テーブルタップの発熱に注意

たこ足配線は危険だというけれど・・・

TVにパソコン、プリンターにルーターなどAV機器類で1室のコンセントでは足りず、挿し口の多い電源タップを使っていますが、6箇所も8箇所もコンセントを挿すところがあったら、これって大丈夫?って不安に思いませんか?

コンセント、電源タップには"容量の限界"があります。容量の限界を超えないことがポイントです。
容量の限界値というのは何かというと、タップに挿した電気製品を同時使用したとき超えてはいけない電気容量の総和のことです。
①まずは容量の限界値を確認しましょう。
電源タップには、本体や説明書に「トータル1,500ワットまで」とか「15A」と大きく刻印や表示がされています。その表示がそのタップで使用できる合計での容量の上限(限界)値ということになります。
②使用したい電気製品の容量(ワット数)を把握し、合計します。
電気機器には個々に電気容量がどのくらい必要なのかという"定格"というものがあり、それぞれ本体や説明書などにその数値が記載されています。
例えば、ドライヤが600W(ワット)だとかエアコンが1,200Wなど、"ワット数"で表示されていたりします。
合計値がタップの限界値をオーバーしなければまずは安心です。

とはいえ、壁のコンセントは通常2口ありますが、もう一方が空いていてもブレーカー回路自体は一つになっているため、大容量の器具で既に片方を使っいる場合、制限容量に近づいています。スマホの充電位ならば大丈夫でも、そこへ電源タップを挿すというのはやめておきましょう。つまり、このような場合は2口の壁コンセントが片方空いていても使えないということです。
さらに、同一の部屋にある他の壁面コンセントやその裏側にある隣の部屋のコンセントが同一回路からきている場合があります。同一回路上(20A Max)で15A(1500W)の器具を2台同時には使用はできませんので、その部屋内の別の壁面コンセントで分けて使えば大丈夫というわけにもいきません。

ブレーカーを1つずつ落としてみてどの部屋のどのコンセントが同一回路か把握しておきましょう。または建築時の電気配線の図面が保管してあればそれを参考にできます。
ブレーカーが内蔵されていない電源タップの場合、容量オーバーになるとタップ本体や配線が高温になったり、最悪の場合は焼損などを起こして発煙したり、その結果火事の危険性も出てきます。
埼玉県内の消費生活相談窓口には、『テーブルタップを使用中にタップ本体や電源コードが焦げた(溶けた)』といった内容の相談がこの5年間で10件寄せられており、中には発煙・発火に至り、重大事故(火災)につながりかねない事例もあったそうです。
いくら容量内で大丈夫と思っていても、製品にもよりますが、概ね800ワットから1300ワットでタップの表面温度が大きく上昇する傾向にあるそうです。定格いっぱいでなく余裕をもって使用した方がよさそうです。

テーブルタップは定期的に点検し、異常がみられた場合は使用をやめましょう。
点検のポイント
●熱くなっていないか
●変形や焦げがみられないか
●電源プラグの抜き差しがゆるくなっていないか
●本体やコードにひび割れやキズがないか
●電源プラグの栓刃が曲がっていないか
●プラグや差し込み口にホコリがたまっていないか
 

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