次期iOS 13.3のSafariではU2FやFIDO2/WebAuthn準拠のUSB/Lightning/NFCセキュリティキーがサポートされるようです。詳細は以下から。
Appleは2019年06月に開催したWWDC 2019のセッション516「What’s New in Authentication」で、macOS 10.15 Catalinaのデフォルトブラウザとなる「Safari v13」で、FIDO2準拠のセキュリティキーをサポートすると発表し、デスクトップ版Safari v13では初期リリースからYubikeyやFeitian KeyなどのUSBセキュリティーキーがサポートされていますが、
AppleのConsulting Engineeringチームで働くPepijn Bruienneさんによると、現在Appleが開発者向けに公開しているiOS 13.3のモバイル版Safari v13でもセキュリティキーのサポートが行われているようです。
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Thank you! We couldn't wait to try it out. It works
@FIDOAlliance @webkit
All the thanks go to the folks working on implementing the feature in Webkit and Safari
Enjoy!
iOS(iPadOS)でのセキュリティキーのサポートは現在サードパーティ製アプリが独自に行なっており、ChromiumベースでオープンソースのWebブラウザ「Brave」はYubico Mobile iOS SDK for Lightningを利用してYubico社のUSB-C/Lightningセキュリティキー「YubiKey 5Ci」 をサポートしていますが(下図右)、iOS 13.2.xのSafariではサポートされていないため、
iOS 13.3以降でデフォルトブラウザのモバイル版SafariがUSB-CやLightning、NFCベースのセキュリティキーがサポートされれば、サードパーティ製アプリでもGoogleやFacebook, Twitter, GitHub, Dropbox, Dashlanなどの2段階認証がより簡単になりそうです。