日本が逆転勝ちで2大会連続の決勝進出を決めた。初Vを懸け、10日に8連覇中の中国と対戦する。
シングルスの伊藤美誠(19)=スターツ=が2勝を挙げて試合を決めた。石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)組が第1試合のダブルスを落として迎えた第2試合。崔孝珠(チェ・ヒョジュ)の左腕から繰り出す強烈なフォアドライブに苦しみ、この試合はフルゲームに持ち込まれてしまう。
「最初のゲームを落としてしまったけれど、自分のプレーをすれば大丈夫という自信があった」(伊藤)
最後は5―5から強打をカウンターで返すなど持ち味の高速卓球に持ち込み、4連続得点。チームの対戦成績をタイに戻した。続く平野がシングルスで勝ち、第4試合のシングルスで再び伊藤が登場。韓国では天才少女と名高い15歳の新鋭・申裕斌(シン・ユビン)との勝負も、第1ゲームを先取されてから3ゲームを連取した。
東京五輪での金メダル獲得に向け、中国はぜひとも勝ちたい相手。「大事な一戦。勝たないといけない存在になってきている」。今大会無敗のエースが率いる日本女子が、鉄壁の中国に挑む。