フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、中国杯は8日、中国の重慶で開幕。女子ショートプログラム(SP)は、2018年平昌冬季五輪代表の宮原知子(21)=関大=が68・91点の2位で今季のGPシリーズ初戦をスタートさせた。本田真凜(18)=JAL=は61・73点で6位。首位はGPシリーズ第1戦・スケートアメリカ(ラスベガス)で優勝し、この日は73・51点を挙げた15歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア)だった。
10番滑走の宮原は黒い衣装で登場。冒頭で跳んだ連続ジャンプの3回転ルッツ―3回転トーループの3回転トーループが回転不足と判定された。続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は成功したが、最後の3回転ループが再び回転不足とされて、出来栄え点で0・50点を減点。スピンはすべて最高難度のレベル4を獲得したものの、首位のシェルバコワに4・60点差をつけられた。
宮原は7日の公式練習後には「やってきたことを本番で出したい」と意気込んでいた。しかし、SPの得点は今季初戦で優勝した9月のUSインターナショナルクラシック(米国)で記録した74・16点を5・25点下回っており、得点が表示されると、少し渋い表情をみせていた。フリーは9日に行われる。