グランパスを取材し始めて約11カ月、9日の神戸戦をもって担当を終えることになりました。これからは、離れた場所から残留を祈ります。
思い出すのは主将DF丸山のことば。開幕序盤のこと。「キャプテンの役割を果たさなきゃいけないときは、チームが苦しくなった時です」と話していました。
主将は連勝モードの中で、いつか来るかもしれない苦境への準備をしていました。望んだ展開ではないにせよ、今が苦しくなったとき。残留へ主将のキャプテンシーが生きてほしい。
私が初めてのサッカー担当になったときに誓った2本柱があります。世の中にグランパスの存在を広く伝えたい。次に、クラブを通して社会性のある原稿を出したいと思っていました。
読者のみなさまには感謝です。風間前監督の攻撃的サッカーにワクワクし、フィッカデンティ監督の守備を基本としたカウンター戦略を勉強しました。スタイルの変化を形に変えるには時間が必要です。どうか、間に合いますように。残留の願いが届きますように。