぶりの決勝に進み、10年ぶりセンバツへ前進した。春夏合わせて9年ぶり甲子園を目指す前田三夫監督(70)の助言を受けた尾瀬雄大外野手(1年)が9回に決勝中前打を放った。国士舘は5―0で城東に快勝し2年連続センバツに向け決勝に進出した。

 甲子園51勝の名将のアドバイスが決勝進出を呼び込んだ。帝京は9回2死一、二塁で、ここまでノーヒットのルーキー尾瀬がサヨナラ打だ。

 「勝負強い男なので期待はあった。また引っ張りそうだったので逆方向を意識しろと伝えた」(前田監督)

 伝令を受けた尾瀬はカウント3―1から高めの直球を中前に決勝打。「逆方向への意識がセンター前につながった。あの言葉がなかったら(それまで凡打した打席のように)セカンドゴロかファーストゴロになっていたと思います」と中学時代を含め3度目のサヨナラ打を喜んだ。

 2点を追う中盤にも前田監督が「大振りするな、コンパクトに打て」と指示した直後にソロ2本が飛び出した。2011年夏以来甲子園から遠ざかる帝京。前田マジックがさえ、来春センバツの当確まであと1勝とした。

 

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