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2012.12.30

google in English

完全に英語でGoogle検索する方法

どんどん改悪されて使いにくくなっていくGoogle検索だが、とりわけ英語の文献を検索したくとも日本語のページが優先されてしまうという不便さがよく取り沙汰され、近年ではこの問題が特に深刻になってきている。
検索設定や検索オプションを設定すれば結果を操作可能だが、Webインタフェースから設定していくのは面倒なことで、これまではいくつかの簡単な方法でこの問題を解決できた。
.co.jpを.comに書き換える。
http://www.google.com/ncr(Non Country Redirect)にアクセスする。
http://www.google.com/en にアクセスする。
しかしながら、最近ではこれらの方法を用いても、日本語のページが優先されてしまうことが多い。
これを解決するために、Google検索のAPIに送るパラメータを書き換える(もしくは追加指定する)方法が有効である。
Google Developersで公開されているXML API referenceにWebSearch Query Parameter Definitionsが解説されている。
ここで検索結果の言語に影響するパラメータとして下記がある。
lr(language restrict)
検索対象とするページの言語を制限できる。指定言語の文献を調べたい場合には、最も強力なパラメータとなる。lr=lang_en, lr=lang_ja
cr
検索対象とするページの所属を制限できる。lrがWebページに書かれている言語を制限するのに対して、crはWebページが記録されているWebサーバのドメインを制限する。例えばcr=countryUSを指定すれば、.comや.orgドメインのページのみヒットし、.co.jpや.or.jpといった日本のドメインなどは表示されない。一方、lr=lang_enの場合は、英語で書かれていさえすれば、.co.jpや.or.jpなどもヒットする。cr=countryUS, cr=countryJP
gl
検索結果のうちで指定された言語のページを上位に表示する。ただし、アクセス数やキーワード関連度も影響するため、検索結果が劇的には変わらないこともある。他言語のページを完全に排除したくはない場合には、適度で使い勝手の良いパラメータである。gl=us, gl=jp
hl(host language)
Gooleのインタフェースの言語を指定できる。メニューの言語が変わるだけなのであまり意味はない。hl=en, hl=ja
これらのパラメータはURLに追記(もしくは書き換え)していくことになる。
例えばOperaの検索バーに設定する場合は、検索エンジンの管理からGoogleのアドレスを
http://www.google.com/search?q=%s&gl=us
などとすれば良い。
また、検索結果でブラウザのアドレス欄にパラメータを追記しても良いが、
注意として、URL内に#がある場合は、#以降に記述しないと反映されない。