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おれもそういう時代の育ちなのだけれど、すきあらば図書館行って百科事典読み込んだり新聞縮刷版を一通り読んだりとか、とにかく頭に叩き込まないとほんとどうしようもないのよね。逆にいえばそれくらいやればなんとかなる。朝毎読の新聞縮刷版を図書館にあるだけ一度通読するの、脳にわりと効くよ。
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これを先にやっておくと、「新聞に書いてあることが出来事の全てではない」という免疫をあとからつけられる。あとで物事の詳細を知ってから「そういやこんなことは書いてなかったな」と頭の中のインデックスから即座に引き出せる。記事は何から何をスポイルしがちなのか、を身体で学べる。
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これの問題は、地方のことがよくわからないことだ。新聞縮刷版は大抵東京本社最終版しか載らないからだ。おまけに地方紙縮刷版は読むのにそうとうに骨が折れる。前提として持っていないといけない情報の下地が多いしな。
