内部昇格とはいえ、驚きの起用となった。菊池雄星投手(28)を擁するマリナーズは7日、ピート・ウッドワース新投手コーチ(31)の登用を発表した。
2016年まで2年間、出身のフロリダ州立ガルフコースト大学野球部で投手コーチだった。大リーグ公式サイトによれば、昨季はマリナーズ傘下の2Aアーカンソーで投手コーチを務め、テキサスリーグの年間最優秀コーチ賞を受賞。18年まで2年間は1Aモデストなどの同職を歴任した。
現役時代は救援右腕として10年にレイズのルーキーリーグでプレーし、17試合で防御率2・42。引退後はレイズの地域スカウトなどを務めた。
同新コーチは「信じられない。成長を見届け、これからも伸びる選手たちと一緒にやれるのは、すごいことだ」と喜びを語り、今後のカギを「膨大なデータと、各投手の個性との間にあるバランスを探ることだ」と評した。
今季マリナーズの防御率4・99は、メジャー30球団中23位。68勝94敗はア・リーグ西地区の最下位で、直近16年間で14度目の“Bクラス”に沈んだ。