覚せい剤取締法違反で執行猶予中の元プロ野球選手・清原和博さん(52)が7日、横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で行われた「ワールドトライアウト2019」の予選会を視察した。この日は母校・PL学園高の後輩も参加。「試合が始まる前にわざわざ控室まであいさつに来てくれて、まだPLの伝統が守られているんだなと感じました。自分も若いころ球場に入るなりPLの先輩を見つけてあいさつに行ったことを思い出しました。そういうPLの伝統が引き継がれているのがうれしく思いました。今現在PLの野球部はなくなった状況ですけれども、気付いてくれている若者がいるんだなと思うとうれしいですね」としみじみ語った。
一塁ベンチ横でテスト生のプレーに熱視線を送った清原さん。本塁打を打ったテスト生を拍手でたたえる一幕も。トライアウト後には参加者に「野球ができることを幸せに感じてほしい。みなさんがプレーしている姿で力をいただきました」とメッセージ。「一日一日、野球漬けの日々にして必ず夢をつかんでください。夢は必ずかないます。それを信じて頑張ってください」とエールを送った。
この「ワールドトライアウト2019」は戦力外になった元NPB選手や高卒以上のアマ選手、日本球界でのプレーを臨む外国人選手を対象に試合形式で実施。今月30日に元ヤクルト・カラシティーや元メッツ・テハダらがエントリーしている本戦が神宮球場で開催される。「監督デビュー」となる清原さんはユニホーム着用でベンチ入りする。