フードコートで女子高生が喋るだけ(1/3)
言葉にできない良さ フードコートでひたすらおしゃべりする女子高生を描いた漫画に「超好き」「尊い」と絶賛相次ぐ
身近なことにしか興味はないけど、身近なことのためには一生懸命生きてる感じ。
仲の良い女子高生2人がひたすらおしゃべりしている光景を描いた漫画『フードコートで、また明日。』に、なんとも言葉にしがたい幸福感があふれています。友情って良いなぁ。
見た目も性格もまったく違う女子高生、和田さんと山本さん。お嬢様や優等生に見える和田さんですが、実際は嫌いなものが多くてネットでよく喧嘩や炎上をする子です。一方、ヤンキーのように見える山本さんは、本当は無口で成績優秀で面倒見の良い子。2人は違う学校に通っていますが、毎日のように地元のショッピングモールにあるフードコートで放課後を過ごす仲です。
漫画はフードコートで二人が絶え間なくおしゃべりをしているだけです。和田さんはコロコロと話題を変えて、山本さんは言葉少なく返事をします。それはメッセージアプリでも同じで、和田さんが一方的にメッセージを送り、山本さんは既読をつけるだけのことがほとんどです。
「私とはそんなにやりとりしたくないのか」と和田さんがすねるように言えば、「顔合わせて話したいんだよね」と、いつものテンション低いままで、ちょっとカッコいいことを言ってくれる山本さん。しかし何事もなかったように、また次の話題に移っておしゃべりを続けるのでした。
パッと見た感じだと友人にはならなそうな2人ですが、何でも言い合ったり隣同士に座ったりして、お互いに気心の知れた居心地の良さを感じているように思えます。
大きな事件が起きるわけでもなく、ただ日常の愚痴やお互いの悪いところを指摘し合うだけの平和なやり取りに、「尊い」「こういうのがいいんだよ」「どこが好きなのか説明できないけど好き」など、漫画の中にあふれている優しい雰囲気への「好き」が続いています。
作者は漫画家の成家 慎一郎(@_71416)さん。現在コミックアース・スターで『その者。のちに……』のコミカライズを連載中。今回紹介した漫画『フードコートで、また明日。』は成家さんのTwitterで毎週金曜日19時ごろに更新予定です。
漫画『フードコートで、また明日。』第1話
画像提供:成家 慎一郎(@_71416)さん
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