治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

ギョーカイを潰すとはどういうことか

2018-10-22 07:42:22 | 日記
それも新刊『自傷・他害・パニックは防げますか?』に書いておきましたが
あれはあくまで暫定的な定義。
今後も日々定義は変わるでしょう。

っていうか、アスペルガーの人とかそれに準ずる人とかは定義好きだけど
私は定義なんてあとでいいと思うんですよね。
とにかくギョーカイは潰す。ギョーカイを潰すということがどういうことかなんて潰しながら考えればいいんです。

廣木さんはギョーカイと事を構える気がなく、私はギョーカイを潰すつもり。
最初からその立場の違いははっきりしていたんで、最初から「廣木さんがどんなにギョーカイと仲良くしようと私はギョーカイを潰すつもりだ」と話しておいたんですけど、廣木さんはギョーカイと仲良くするつもりで実は潰していると思うところもある。

うちの本の表紙を描いてくださったご子息は、先日お父さんが現場のお仕事の日にお父さんの知人にドライブにつれていってもらったそう。しかも北陸まで。恐竜の博物館?みたいなの見て温泉入って帰ってきたそう。
そして和歌山にパンダ見に行く町内会のバス旅行、参加したそう。
こういうとき、地域の学校に通い続けたっていいと思いますね。

ご本人の状態が安定していてご機嫌で、親にコミュ力と人徳があると、福祉サービスとかいらないといういい例です。ガイヘル何それ食べれるの? っていう感じ。おそらく、知的障害がないお子さんでも他人になんか到底託せない人も多いんじゃないでしょうか。とくにギョーカイ療育で効果が出ないのに唇噛みしめてじっと我慢している治らない教信者界隈は。

そしてここまでの安定をもたらしたものは、「知的障害のある子をずっと地域の学校に通わせる」という親の決断も含めてギョーカイ的には「トンデモ」です。武道家だから思いついた身体アプローチ(本で紹介している)や食餌療法(本で紹介していない)も含めて。


だったらトンデモでいいよね~と思う人がいても不思議ではありませんね。
お子さんの人生はお子さんのもんであり、障害特性ガ~と悲観的な材料ばっかり並べて自分たちの利用者にしようともくろむギョーカイ人の餌ではありませんから。

廣木さんちは(私の目から見ると)リッパにギョーカイを潰しているようです。


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1 コメント

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新刊届きました (のんの@読者)
2018-10-22 21:43:02
こんばんは。
久しぶりに投稿します。
新刊届き、まずはニューズレターを読みました。
読んで元気が出たし、新刊を開く前のウォーミングアップになりました。

「自閉っ子と未来への希望」には、希望を与える本だけを出して行きます、と浅見さんは書いていらっしゃいます。その言葉通り、素晴らしい本たちを世に出してくださり本当にありがとうございます。

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