石破政権は９０年代の自虐国家の悪夢再来だ

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自民党総裁選を巡って竹下派が石破氏支持を固めた模様だ。
総裁選が活発になることはむしろ好ましいことであり、実は自民党という集団がいかに悪い意味でのリベラルであるかも分かり国民にとっても良いことであろう。
自民党は安竹宮と呼ばれた中曽根後継を争った世代が中心となてから一変した。
中途半端な仲良し集団、総主流派となって政党としての競争力がなくなった。

最後の党内抗争が竹下派の分裂で、離党した小沢一郎氏が去ったことで、自民党から競争力はなくなった。
それが政権を失う原因になったが、それでも社会党と連立を組むという薄汚い方法をとってまで政権を奪還しようという執念があった時代である。
しかし、それも数年で陰りを見せ再び野党転落が見えてきた矢先に小泉純一郎の出現し、国民は目くらましにあって政権を維持する。
民主党に政権を奪われるも、民主党のあまりに稚拙で反日な運営に国民は嫌気を差して自民党に政権は戻った。
そこで満を持して安倍政権が再誕生したが、仮にここで石破政権なり石原政権ができていたら、恐らく今は政界再編になるなど混迷を深めているに違いない。
それほどまでに自民党は何も変わっていない。
しかし最も恐怖なのは９０年代の自虐思想をけん引した竹下派を中心とした勢力が政権を手にすることである。
９０年代は日本にとって悪夢で、宮沢内閣では究極の売国奴である河野洋平氏と加藤紘一氏が両輪を支え、細川首相も謝罪外交、橋本、小渕両氏はまだしも、そこを支えた野中広務氏は究極の媚アジア主義者であった。
ここの公明党も加わったから、マスコミを中心に日本国内の反日傾向は加速していた。
中国に謝れ、韓国に謝れ、賠償金を払え、靖国に行くな、日の丸を捨てろ。
とんでもない反日が日常的に報道される時代であった。
しかし北朝鮮が拉致を認めたあたりから流れが一変し、特に若い世代を中心に国に誇りを持つ、国を愛するという当たり前の意識が芽生えてきた。
 
そんな当たり前の時代を逆行させようとしているのが、竹下派ではないのか。
今回の竹下派の石破支持の黒幕は、青木幹夫氏であろう。
野中氏と共に利権と売国を推進した大物であるが、未だ影響力を持つのは、この派が「竹下派」と名乗っていることを見ても分かる。
竹下登氏の秘書だった青木氏は、その死後絶大な力を持った。
その青木氏の盟友であるのが小泉純一郎元首相で、今や彼は安倍首相に対する嫉妬に狂っており、このあたりの勢力が改憲阻止と反原発で一致し、朝日など売国勢力を巻き込んで安倍政権打倒に向かっているというところであろう。
更に、その青木氏は小沢一郎氏とも旧知の間柄である。
小沢氏と小泉氏が連携したのは周知のとおりである。
 
政争は結構であるが、日本を再び暗黒の時代に戻してはならない。
その意味で、今回の竹下派の石破支持は自民党の本当の闇を映し出す良いチャンスかもしれない。

※この記事は『イケタクの「日本を世界に誇れる美しい国・誇ある国にする」日記』に掲載されています。