ヤクルトが昨年から行っている、ドラフト指名選手のキャンプ見学が今年も行われ、ドラフト1位指名された星稜・奥川恭伸投手(18)ら5選手が9日、松山市の坊っちゃんスタジアムを訪れた。
練習前、制服姿で並ぶ奥川らの前に、1、2軍の両指揮官が登場。高津臣吾監督(50)は「縁あって同じユニホームを着ることになってすごく楽しみにしている。なんとなくでも、チームの雰囲気や練習を見学して、来年のキャンプに向けて準備をする大切な時間にしてもらいたい。オフになったばかりでピンとこないかもしれないけど、ここで準備することが大事。ゆっくりするのもいいけど、自分のことを考えて、プロの第一歩としてしっかり練習してもらいたい」と話した。
池山隆寛2軍監督(53)も「早くユニホーム姿を見たい。来年待ってますので、しっかり体を鍛えて準備して」と笑顔。ヤクルト黄金期を支えた投打のスターを前に、奥川らは緊張の面持ちだった。