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日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う

『 雪女 』 男が約束を守る大切さを説く ~ ドラマ『日本の面影』より④

(2011.4.20)   (戻る)
昨日の『幽霊滝の伝説』のように、本人ではなく子供に対してなど、最も手痛いところにその罪の報いが返ってくる。これは本来、保守精神の基本中の基本ともいえる発想法です。ドイツの『ハーメルンの笛吹き男』のような子供たちが連れ去られてしまう話も、根幹にあるイデオロギーは同じ。しかし今や、左翼的な個人中心志向が基本とされてしまってる中、そういった思考法、もはや消滅しつつあります。

天罰が、罪を犯した本人ではなく、罪のない人々や子供たちにもたらされるということ。これこそ最も手痛い仕打ちであるわけです。
本来、先祖があって、今の私たちがあって、子孫がある。だから、まっとうな保守派なら先祖を敬えと言うし、今いる人だけでなく過去から未来まで全体で見るんです。
しかし唯物的、拝金主義的な貧脳 左翼には、個人や今しかない。だから左翼マスコミは、石原知事の「地震は天罰だ」発言に対して、「亡くなった人々に何の罪があるのか!?」といった愚かな戯言で噛みつく。
しかし左翼マスコミの噛みつきに対し、石原氏が本当にわかっていたなら、私と同じく「天罰とは罪のない人を奪っていくような、最も手痛いやり方で施されるものだ」といった話をすれば、奴ら左翼の戯言など簡単に論破できるものを、そこまで言い切れず、左翼マスコミの噛みつきに、「そりゃそうだな」という感じで易々と発言を撤回した石原氏自身も、このことがわかっておらず左翼脳に陥っている可能性がなきにしもあらずです。こういう発想が出来ていた方、現代の日本にいったいどれだけいるでしょうね。

「他は何やってもいいけど、この約束だけは守って」と男に言う、日本の昔話の女たち

日本の昔話には、小さな約束でも男がそれを守ることの大切さを説く話がとても多いです。(右は偕成社 『小泉八雲怪談集』。詳しくは写真クリック)
この『雪女』はその代表例ですが、他にも『鶴の恩返し』『うぐいすの里(うぐいすひめ、うぐいすのよめさま)』など、「見てはいけません」、「人に話してはいけません」といった、女との小さな口約束にすぎないものでも、それを男が破ってしまったことで、男がすべてを失ってしまうような話。きっとこれは、男は家族に対する小さな約束でも守るべしという、昔の価値観の表れだと思うし、きっとそういう小さなところから、もっと大きな主君との忠義の問題などにもつながっていくのだと、見なしていた傾向があったからではないかと、個人的に考えています。
美しく器量もいい妻を得られた男でも、ちょっとした不実から、すべてを失いかねないということを、きっと先人たちは訴えたかったのでしょう。
ドラマの中でもハーンが言っていた、日本人が持っていた子供のような信仰心、先人たちは如何に崇高な精神を持っていたことか。現代ではそういうのを大切にしようとか言うと、キチガイ扱いなのでしょうか・・・

数多い日本の昔話でも、『雪女』は私の最も好きなお話。怖くもあり、とっても幻想的、美しくも悲しい物語です。美しい情景、人の怨念と人情の対比、家族観など、どれをとってもこの物語の持つ世界観は絶品で、世界にも類がないものと思います。
これほど美しくも儚い昔話が存在していた日本、外国人からすれば本当に奇跡の国なのでしょう。

子供の頃、この話を聞いて、「ボクだったら雪女を見た時の話なんか絶対しなかったのに・・・そうすれば、いつまでも一緒に暮せたのに」と、子供ながらに思った男性はきっと多いのではないでしょうか? 鶴の恩返しの話でも、「ボクだったら覗いたりしなかったのにな・・・」、女の側にはわかりにくい、そういうイマジネーションが、小さな男の子には絶対必要なんです。

「ボクなら言わない」、『雪女』の絵本を読んであげた時、うちの子は素直にそう言ってました ^▽^)
こういう純朴な発想、大人になってからではもうダメなんですよね。
ちなみにうちにある絵本は、チャイルド本社の「ゆきおんな」(右写真クリック)。

そして、この“雪女”と今の“フェミ女”たちとの決定的な違い。今のフェミ女なら、自らが男から逃げ去るのはもちろん、子供も何もかも男から奪いさっていくのが当然のようにされてる風潮がありますが、雪女は子供への愛情、未練を残しながらも、子供だけは男に残していきます。男の父親の命を奪うような氷の心の雪女ですが、その心には暖かなものも宿っていることが伺えます。雪女は、男に裏切られても、子への母性と男への愛情だけは忘れませんでした。

もしも雪女が、男から子供たちまで奪って消え去っていったなら、どう思いますか? それに親の勝手な都合で父親から引き離された子供たち、どう思うでしょうね。
男にとっては、子供まで奪われてしまうくらいなら、雪女との最初の約束通り、まだ殺された方がいいように思いませんか?
現代では、何かあるとすぐに、女が男から子供も何もかも奪って逃げていくのがさも正しく、当たり前に許されるかのようなってしまってますよね。たとえ男が浮気をしたのだとしても、女がそこまでやるのはひどすぎることだと思いませんか? 社会や法律では一見、それが許されてるように見える。でも本当はそんなこと、神様が許すと思いますか?
心当たりある方、現代では女が当たり前に男に対してやってるようなことが、本当は如何にひどいことであるか、よーく考えてください。ましてやそれが自分の息子の身に起こってしまったら・・・
こんなことが平然と行われている現代は、狂っているんです。   (続く)

『 雪 女 』  ドラマ 『日本の面影』(1984)より
出演:ジョージ・チャキリス、壇ふみ、他

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(2013.12.16)
今もこのまま公開されてるのかはわかりませんが、前にご紹介した青梅の赤塚不二夫会館に隣接する昭和レトロ商品博物館の二階にあった、雪女の部屋。
雪女伝説は、意外にも北陸や東北ではなく、何とこの青梅にあったということが既に実証されてるそうですよ。
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(続き)◆『 耳なし芳一 』 安徳天皇の短い生涯にむせび泣く平家の亡霊 ~ ドラマ『日本の面影』より⑤(終)

(戻る)◆『幽霊滝の伝説』バチ当たり女の話 ~ ドラマ『日本の面影』より③

(始めから)◆ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の愛した日本 ~ ドラマ『日本の面影』より①

◆男の子がいるなら五月人形と鯉のぼりを飾ろう!~日本の伝統文化を形にして意思表示を

◆昔は “所帯をもって一人前” が当たり前の価値観だった

◆フェミは左翼、でも 「面会保障を!」、なんて言ってるのも左翼なんですよ!

◆結婚に魅力がなくなってリスクになった ~ 本来、結婚や花嫁ってのはね

◆日本の童謡の世界は比類ない最高のもの ~ それと子供には神話絵本も!

◆そもそも、生きるとは辛いもの ~ ピープル・ハブ・ザ・パワー

◆世界が憧れた日本の家族の絆 ~ 小津安二郎映画に見る世界

◆心の拠り所と守るべき人を持たなくなった日本人 ~ 親も兄弟姉妹も、友達も学校もみんな嫌い

◆往年の日本映画を子供が見はじめました! ~ 『山椒大夫』 『隠し砦の三悪人』
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奴隷だって飼い主次第、奴隷自身の心の持ちようで幸せにも不幸にもなる
~ 対して欲に際限ない現代人は不幸にしかなれない

(2015.6.3)
『お金は奴隷の新しい形です。それは人格を持たないことから特別扱いされてきました。主人と奴隷の間に人間的関係などないのです。』 トルストイ

『自分は自由だと誤って信じている者は、奴隷以下である。』 ゲーテ

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(2012.3.22)   (始めから)
いつもご来訪ありがとうございます。アラビアンナイトの幸せな奴隷ネタの続編として、今日は前々から構想にあった男の奴隷絡みネタ。
奴隷問題は短絡的なアホが騒いで物議を醸しそうなので、ずっと前からこのネタは頭にあったけど躊躇気味、でもとりあえず本日アップしちゃいます。

奴隷だと食い物やお金、いわゆる衣食住の心配する必要がない。もしも、いい持ち主に恵まれれば、病気になったりすれば、きっと持ち主が必死にお金だって工面して病院に連れてってくれるので医療費の心配もいらない。筋さえよければ、いいものだって食わせてもらえるし、服だってなんだって買ってもらえる。結婚相手の女も男も用意される。

昔の奴隷への扱いは今のペットやサラブレッドに近いものが多かった

競馬のサラブレッドというのは、いいもの食わせてもらって交尾だってやり放題。病気になれば金に糸目をつけないで必死に看護もしてくれる・・・これと同じだったわけ。
要するに筋のいい奴隷ってのは、サラブレッドや、現代人に大切にされてるペットと大差なかったってこと。
もちろん日本人の持つ奴隷イメージそのまま、過酷な条件で強制労働に服させられる奴隷も多数いたでしょうが、欧米における奴隷ってのは、むしろ今のペットに近いものだったでしょう。

でも、要するに現代人ってのは拝金主義の奴隷にされてるってことなんだよね。
お金がもらえない家事イヤ、子育てイヤ、家族への奉仕だってまっぴら・・・目先のお金にだけはこだわる。加えて、いつも不満ブーブー。

だからこういう人ってのは、お金をもらうことが自己の尊厳を守ってるかのよう勘違いしてるだけで、既に無意識のうちに目先のお金の奴隷に成り下がってるわけだけど、本人にはそんな自覚なんてまるでなく、自分が自由だと信じきっている。つまりこの状態は自分が奴隷状態である認識なんてまるで持たない飼い慣らされた家畜と同じなんだよね。

ただ、犬や猫ら動物に自分がペットや家畜だって認識はないけど、奴隷には自分が奴隷だって認識がある。そして犬猫、動物とかには、人間に対する洗脳のようなものを施す必要はなく、単に飼い慣らせばいいだけ。
奴隷は力で従わせてるけど、完全に洗脳されてるのかというと、それはちょっと違う。
でも拝金主義の奴隷は洗脳され、完全に家畜として飼い慣らされてる。お金という餌付けで調教されたサルやイルカと同じ。

ペットなんてそもそも動物なんだから、野生でいるのが本来の姿であって、人間に飼われた状態というのは、本来の左翼的発想でいけば動物が野生で生きていく権利を侵害してるわけで、犬権だの猫権だのの重大な侵害に当たってるはずなわけ。だけど奴らは今のところ、そこまでの糾弾はしていない。
人間については、女の権利主張に続いて子供の権利主張への流れが既に出来上がっちゃってるし、次はこれに倣って動物の権利主張していくのは奴らの習性からして当たり前。
左翼的な人権主張の次は動物の権利を強力に主張する流れは当然であって、いつそっちの方に奴らが大きく踏み込んでいっても不思議ないと思う。

何かで家畜の大量死とかあると、よくネット上で大騒ぎされてるのを見かけることあるけど、そういう大量死については騒いでも、どうせ殺されて食べられる運命にある動物だったはずなのに、そういう人間によって大量に殺されて食べられることについての非難までは、奴らも今のところしていない。
こうやって考えると、「大切な食糧が死んじゃった! もったいない!」と大騒ぎするならまだしも、元々食べられることにもなってたような動物に、動物の尊厳や権利なんてあるはずないし、家畜の大量死なんて本当なら騒ぐ価値すらないものだと思う。

アメリカの黒人が優秀なのは奴隷制度の名残

それとアメリカの黒人ってのは、それこそ本当の強制連行で連れてこられた先祖がいるのが殆どなわけで、連れてこられた時は衣食住保証だったけど、これからは自分で自由に生きていきなさいとか無責任に言われて、一部の黒人は一定水準で普通に生活できても、多くはスラムなど社会の底辺に存する立場になってしまい、今のアメリカの暗い側面、社会が歪んでる原因として問題が残り続けている。一方ではオバマみたいなエリートもいるわけだけど。
大騒ぎされてる日本の従軍慰安婦問題みたいに、そんなことで米国が黒人への生涯補償なんてするはずないけど、朝鮮人や左翼は、どうせ騒ぐならそっちの方で世界でもっと大騒ぎすべきなのにねぇ。

かつてのアメリカの黒人奴隷たち・・・
アメリカの奴隷牧場を舞台にした映画『マンディンゴ』(詳しくは右画像クリック)。
白人男が結婚した白人妻が処女でなかったことを知り、怒った白人男は奴隷の黒人女を寵愛。
黒人女奴隷を可愛がる夫に対抗して、白人妻は奴隷のサラブレッド 黒人男を愛する。
妻が妊娠し、出産を待ち受けていた夫、しかし妻が産んだ子は黒かった。
すべてがバレてしまった後の黒人奴隷と奴隷牧場の一家、その顛末は・・・
フィクションだけど似たようなケースは実際にゴロゴロあったと思う。この作品には、いろんなヒントが隠されている。これに出てくる飼い主たる白人たちって不幸の極みにも思えてならないが・・・

マンディンゴとは黒人のサラブレッド。
競馬のサラブレッドのように大切にされてた、筋のいい黒人と思えばわかりやすい。
サラブレッドは筋のいい馬ばかり交配させて良質な種を残させてきたわけだけど、それと同じ感覚で白人が黒人を養殖していたのであれば、これでアメリカの黒人がオリンピックとかでも優秀な選手がやたら多い理由がわかる。かつて米国は、優秀な種の黒人だけを残そうとしていたんだから。だから米国の黒人に優秀なのが多いのは奴隷制度があったおかげ。
別に奴隷制度を賛美するつもりはありません。ただ、事実と思えることを書いてるまでですよ。

では、人間の飼い主になった気持ちになれば・・・
筋のよさそうな人間だけ残していき、他は死のうがどうなろうと知ったこっちゃない・・・でもそうすれば強い遺伝子、優秀な遺伝子を持った人間だけが残っていく。だから日本だって戦前の人は皆いい顔をしている。
筋がいい、悪いに関係なく、「何より命が大事!」で、すべての人間を残そうとしていけば、必然的に残った遺伝子は劣化していき、やがては・・・

映画 『マンディンゴ』 MANDINGO (1975) 予告編
監督:リチャード・フライシャー  出演:ジェームズ・メイソン 他

ヒロインは『わらの犬』のスーザン・ジョージ。リチャード・フライシャーはディズニーの『海底二万哩』(1954)や『ミクロの決死圏』(1966)、『トラ・トラ・トラ!』(1970)などの監督。
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(2014.7.11)
アメリカの黒人で、スポーツや音楽とかでスゴイのが沢山いるのは、かつてのアメリカがスゴイ黒人ばかりアフリカから連れてきたから。スゴイのは全部捕獲され、連れてこられた。プロの目利き、黒人奴隷商人のおかげ。

『アイム・ア・スレイブ・フォーユー』  ブリトニー・スピアーズ
I'm A Slave 4 U - Britney Spears (2001)

ブリトニーの魅力満開だった頃、全盛期の大ヒット曲(詳しくは右画像クリック)。あいつらは、主婦は奴隷とか言う反面、カワイー娘を使って性奴隷への男の欲望をこんな風に煽ったりもするんだよね。最高のスタッフの英知を結集させて。金儲けのためのダブルスタンダード。
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(2016.8.27)
オリンピックになると名前のよくあがるジャマイカですが、アメリカとジャマイカ、キューバやトリニダードトバコなどには、丈夫な昔のスゴイ奴隷たちがたくさん集まってたのでしょうね。対して、ジャマイカには元々、アラワク族(右写真)という先住民がいたのですが、スペイン人に奴隷にされた後、白人の持っていた病原菌への抵抗力がなかったことなどにより絶滅してます。アメリカインディアンも絶滅寸前に追い込まれましたね。
つまり、今のオリンピックに出てきて賑わす国々の人々なんて、本来のその国とは何のゆかりもない人が多数を占めてるわけで、歴史ある日本のような国とは全く異なり、その国のルーツや伝統とは何の関係もない人々が国籍だけ持って集まり、国別で争ってるにすぎず、あれで国を分けてることはなんの意味もありません。実態はバーチャル上の国分けごっこと変わりないのです。だけどスター選手がいれば、業界は儲かる。
これからの日本も…… 本物の奴隷にされてしまう、魂の伴わない押しつけの愛国心の欺瞞にはウンザリです。
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(戻る)◆現代は中世ヨーロッパ暗黒時代にも匹敵する文化不毛カルトの時代② ~ アラビアンナイトに見る豊かな心を持った自由な奴隷

◆家族分断・人民奴隷化めざす左翼 ~ 北朝鮮化への入口に立つ日本!社民 福島みずほの思想に見る

◆フェミ政策全力推進! やっぱ、安倍ってパッパラパーだろ! ~ 安倍と自民党なんて、パッパラパー集団だってことがよくわかった!

◆ちょっと未来へ行って、家畜と化した人類を見てきました ~ 映画『タイム・マシン』 H・G・ウェルズ原作より

◆DVやセクハラは存在しないが、虐待は存在する ~ 女権洗脳の次に来る、子供の権利洗脳

◆犬が亭主の人気漫画と日本の伝統文化“化け猫”の話 ~ 同性愛、フェミニズム、オタク、ペットはワンセットの日本破壊工作

◆平和ボケ左翼は、自らが悲惨な目に遭うまで気づかない ~ 映画『わらの犬』に見る、フヌケ左翼男の豹変ぶり!

◆夫・子供のため無償で働くのは嫌でも、カネさえ貰えるなら売春だってやる ~ 拝金主義に侵された女とは

◆左翼メディアの日本人白痴化洗脳工作について ~ 『 人間獣化計画 』 と 『 中共対日工作要綱 』

◆なぜ『ちびくろさんぼ』を左翼は嫌ったのか? ~ 殺されて生き返った絵本

◆子供が親との平等、子供の権利を主張する時代が間近 ~ デモをする子供たち

◆アカデミー賞の短編アニメ 『つみきのいえ』 について
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真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑦
朝鮮半島の変遷。韓土の形勢 任那 日本府の滅亡

(2017.2.2) (戻る)
古代日本帝国は一大転換期を迎え、いよいよクライマックス、任那滅亡から朝鮮半島における覇権喪失への流れに入っていきます。韓土の日本領 任那の攻防が生々しく描かれ、倭国(古代日本)に対する新羅の不逞により、何度も決行された新羅征伐。韓土をめぐってのめまぐるしい攻防、その失政や日本軍におけるいざこざ、そして任那を失ってしまっていった詳細な経緯が記録されてます。「新羅の大将、この尻 喰らえ」の古代日本 最大の英雄 伊企儺(イキナ)、そしてその妻 大葉子と、父の亡骸を抱いて死す伊企儺の子 舅子の悲哀。他にも、現代ではまるで教えられなくなってしまった古代日本史の武将達が今回、続々と登場しますよ。イキナについて詳しくはコチラもご参照を。
これほど克明な記録を、ただの作り話だの神話だのとのたまう現代の学者どもはすべて誅すべき連中です。

そして失意の中、崩じた欽明天皇の任那復興への熱い思いも、こちらにより詳しく載せてありますよ。ちなみに、ここの本文中に出てくるような「我」という言葉は、陛下や倭国のことを意味するのが基本ですね。

下図左は任那 最盛期の朝鮮半島、そして右は百済へ徐々に割譲された後、新羅に滅ぼされるまでのhref="https://nihon-omokage.com/?p=444" target="blank">任那 変遷図。元々、私がコチラで初掲載したものですが、「任那といえばコレ」って風に、今では方々で利用されてますね ^▽^) 尚、朝鮮半島南部にはいくつもの古代日本人特有の前方後円墳が発掘されてますが、コチラで紹介の韓国 光州の巨大なツイン前方後円墳は半島南西部にあり、最盛期の任那なら任那領内、少し後なら百済領内ということになります。
また、この地図では新羅が356年~となってますが、これは現代の一般年表でそうなっており、その年は今の朝鮮人につながる金氏の新羅となった年。ここの記事にある通り、三韓のうち新羅の建国が最も古いとされる所以、『新羅本紀』では(倭人系ともいわれる)昔氏、朴氏にまで遡ることになり、それゆえ新羅が最も古いとされるのです。新羅建国に倭人が関わってたという建国神話を消したいから、今では金氏の356年にされているのでしょうね。

任那、そして百済まで滅ぼした憎っくき新羅こそ、今の朝鮮人の国。韓国では高給ホテルの代名詞でもある新羅ホテルのように、韓民族を象徴する国家として新羅は冠されてます。
古代日朝史の関係についてヤケにしっかり作りこまれたサイトとか、目にすることありますが、日本人のルーツを破壊するためデタラメ書かれてるところが多いです。日本人である新羅が朝鮮人である百済を滅ぼしたとか、確信的な悪意の塊といえる言説……出典元がないようなのはまず怪しんでください。テキトー好き勝手、一次資料を示して書かれてないところはウソ八百、まず信用なりません。同じ類で最近よくあるのが、英米・金融勢力による日本乗っ取り防ぐために先人は日本分裂を回避して明治維新を達成したのに、英米や金融勢力の目的を達成させるため明治維新がなされたとか、正に本末転倒。よくバナー広告でその種のデタラメ史観ふり撒いてるようなところはアッチ系、やってる連中もまず日本人じゃない。西ナンチャラとか。なぜかあいつらは資金が豊富。その種のサイトは無知層・情弱系をタラしこんで日本人の感覚をブッ壊すための左翼系陰謀論サイトと同じく、日本の先人たちが義ではなく私利のためだけに動いてたかのような価値観流布、偉大な先人貶め、日本人の魂 破壊、パッパラパー化のため用意されています。

『最新 日本歴史解釈』(1917年・妻木 忠太 著)より


【目次はコチラ】
征韓後 韓土の形勢
任那・百済は常に服事す―新羅は不臣―荒田別(アラタワケ)・鹿我別(カガワケ)の新羅征伐―上毛野(カミツケヌ)・竹葉瀬(タケハセ)の問罪(新羅闕貢・けっこう)、紀小弓(キノヲユミ)・蘇我韓子(ソガノカラコ)・大伴談(オホトモノカタリ)の新羅征伐―大伴談の戦死―紀小弓の病死―蘇我韓子の遭害(そうがい)―高句麗 朝貢を怠る―高句麗 百済を滅す―百済の再興―高句麗の征伐。

我が鎭将の反亂(乱)
任那國司 吉備田狭(キビノタサ)の反―紀大磐(キノオホイワ)の反。

大伴金村の失政
大伴金村(オホトモノカナムラ)の威權(権)―韓土の処置を誤る―任那の地を百済に割与す―任那 我を怨む―日本府の動揺―金村の勢望衰う。

磐井の反
新羅 屢(しばしば)任那を侵す―近江毛野(オウミノケヌ)の差遣(さけん)―新羅 筑紫國造 磐井(いわゐ)に結ぶ―磐井 毛野の軍を遮(さえぎ)る―物部麁鹿火(モノノベノアラカヒ)の磐井討伐―御井(みゐ)郡の戦―磐井の誅。

任那日本府の滅亡
新羅 益(ますます)百済・任那を侵す―再び近江毛野遣わさる―毛野 鎭撫の策を誤まる―韓土の動揺―毛野の召還―大伴磐(オホトモノイワ)・同狭手彦(サデヒコ) 任那を救う―日本府の滅亡―調伊企儺(ツギノイキナ)の義烈(ぎれつ)―伊企儺の妻 大葉子(オホバコ)―紀男麻呂(キノヲマロ)・河邊瓊缶(カワベノニエ)の新羅征伐―皇軍の不利 瓊缶 虜となる―任那回復の遺詔(いしょう)―任那の回復成らず―任那の日本府 永く絶ゆ。

〇新羅の無礼
新羅は三韓中、其の建国 最も早く、百済と隣睦(りんぼく)の好を修めしことあるも、其の富強を恃(たの)みて、屢(しばしば)百済に入寇す。神功皇后の摂政47年、百済王初めて我に朝貢す。此の時、新羅の使者、其の貢物の珍異(めづらし)なるを見て之を奪い、新羅の貢物と称して献ず。朝廷 乃ち千熊長彦(チクマノナガヒコ)をして、之を責めしめ給う。是より後も常に我に無礼のこと多し。
〇荒田別・鹿我別の新羅征伐
新羅 百済の朝貢を奪うや、朝廷 荒田別(アラタワケ)・鹿我別(カガワケ)をして百済の使者と共に渡韓せしめ給う。両将 乃ち大に新羅を撃破し、安羅(あら)・多羅(たら)・加羅(から)等の七国を定め、南蠻(蛮)の忱彌多禮(枕弥多礼・とむたれ)の地を取りて百済に与う。百済主 大に喜び、永く西蕃(繁・せいばん)と称し春秋に朝貢を絶たざることを盟(ちか)い、且 千熊長彦に使者附して送還す。
〇紀小弓等の新羅征伐
新羅 既に撃破せられしも、後なほ朝せず。朝廷 葛城襲津彦(カヅラキノソツヒコ)をして之を討たしめ給う。雄略天皇の御代に至り、新羅また朝貢せざるのみならず、高麗(高句麗のこと)の貢を止め、且 百済を侵しぬ。天皇の9年 紀小弓(キノヲユミ)、蘇我韓子(カラコ)、大伴談(カタリ)、同 小鹿火(ヲカビ)の四将をして之を伐たしめ給う。小弓等新羅の諸城を破り、喙(トク・任那の構成国)の地を略(ほ)ぼ定めしも未だ悉(ことごと)く下す能わず、談 戦死して小弓もまた病死す。小弓の子 大磐(オホイワ)専ら威命を用いて、小鹿火及韓子と隙(すきま)を生ぜしが、大磐 遂に韓子を殺しぬ。かくして此の役に皇軍 終に戦功を奏すること能わざりき。 〇吉備田狭の反
雄略天皇の7年、吉備田狭(キビノタサ) 任那国司に任ぜらる。田狭 事によりて天皇を怨み奉り、援を求めて新羅に入らんとす。時に新羅朝貢せず、天皇 田狭の子 弟君(オトギミ)等をして新羅を伐たしめ給う。かくて弟君 既に百済に入りしが、路遠きを思い、新羅を伐たずして還らんとす。田狭 之を知り、竊(ひそか)に人を百済に遣わし、吾巳に任那に拠(よ)りて日本に帰らず、汝もまた百済に寄りて反せんことを勧めしむ。弟君の妻 樟媛(クスヒメ)其の謀叛を悪(にく)み、密に弟君を殺して還りぬ。
〇紀大磐の反
父 小弓の新羅征伐の陣中に病没するや、小鹿火の掌れる兵馬の權(権)を執りて、専ら威令を用う。小鹿火 之を怨み、韓子に詐(いつわ)り告げて曰く、大磐 将に韓子の掌れる兵馬の權をも奪わんとすと。韓子また大磐を悪む。かくて韓子 大磐を殺さんとせしが、却って大磐の為に殺さる。顕宗天皇の3年に至り、大磐 任那に拠りて高麗に通じ、将に三韓に王たらんとして宮府を設け、又百済の将を殺さんとす。百済王 大に怒りて大磐を殺さんとせしが、大磐 逆へ撃ちて一度は百済の軍を破る。既にして大磐は兵つき力つきて事の済らざるを見て任那より還る。
〇高句麗 百済を滅す
高句麗は早くより朝貢せず、応神天皇の97年、使を遣わして朝貢せしむるや、其の上表文に「高麗王 教 日本国」(高麗王 日本国に教ゆ)と記する程にて、固より我を重んぜず。かくて高句麗の百済と干戈(かんか=戦)を交えしが、雄略天皇の20年、高麗王 大軍を出して遂に百済を滅しぬ。翌年 天皇 之を聞き、久麻那利(くまなり)の地を百済に賜いて、其の国を復興せしめ給う。越えて23年、筑紫の軍士 五百人を差遣して、東城(トウジョウ)王を百済に立てしめ舟師を発して高麗を伐たしめ給う。
〇大伴金村と其の失政
金村は武持(たけもち)の曾孫にして、談の子なり。仁賢天皇の崩じ給うや、大臣 平群眞鳥(マトリ)専横にして叛を図る。金村 太子に謂いて之を討滅し、太子(武烈天皇)即位に及びて大連となる。かくて武烈天皇 崩ずるに及び、金村 繼體(ケイタイ・継体)天皇を迎え立て、大臣 許勢男人(コゼノオヒト)大連 物部麁鹿火(モノノベノアラカヒ)と共に国勢を執り、威権 甚だ熾(さかん)なりき。6年 百済の使 朝貢し、任那の哆唎(タリ)、牟婁(ムロ)等 四縣の地を得んことを奏請す。哆唎の國守 穂積押山(ホサカノオシヤマ・ホヅミノオシヤマ)また百済に之を与うるの利なるを主張す。時に大兄皇子は、之を止めんとし給いしが及ばず。是より任那 我を怨み、新羅ますます侵略を恣(ほしいまま)にし、韓土の政策 大に困難となりて、日本府も動揺し、金村・押山 百済の賄賂をうけし流言さえありて、金村の勢 望大に衰う。
〇磐井の反
継体天皇の21年、天皇 近江毛野に兵6万を率いて任那に往き、新羅の侵地をかえさしめ給う。時に筑紫國造の磐井なるもの叛を図らんとす。新羅 之を知りて、密に賄賂を贈り、毛野の軍を遮(さえぎ)り止めしむ。磐井 乃ち火・豊(肥豊)の地に拠り、外は海路を支えて三韓の朝貢を誘致し、内は毛野の軍を止めんとせり。
〇物部麁鹿火と磐井の誅
麁鹿火は伊コ弗(イコフツ・コはくさかんむりに呂)の玄孫にして、父を麻佐良(マサラ)と云う。仁賢天皇以下の五朝に仕えて大連となる。継体天皇の21年 磐井の反するや、近江 毛野軍を任那に進むることを得ず。天皇 磐井征伐の将を群臣に問わせ給う。金村等、麁鹿火の正直にして兵事に通ずること其の右に出づるものなきを奏す、天皇 乃ち親(みずか)ら斧鉞(ふえつ)を授け、勅し給うて曰く、長門以東は朕 之を制せん、筑紫以西は汝 之を制せよと。翌年11月、麁鹿火 進んで磐井と筑紫の御井郡(筑後三井郡)に戦いて之を斬る。餘衆もまたことごとく平ぐ、宣化(センカ)天皇の元年に至りて麁鹿火 薨ず。
〇近江毛野の召還
磐井の誅せられし翌年、朝廷 再び毛野を任那に遣わし給う。毛野の任那に至るや、新羅・百済 各其の臣を遣わして命をきく、時に任那王来朝し、新羅の侵地を訴えて救を請う。朝廷 毛野に勅して両国を和解せしめ給いしも、両国各使者を遣わして国王来らず、毛野 大に怒りて之を卻(しりぞ)けしかば、使者 怖れ帰りて各国王に告ぐ、新羅 更に使者に兵三千を附して来らしめ勅を請(こ)わしむ。毛野 其の兵勢の熾なるを見て出でず。かくて使者留まること久しく、兵食乏しくなりしかば、近邑を掠め人畜を驅(か・駆)りて帰る。其の後、毛野 韓土に留まる二年、怠惰にして事を視ず人民 之を怨む。天皇 乃ち使を遣わして之を召し給う。毛野 恐れて還ること能わず、屢(しばしば)新羅 百済の兵に攻撃せられ、後 対馬に至りて病没す。
〇大伴磐と同狭手彦
磐(イワ)・狭手彦(サデヒコ)は兄弟にして金村の子なり。宣化天皇の2年、新羅 任那を侵す、金村 詔をうけて、磐・狭手彦をして任那を救わしむ。磐は筑紫に留り、其の国政をすべて三韓に備え、狭手彦は任那を鎭し且 百済を救う。
欽明(キンメイ)天皇23年、狭手彦 将となって高麗を討ち、百済の計を以て大に之を破り、遂に高麗の王宮に入り、珍寶(宝)及七織帳・鐡(鉄)屋を獲て帰る。其の七織帳を天皇に上りて甲及刀等を蘇我稲目に与え、鐡屋を長安寺に置く。
〇調伊企儺(ツギノイキナ)
努理使主(ヌリノオミ・コチラ参照)の後なり。人となり勇烈なり。欽明天皇の御代、紀男麿(きのおまろ)の軍に従いて新羅の罪を問う。されど皇軍 利ならずして、伊企儺 執(とら)えらる。此の時 伊企儺 屈せざりしかば新羅の将 刀を抜きて之に逼(せま)り、其の尻を日本に向けて日本の将 之を食えと呼ばしむ。伊企儺 乃ち、新羅王 我が尻を食えと大呼す。新羅王 大に怒りてますます侵辱を加えしも、伊企儺なほ前の如く之を呼びて變(変)せず、遂に殺さる。
〇大葉子(オホバコ)
調伊企儺の妻なり。伊企儺の難に遭いし時、其の子 舅子も其の父の屍を抱きて死し、大葉子もまた擒(とりこ)にせらる。之を痛める歌に「からくにの きのへにたちて 大葉子は ひれふらすも やまとへむきて」と。其の日本の方をしたひて城の上に立ちて領巾(ひれ・両肩にかけて垂らす女性装身具)をふるは実にいたましきことなり。
〇紀男麿の新羅征伐
欽明天皇の23年、新羅 任那を侵して遂に日本府を滅しぬ。朝廷 紀男麿(キノヲマロ)を将とし、副将 河邊瓊缶(カワベノニエ)と共に赴き、新羅 任那を攻むるの状を問わしめ給う。其の任那に至るや新羅 我が軍の計を知り、卒(つい)に大兵を起して来り戦う。尋(つい)で兵 敗れて降を乞う。男麿 勝を取り、師を旋(かえ)して百済の營(営)に入り、其の軽進を戒む。河邊瓊缶 独り転戦して進み、皆 之に捷(勝)つ。新羅 白旗を挙げて降る。瓊缶 其の意を覚(さと)らず。又 白旗を挙げて進む。新羅の将 之を逆へ撃ちて大に破り、遂に河邊瓊缶及其の妻を擒(とりこ)にせり。
〇任那 國司回復の遺詔
欽明天皇の32年、天皇 疾(や)み給う。皇太子を召し詔して曰く「朕が疾(やまい)甚し、後事を以て汝に屬(属)す、汝 新羅を討ちて任那を建つること、舊(旧)日の如くならしむべし、死も恨なし」とのたまいて、遂に崩じ給う。
(続き)戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑧ ~ 佛教の伝来と蘇我 物部 両氏の争-----------------------------------------------------------------------------
(戻る)◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑥ 仁徳天皇と雄略天皇 顕宗 仁賢 両天皇

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑤ 朝鮮半島の内附 神功皇后の征伐 文物の伝来

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑬ 蝦夷の服属 韓土の変遷(百済 高麗の滅亡・新羅の朝鮮半島統一)

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ④ 日本武尊 成務天皇

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ③ 崇神天皇と垂仁天皇

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より ⑨ 聖徳太子 支那へ使節派遣

◆真実の日本の歴史 ~ 戦前の日本史教科書準拠 参考書より はしがき・もくじ

◆『日本書紀』より、「(古代朝鮮半島の日本府)任那滅亡」

◆朝鮮人は、朝鮮半島に住んでいた古代日本人を蹂躙した侵略者!

◆家庭内における戦前の教育再現 ~ わが家で使ってる子供用教本 ~ 修身と国語副読本

◆『昔の日本はアメリカと同じくらい広かった!』~ 日本人としての自信を持たせた祖母の言葉

◆古代日本史における朝鮮半島の倭国領を歴史から取り返さなければならない! ~ 朝鮮に文化をもたらし、古代朝鮮半島南部を支配した倭人

◆竹島を武力行使で即奪回せよ! そして、まずは容易に取り返せる古代における朝鮮半島の日本府“任那”を日本史上に奪還し、日本人に再教育せよ! ~ 韓土の日本領も奪回! 朝鮮半島にある前方後円墳
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亡国のシナリオ ① ~
GDPの倍、国家税収の20倍以上の借金でさらに借金を増やせと叫ぶ売国奴

(2013.7.17)
ちなみにバークは、フランス革命を裏で操ってたのは金融勢力だって言い切ってるわけで、「共産主義者がー」とか「革命派がー」とか「ロシアがー」とかヒトコトも言ってませんからね。
ロベスピエールやダントン、マラーだのの革命派とされる人々、すべて金融勢力の手の平で踊らされていたにすぎないということであり、その結果が目まぐるしい権力者の変遷と露骨な粛清攻勢だったわけです。
そして権力掌握後に暴走、窮地に追い込まれたのがナポレオンであり、ヒトラーだったということ。

だから、バークを信奉してるのに「共産主義者がー」とか「〇〇派がー」とか「〇〇〇(どっかの国とか)がー」とかなってる人というのは、国際金融勢力の攪乱工作にコントロールされてるも同然であり、「論語読みの論語知らず」という言葉がありますが、正に典型的な「バーク読みのバーク知らず」状態なわけ。
共産主義者というのは実在しますが、後ろ盾があって力を持ち得るものであり、単独でそれほどの力など持ち得ません。イデオロギーだけで結束するというのは難しいんです。
だからバークで保守を語るなら、「金融勢力がー」と言ってるのが正しいんですよ。
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(2012.10.12)
フランス革命は金融勢力と知識人の陰謀と断じた、保守主義の父 エドマンド・バーク

欧米では“保守主義の父”ともされるエドマンド・バーク、その代表著作である『フランス革命の省察』(くわしくは右画像クリック)。この本はフランス革命勃発まもない、ルイ16世ら王族がまだ存命中だった頃に手紙で書かれたもので、ナポレオンの出現まで予見している秀逸な内容。
バークの主張は王と議会、宗教の関係などを中心に論じられているので、本来の日本の封建的な社会制度の保守とはちょっと異質なものではあるのですが、バークは当時の欧州で既に失われてしまっていた封建的な騎士道精神とかへの憧憬も抱いてることが伺えます。

この本では、人権・平等・自由・民主化だのの言葉を巧みに使い、反宗教だの反王政だので民衆をそそのかして国家を乗っ取ろうとする勢力の正体、非常にわかりやすく書かれてます。
キーワードは“金融勢力”と“知識人”、つまりフランス革命のスポンサーは…… これを今の日本に当てはめておいてください。奴らの手中で踊らされることのないよう気をつけましょう。ネット上にだって奴らの手下がウジャウジャいます。
だから某携帯電話会社などで表に出ている日本の代表的な金融資本家筋はもちろん、「借金を気にするな、もっと借金しろ」なんて“知識人”を称して騒いでる連中なんて、奴ら“金融勢力”の手下の筆頭と見て間違いないし、膨れ上がる日本国債の債権者が外国であれ国内であれ、放置しておけばやがては一部の“金融勢力”に日本が乗っ取られてしまうということ。そのために奴らは人権だの平等だの民主主義だののスローガンを最大限利用、無神論的・唯物史観的なデマゴーグを持ち上げての日本解体・征服を目論んでるわけ。

王族を殺し、貴族や教会・聖職者の財産を収奪、民衆虐殺まで推し進めていた当時のフランス革命政府。この本では当時のフランスの状況がリアルタイムで明快に書き綴られてます。これを読めば革命(陰謀)を仕掛けた奴らの正体、そして国が多大なカネを借りるということが本来どれだけリスキーであるか、さすがにおわかりのことでしょう。
奴らがどれだけ怖ろしい相手であるか・・・「国の借金なんて、ただカネを刷って返しゃいいんだ」なんて、“お花畑”洗脳もいいところ。そんな連中、“知識人”の皮を被ったただのバカか、完全に奴らの手先。

以下は、この『フランス革命の省察』にあるバークの言葉から。
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『民主主義と独裁は、驚くほど多くの共通点を持つ。こう喝破したのはたしかアリストテレスである。民主主義のもとでは深刻な対立が生じやすくなるが、少数派となった人々は、多数派から情け容赦なく弾圧されるだろう。多数派による弾圧が及ぼすダメージは、何にもましてひどいものだ。被害者は人間社会全体から見捨てられたような思いをするに違いない。』

『連中の手にかかると、経験に頼るのは学がない証拠になってしまう。しかも彼らは、古来の伝統や過去の議会による決議、憲章、法律のことごとくを、一気に吹き飛ばす爆弾まで持っている。この爆弾は「人権」と呼ばれる。長年の慣習に基づく権利や取り決めなど、人権の前にはすべて無効となる
人権が出てきた日には、どれだけ長く続いてきた政府であれ、いかに公正で寛大な統治を行ってきた政府であれ、安心してはいられない。』

『世の中をつねに非常事態と見なしたがる革命派は、人間を冷酷なものにしてしまうのだ。こういった連中は、人権をめぐる理屈をこねるのに忙しくて、人間のあり方そのものを見失っている。』

『イギリスの暴君、ヘンリー八世にしても、「人間の権利」なる概念が、専制支配を行う際にどれほど強力な武器になるかを知らなかった。ヘンリー八世は、修道院の資産が自分に譲渡されるよう正式な手続きを取った。今だったら、ヘンリー八世は四つの言葉を口にするだけで目的を達成できただろう。こんな呪文を唱えるだけで良いのだ。「哲学、啓蒙、自由、人間の権利!」』

『フランスの革命派は、宗教を迷信と片付けているようだ。しかし宗教こそは文明社会の基盤でありあらゆる善と幸福の源である。長い年月が過ぎるうち、宗教も少々サビついて迷信じみてくることはありうる。けれどもイギリス人は宗教自体の必要性については揺るぎない確信を持っている。「迷信を一掃すべく、宗教そのものを否定せよ」などという主張には、100人のうち99人までが反対するに違いない。』

『フランス貴族の次の世代は、陰謀家やピエロ、相場師、高利貸し、それにユダヤ人といった連中を友とせねばならない』

『フランスの債務がふくれ上がるにつれて、金融を基盤とする政治勢力が知らず知らずのうちにでき上がっていった。彼らは強大な権力を持つに至ったが、同国の古めかしい慣習のせいで、資産の流通、とりわけ土地を売却してカネにしたり、自分のカネを土地に替えたりといったことには困難がつきまとった。
民衆は長らく、金融勢力をうさんくさい目で見ていた。国の財政難とかかわりがあるだけでなく、問題を悪化させているように思われたためである。
土地を基盤とする伝統的な貴族層も、金融勢力が気に入らない点では民衆に引けをとらなかった。
他方、成金たちのブライドも高まっていった。彼らの中には平民のままの者もいたし、新たに貴族となった者もいたけれども、「理不尽に低く扱われている」と不満を抱いている点では変わらなかった。この不満を解消して、金持ちにふさわしい地位と尊厳を得るためなら、どんなことでもしてやろうという機運が強まった。
国王が貶められたり、教会資産が没収されたりしたのは、金融勢力による貴族への攻撃にほかならない。教会の保有する土地は、ターゲットとして格好のものだった。
さらにフランスでは、もう一つ別の勢力が生まれ、金融勢力と結託するに至った。すなわち、政治意識を持った知識人たちである
。知識人は自己顕示欲が強いので、変化を嫌うことはめったにない。』

『フランスの教会が収奪される様子に、大多数の人々は肝をつぶした。恥知らずな没収行為が、かくも大規模に行われるのを目の当たりにして、わが国では「教会を守れ」と警戒心が高まった。革命を指導している連中の正体についても、イギリス人は的確に見抜きつつある。夜郎自大なまでに独善的で、自由がどうこうと唱えながらも、じつは冷酷で狡猾。今回の革命騒ぎは、コソコソした偽善や詐欺に始まり、公然たる暴力や収奪へとなだれ込んだ』

『知識人一派はかなり前から、キリスト教を否定するための大計画とも呼ぶべきものをつくり上げ、これにカルト的な情熱を注ぎ込んだ。まずは「誰であれ合理主義に改宗すべし」という信念に取り憑かれ、やがて「あらゆる方法で教会を攻撃すべし」という信念にも取り憑かれたのだ。
直接的な行動で教会をすぐ倒すのは無理でも、宗教を否定する方向へ世論を導くことはできる。そのためには世論に対する影響力を掌握しなければならない。自分たちの仲間でなければインテリとして評価されないよう、知識人一派は周到に画策していった
文壇・論壇の独占を進めるかたわら、彼らのグループに属さぬ者に対しては、なりふりかまわぬ中傷がなされた。
知識人一派は金融勢力とも交流を深めた。物書きが一致団結して声をあげれば、世論にかなりの影響がもたらされる。とかく白い目で見られがちだった金融勢力は、知識人のおかげでイメージアップに成功した。
キワモノ好きの例にもれず、物書き連中は貧民や身分の低い者を熱烈に支援するポーズも取った。その一方、宮廷や貴族、あるいは聖職者については、彼らの問題点をさんざん誇張し、憎むべきものとして描き出した。
成金と知識人こそ、革命後のさまざまな出来事に関して、主導権を握っている存在と見なせよう

旧政府の権威を認めないはずの革命派が、王政のもとでフランスが抱え込んだ債務の履行にだけは大いにこだわるのもわかる話だ。
革命政府は過去の債務を履行するどころか、新たな債務を利率3%で抱え込んだ。そして教会の土地をいずれは売却することを前提に、新紙幣を発行したのだ。』

債務履行のために重税を課せば、政府は国民の非難を浴びてつぶれてしまう。かといって履行しなければ、今度はあらゆる政治勢力の中でもっとも危険な連中を敵に回すことになる。具体的に言えば、自分たちの投資が不良債権化したことに反発しつつ、手持ちの資金をなお十分に有している広範な金融勢力だ。
この勢力は、まず政府が債務を忠実に履行することを期待する。それが無理なら、今度は権力を使ってカネをかき集めてくるよう求める。しかるに現在の政府が疲弊のあげく弱体化し、ネジがすっかり緩んでしまった結果、金融勢力の目的を満たす力を持ち合わせていないとすれば? もっと活力のある政府が必要だということになろう。そして政府の活力は、財政の健全化によっても得られるが、なりふりかまわぬ没収によっても得られる
。革命は没収を行う絶好の機会であり、いかなる卑劣な名目のもと、さらなる略奪が行われるか知れたものではない。』

『革命派は、従来のフランス王政の問題点を声高にあげつらうことでやり返す。すでに打倒された政権を「悪」に仕立て上げたうえで、自分たちのやり方にケチをつける者など、旧政府のイヌにきまっていると言いつのるのである。
おまけに旧政府の横暴ぶりを描きだすにあたっては、歴史的事実のほか、詩人たちの創作、つまりデッチあげも盛り込まれている。』

『これは二次的な副作用に見えるかもしれないが、私の関知するかぎり、革命の真の狙いはすなわち、フランス全土が金融勢力の支配下に置かれることだ。国民議会は前例のないことばかりやるクセがあるが、とりわけ恐れ入るのは、バクチの方法論で国家を築き上げ、誰もがその精神を身につけるよう仕向けていることである。革命の主たる目標は、偉大な王国だったフランスを巨大なカジノにつくりかえ、全国民をギャンブラーにすることと評さねばならない。』
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『インディシプリン』  キング・クリムゾン (1981)
INDISCIPLINE - KING CRIMSON

ディシプリンとは規律、秩序。インディシプリンは、規律(訓練・躾け)の欠如、無秩序、風紀の乱れ、無軌道な行動。再結成後の第一弾アルバム『ディシプリン』(詳しくは右画像クリック)より。
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(2012.2.28)
フランスのブルボン朝、ロシアのロマノフ朝が財政困窮で崩壊を招いたという話ぐらい聞いたことある方は多いと思います。
フランスはアメリカの独立戦争支援による財政逼迫、ロシアは日露戦争の失敗から第一次世界大戦の勃発でロマノフ朝崩壊に拍車がかかったわけです。

そして現在、日本の国・地方合わせた債務(借金)は900兆円ほどに上り(うち国のは700兆円程度)、今では日本のGDPの2倍以上、国家予算年額の10倍、国の純粋な税収による歳入の20倍以上にも達してます(要するに昨年度に関していえば全歳入約90兆円のうち、税収40兆円程度だったが他の50兆円ほどは公社債による借入だった)。

しかし、国債の債権者は日本の金融機関や団体・個人がほとんどなので、それはすべて国内からの借金だから国内で還流してるだけであり、財政破綻の心配なんてないので、もっとさらに借金して景気の活性化を図れと触れ回ってる人たちがいますよね。
また日本の対外債権だって260兆円ほどもあるのでそれを差し引けば大したことないんだなんて言う方もいます。しかし日本以外への貸金なんて、ロクなものでなく紙切れ同然なのではないか・・・ということぐらい、正常な常識感覚を持たれてる方なら直観できることと思います(しかも日本の対外債権の200兆円ほどは民間が保有するものであり、公的保有は50兆円ほどにすぎない)。

多額の借金した経験ある人からすれば、この状態で借金を気にするなとか、さらに借金をというのは、考えられない主張であること、明らかでしょう。私自身、住宅の借金や大きなお金を借りたりすればそれだけで身動きがとりずらくなるし、万一、支払延滞でもしようものなら担保がなくとも債権者たちの合法的な請求により持ってる不動産等をはじめとする財産が差し押さえられることになりかねません。事実、私は一度、不動産担保で借りたわけでもないのに、心外なトラブルに巻き込まれて保有するマンションの差し押さえを食らったことがあります。
債権者は、たとえ担保、抵当設定してなかった場合でも、借金額に関わらずそのような法的措置をその気にさえなればいつでも取れるわけです。
この通り、借金をするというのは本来、大きなリスクを抱えることにつながるもののはず。

これは借り手が国の場合でも全く同じように考えるべきであり、たとえ国内の民間金融機関や団体・個人が国債の大部分を保有していても、万一の事態に陥ってしまえば一部の民間企業や個人らによって国家の財産を差し押さえることが不可能でないことを意味します。
国家の財産とは国家予算はもちろん公共の建物、土地、文化財、そして当然ながら世界随一の歴史ある皇室だって含まれるんです。

国の借金の増大は、債権者が国家運営をツケ狙う隙を与えることにつながる

理屈上は、いざとなりゃ単に円の紙幣刷りゃいいだけだとか考えるかもしれませんが、現実にはそれで簡単にコトが済むはずもないでしょう。
オモテ向きは実際の差し押さえにまで至らなくとも、企業・団体・個人らの大口債権者が国の資産運用について裏で強く口を挟んでいけるスキを与えることにもなります。それに伴う強大な闇の債権者団体が結成されてしまえば、国家運営への露骨な介入だって可能となり、そういう債権者の中には孫正義のような反日売国奴が含まれる可能性だって大いにあるし、他にも笑顔で「カネを貸してやるよ」なんて言ってくる連中の中に、どんな悪徳債権者・経済マフィア・取り立て屋が含まれてこないとも限りません。国であれ個人であれ、大きな借金をするということはそれだけのリスクが常に伴うのだということ、シッカリ認識しておくべき。国防のみならず、国家経済だって脳内お花畑で借金なんかしてはいけないんです。

要するに、たとえ国債保有者が国内の民間金融機関はじめとする企業や団体らであっても、事実上、悪意ある暴力的な国内の組織に国家が乗っ取られることにだってなりかねないということ。日本ではこれまでも悪徳人権団体、左翼利権団体とか、そんなのばっかりが幅を利かしてきたでしょう? だからそもそも、国債保有者が国内の企業や団体・個人ばかりだから安心だなんて、そんなこと言ってるのはアホです。今の財政状態で、そんな風に扇動してる連中なんて国家転覆を企む売国奴と思っていいくらい。実際に銀行と諍いになった経験ある方からすれば、銀行の悪辣さなんて骨身に染みて知ってるはず。要するにこういうのって、国家が一部の企業や団体・個人に乗っ取られたっていいと言ってるも同然であり、本当はそうなることこそ恐ろしいものはないわけ。

それに大体、今の日本の金融機関なんて、合併と増資に増資を重ねて事実上グローバル化によって外資に占められてるも同然なんですから、国内企業なんて言っても本社が日本に置いてあるだけで本当に日本の企業なのかといえば疑わしいところばかり。外資から資金を調達しまくった今の日本の銀行なんてその最たる業界ですから。
日本の破綻で国連やIMFなんかが介入してこようものなら、完全に日本の中枢から外部に乗っ取られてしまうわけで・・・つまりGHQ占領政策が再現されるんだって思えばいい。

保守論壇にも経済コメンテターにも多数の職業芸人がいます

今やたくさんの商業保守がいること、ここの読者はご存じだと思います。三橋貴明という芸名使ってネットやメディアで目立ってる人もいますが、彼については商業エコノミストといってよいでしょう。到底、学者なんていえるレベルではないし、彼自身も作家と称してるわけで、要するにただの芸人と思ってればいい。ちなみに「3」という数字は奴ら闇の勢力が非常に好む数字。“三橋”という名前の由来も尋ねてみたいものです。
薄っぺらなマスコミ批判していながらも各マスコミからポコポコと本を出してる、こんな状況でもっと借金しろ、日本が内需だけでやっていけると主張する三橋貴明の熱狂的な支持者なんて、自治労はじめとする左翼的な放漫公務員、あるいは某学会の匂いがプンプンしますよね。彼らの末端の人々は、いくら借金しようが日本は安泰だと言う三橋氏の妄言を本気で信じてるわけだから、ありもしない幻想に浸ってる事実上のカルトといえます。もしくは財政破綻による日本崩壊を目論む確信犯でしょう。

それと三橋氏が就職氷河期も経験した団塊ジュニア世代に当たることから、同世代の現代社会に対する不満を持つ支持層も相当いるようですね。いい仕事がなく結婚もできないといったような妬み層。そういう層の人たちが自分を応援するような気持ちで何かにすがるように、カルト的な三橋に嵌ったりすることもあるのかもしれません。

三橋氏のブログでこんなこと書かれてました。 (2011.12.8 より) 
『結局のところ、現在の日本の混迷は、日本国民が「政治」を忘れ、「政治」を甘く見た結果、生じているのです。政治とは、実のところ恐るべしパワーを持ち合わせています。そうであるならば、なおのこと日本の主権者たる国民一人一人が、政治を「自分たちのために」用いるように自ら動かなければならないのです。まさしくそれこそが、国民主権の国である日本の有権者、すなわち主権者一人一人の「義務」なのです。』

こんな風に国民主権・民主主義を賛美し、今の日本低迷の責任を国民に押し付けようとしてるところ、出来るはずもない政治の改善を民主主義によって実現させようと煽ってるところ、しかもその政治を「自分たちのために」なんて、こういうところから彼には(彼を支援する勢力の)大変な左翼臭が感じられます。この人のポジションがよく見えるでしょう?
尤もブログを毎日更新して本も書いてるなんて普通なら出来るわけなく、大体、有名作家やライターにはアシスタントが何人かいて、下調べや大したことない原稿なんてアシスタントにやらせてるのが普通。だからブログだって恐らく本人が書いてるわけでもないでしょうが・・・

奴らの狙いはフランス ブルボン朝の崩壊と同じようなイメージでしょう。日本崩壊を企む奴らの手先、まあ手先である本人たちは単なる操り人形なので、チヤホヤされてるだけで特にそういう気持ちなんて持たないかもしれないけど・・・
ちなみにフランス革命で滅亡したブルボン朝当時の国家財政の歳入は5億リーブルほどで、その債務は歳入の9倍に達していたらしい。今の日本の累積債務は純粋な税収歳入の20倍なので、既に当時のブルボン朝の倍以上に及ぶということ。

さらなる国債乱発、放漫財政でアップアップで日本が破産しかかってる時、もしもシナが尖閣諸島に侵攻してきたりで戦争になったらいったいどうなりますかね? 奴らは必ずそういうところをツケ狙ってきます。それだけ奴らは用意周到、緻密な計画を練ると思ってください。素人の私だってここまで考えられるのに、今の政治家でそんな事態まで想定、予測できる人って、果たしていますかね。

それとデフレが進んで今では民間個人の世帯年収なんて400万円前後にすぎないのに公務員の平均収入が700~800万円もある官民格差。東京のような都心部はまだマシでしょうが地方に行けばその官民の収入格差はほぼ倍に達してると思います。家を建てるのは公務員ばかり、安心して車を持てるのも公務員ばかり・・・なんて状況では民間の人々が怒るのは当たり前。この場に及んで公務員の減給に反対してる政治家なんて公務員に媚びすぎだし、今の日本の民間の惨状を知っていながら屁理屈こねてエゴむき出しで減給に反対してる公務員なんてとんでもない売国奴だと思います。
加えて生活保護はじめとする自称弱者への過保護政策も大幅に見直すべきでしょう。

GDPが下降気味で民間人の年収だってこれだけ下がってるんだから、ここは官(特に地方)の年収だって下げてその痛みを共にしてしかるべき。でないとぬるま湯に浸かった役人(政治家含む)だって本気で日本の復興なんて考えるはずない。
そもそも役人(公務員)が使うお金というのは、公営事業でもやらない限りすべて民間から徴収した税金で成り立ってるわけですから、こういう時こそ公務員減給等で財政を引き締め、減税によって少しでも民間人が使えるお金を増やしてやることこそ、本物の経済活性化が望めると考えてます。

それにしても官も民も今では育休だの女性管理職を増やせだの、女だって誰もが子供をどっかに預けて安心して働ける環境を推進しようとか・・・力を入れるべきベクトルが完全に間違ってるし、それに加えてこのところの製造業の空洞化・・・これでは明るい日本の未来なんて到底望めるはずありませんね。   (続く)

『タルカス』  エマーソン、レイク&パーマー (1971)
Tarkus - Emerson, Lake & Palmer

EL&Pの代表作の一つでもある『タルカス』(詳しくは右画像クリック)。何と“王家”呼称で問題になってる現在放映中のNHK大河ドラマ『平清盛』で、このオーケストラ版が使用されてるそう。
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(続き)◆亡国のシナリオ ② ~ 日本を、過去に滅んだロマノフ朝やハプスブルク帝国になぞらえたパターン

◆そもそも革命とは ~ フランス革命に見る民衆とマスコミの狂気

◆左翼教育者が持ち上げる、フランス革命を引き起こしたルソーの人間獣化思想 ~ ルソー生誕300年で、日教組やPTA左派が暗躍中

◆日本のGDP 外需が内需を支えている ② ~ 株価だけでなく、実はGDPも減り続けていた日本

◆日本人なら『ねずみの嫁入り』の世界観を!~ 陰謀の黒幕を考えるのでなく全体として捉えられる感覚を持ちましょう

◆売国企業はユニクロだけじゃない。言い始めればキリがないし、もっと現実を見なければなりません

◆保守・排外系団体に、人権左翼やフェミ左翼がいっぱい紛れ込んでますね ~ 引っぱたくことは覚醒作用を起こす

◆生活保護予算は既に3兆円!? バラ撒き民主党政権で3倍か!? ~ 母子家庭生活保護 実質年収は500万円に匹敵!?

◆共産主義は資源のない日本では成功しない ① ~ 日本の財産は国民の勤勉性(だった?)

◆あなたは反米? 親米? それとも反ユダヤ?③ ~ 日露戦争を勝利させた高橋是清とユダヤ人銀行家 ジェイコブ・シフ

◆男女雇用均等法から株価が下がり続ける日本 ~ 世界で日本だけ沈没!

◆民主党は地方公務員と教員、外国人を優遇するエセ改革党 ~ 実は官僚より高給な地方公務員と教員!
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朝日新聞の売国職員の処刑にはどれがいい?
済州島での従軍慰安婦強制連行はなかったと、ついに認めた朝日新聞。国民への裏切り、売国行為で、国と日本人への計り知れない損失を与え続けた朝日新聞の売国職員の処刑方法はどれがいいですか? (参考) 日本の面影 » 朝…





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