覚せい剤取締法違反で執行猶予中の元プロ野球選手・清原和博さん(52)が7日、横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で行われた「ワールドトライアウト2019」の予選会を視察。客席から飛んだ「頑張れ」の声援に「まだ『清原さん』と言ってくれるファンに感謝の気持ちしかありません。本当にまたファンのみなさんの声援に応えられるように、日々精進して生きていきたいと思っております」と表情を引き締めた。
球界復帰への第一歩を踏み出した清原さんは、濃紺のスーツに水色のネクタイ姿球場入り。野球関連の仕事は2016年に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けてから初めてだった。「約3年半以上、もっと野球から離れていますかね。本格的にプレーする若者の姿を見ましたし、どんどん自分も野球に携わっていきたいと思いました」。久々にグラウンド入りした際には感無量の面持ちだった。
6日にはタレントの田代まさしが覚醒剤所持の現行犯で逮捕された。自身も薬物依存と戦っている中、「病院の治療と自助グループのミーティングに参加しています。それは3年半、1度も休んだことがありません。毎回尿検査も受けています。薬物に対して自分なりに必死に頑張っています」と明かした。
ワールドトライアウトは戦力外になった元NPB選手や高卒以上のアマ選手、日本球界でのプレーを臨む外国人選手を対象に試合形式で実施。今月30日に元ヤクルト・カラシティーや元メッツ・テハダらがエントリーしている本戦が神宮球場で開催される。