大リーグは7日、ポジション別の年間最優秀打者に相当するシルバースラッガー賞が発表され、エンゼルスの「現役最強打者」マイク・トラウト(28)が球団記録となる最多7度目の受賞を果たした。外野手で7度の受賞は史上6人目で、事実上の最多タイ。同賞は監督、コーチによる他球団の選手への投票で選出される。
外野手では、過去にバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)が12度、マニー・ラミレス(元レッドソックス)が8度受賞しているが、ともに筋力増強剤ステロイドの使用歴がある。他はケン・グリフィー・ジュニア(元マリナーズ)、ウラジミール・ゲレロ(元エンゼルス)、トニー・グウィン(元パドレス)で、いずれも7度受賞。
外野手の条件を除けば、過去の8度以上の受賞はマイク・ピアザ元捕手(元ドジャース)とアレックス・ロドリゲス元遊撃手(元ヤンキース)が10度、バリー・ラーキン元遊撃手(元レッズ)が9度、カル・リプケン・ジュニア元遊撃手(元オリオールズ)とウエード・ボッグス元三塁手(元Rソックス)がともに8度。
トラウトはメジャー定着8年目で7度目の受賞。今季は134試合でメジャートップの出塁率4割3分8厘に加え、打率2割9分1厘、リーグ2位の45本塁打、104打点。14日に発表されるリーグMVPの最終候補にも挙げられ、3年ぶり3度目の受賞が期待される。