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他山の石

「他山の石」(他大学の話題)欄を設定しました。
他大学に関する情報で、大学発のメールマガジンや地方紙によって報じられた話題をピックアップしてその都度 お届けいたします。

過去の他山の石一覧  過去の他山の石一覧がご覧いただけます。
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 他山の石: 2009年5月
◆ 大阪大学総合学術博物館第4回特別展を開催しています(大阪大学MM) (2009.05.28)
京大・早大共同 大学ビール*ぐびっ1億円★(朝日京都) (2009.05.24)
同志社大■アーモスト館■補修工事終了(朝日京都) (2009.05.23)
コラーゲンから人工靱帯開発 立命館大・山本教授(朝日滋賀) (2009.05.23)
「アスリート食」で頑丈な体 立命館大の学食(朝日滋賀)★ (2009.05.23)
「1カ月で発毛」へ研究 聖マリアンナ医科大学(朝日神奈川) (2009.05.22)
偲ぶ会に参列して ― 理事・副学長(連携・評価担当)角田 直人/香川大学MM (2009.05.15)
中之島マップ:いいとこ再発見、周辺活性化へ 発祥の地で大阪大が3万部作製/無料配布 毎日新聞/大阪 (2009.05.15)
鹿児島大学農学部の100周年記念焼酎、5月1日発売(南日本新聞)★ (2009.05.14)
慶応大大学院がネット介し遠隔授業 五島など全国5ヵ所つなぎ地域起業家養成研修(長崎新聞) (2009.05.12)
大村に活水女子大看護学部が開学 創立者ラッセル女史の思い再び★(長崎新聞) (2009.05.12)
チャレンジ「ふしぎ発見!」(名城大学MM) (2009.05.11)
山口大付属病院、がん診療の充実へ(宇部日報) (2009.05.11)
山口大 大学院田中教授が2度目の文科大臣表彰(宇部日報) (2009.05.11)
築100年「吉田寮」 京大建て替えへ(サンケイ大阪) (2009.05.07)
ことしは酒米も栽培 三重大野日本酒作り (伊勢新聞) (2009.05.05)
三重中京大・短大廃止へ 来年度から学生募集せず(伊勢新聞) (2009.05.05)
☆日本初の女性大学生3名 女性の「希望の扉」を開いた東北大学(東北大学MM) (2009.05.01)
◆ 大阪大学総合学術博物館第4回特別展を開催しています(大阪大学MM)(2009.05.28)

 「昭和12年のモダン都市へ 観光映画「大大阪観光」の世界」

 いま大阪では、世界的なグローバル化の流れの中で経済・行政のありようが激変し、文化や芸術には閉塞感が漂い、未来への展望はきわめて不鮮明です。
 このような状況の今こそ、大阪という都市の未来を語る上で、その成り立ちや過去の姿を再認識することが求められています。
 昭和12年(1937)、大阪市電気局と産業部による観光映画「大大阪観光」(大阪市指定文化財)が制作されました。この映画は、大正14年(1925)に第二次市域拡張で面積・人口とも東京市を抜いて、日本第一のマンモス都市“大大阪”に膨張した大阪市が關一市長の施政下、変貌を遂げた姿を映像化したものといえます。映画で謳われるのは、古代の難波宮以来の歴史と伝統ある都市としての大阪であり、一方、それとは対照的な、御堂筋や地下鉄の建設、築港の整備、「都市美」を意識した街づくり、美術館、動物園、電気科学館などの文化施設を完備したモダン都市・大阪の発展する姿でした。
 本展覧会は、“大大阪”の時代を貴重な映像で記録した観光映画「大大阪観光」をとりあげ、観光艇「水都」からの風景をはじめ、映し出される名所名跡や観光施設を、当時のパンフレット、広告、出版物、報道写真など、関係資料約120点をもとにたどります。また、観光客誘致の映画として制作された明るいイメージから逸脱した要素、“大大阪”の美名の陰で深刻化した都市問題をとりあげるほか、行政が演出する「都市観光」にひそむ、都市の“迷宮性”にも触れたいと考えます。

 【期間】   4月27日(月)~7月4日(土)
 【開館時間】 10時30分~17時 (日・祝は休館)
 【会場】   大阪大学総合学術博物館待兼山修学館
 【主催】   大阪大学総合学術博物館、大阪歴史博物館
 【共催】   大阪大学大学院文学研究科
 【協力】   大阪大学21世紀懐徳堂

 <問い合わせ先>
  大阪大学総合学術博物館 TEL06-6850-6284
 詳しくはこちら
  → http://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/index.html


京大・早大共同 大学ビール*ぐびっ1億円★(朝日京都)(2009.05.24)

京大・早大・黄桜が共同開発
京都大(左京区)が早稲田大(東京)、黄桜(伏見区)と共同開発したビール「ホワイトナイル」など3種の総売上額が、今年半ばにも1億円を超えそうだ。330ミリリットル入り小瓶が税込み450円で、1本売れるごとに知的財産収入として両大学にそれぞれ10円が入る仕組み。
「大学発の食品としては前例のない規模の売り上げ」を記録した「大学ビール」の成功に、京大も酔い心地だ。

06年4月にビール「ホワイトナイル」を発売し、07年8月に発泡酒「ブルーナイル」、08年9月にビール「ルビーナイル」を加えた。
京大の20日の発表によると、08年度1年間で3種類合わせて6万7298本が売れた。
「ホワイト」発売以来の約3年で21万本を超え、総売上額は今年6月に1億円を超える見込みという。

製造・販売は黄桜が担い、京大の生協や両大学内外のレストラン、百貨店などで買うことができる。
06年度は7万3030本分、07年度は7万369本分と売り上げは減少傾向にはあるが、京大は「全国的にビール系飲料の市場が縮小する中では健闘している」とみている。

今年9月からは、アルコール分が7%と高い「ルビーナイル」の原料に、エジプト南部で古代から栽培され京大の研究室に種子が保存されていた「ピラミダーレ小麦」を使用する予定。
京大は「今の味を基本に、よりおいしく改良したい」としている。
大学ビールを飲めるレストランや販売する店舗一覧は黄桜お客様相談室(075・611・2172)か
同社ホームページ(http://www.kizakura.co.jp/ja/index.shtml)。


同志社大■アーモスト館■補修工事終了(朝日京都)(2009.05.23)

1932年に建てられた同志社大「アーモスト館」(上京区)の補修工事が終わり、12日、報道陣などに公開された。
米国出身の建築家・ヴォーリズが設計した同館は07年まで学生寮として使われ、国の登録有形文化財でもある。
今後は主に外国人研究者の宿泊施設として、今月末から使用されるという。
同館は同大学の創立者・新島襄が卒業した米国・アーモスト大の関係者からの寄付で建てられた。
地上3階、地下1階のニューイングランド・ジョージアン様式で、延べ床面積は約891平方メートル。

耐震などの補修工事費は計約3億1800万円。れんが造りの外壁や天然スレートぶきの屋根などの特徴はそのままに家族用の広めの部屋4室を新たに作った。
共用のリビングルームやサンルーム、厨房なども完備している。
一般公開はしないが、見学の希望があれば、同志社大国際課(075・251・3260)で受け付ける。


コラーゲンから人工靱帯開発 立命館大・山本教授(朝日滋賀)(2009.05.23)

【実用化へ技術研究/立命館大・山本教授】 
交通事故や激しい運動の際のショックなどで、傷ついたり切れたりした靱帯を再生するコラーゲン組織の開発に、立命館大理工学部(草津市)の山本憲隆教授(生体工学)が取り組んでいる。
ラットやマウスの腱から取り出したコラーゲンから、実際の人の靱帯に近い人工靱帯を作り出す方法を模索しており、10年以内の実用化を目指している。(安田琢典)

山本教授によると、人の靱帯は60%が水分で、残りの大半はコラーゲンでできている。
関節の周囲にある側副靱帯は縫い合わせれば自然に再生するが、関節の内側で骨をつなぐ十字靱帯は、いったん切れると縫い合わせても再生しない。このため、人工靱帯を移植して治療するのが一般的だ。
従来の人工靱帯は傷ついていない他の部分の靱帯を切り取りフッ素樹脂などの繊維やポリエステルと合わせてつくる。しかし、繊維やポリエステルは骨とこすれて摩耗し強度が徐々に落ちていくという。
こうした弊害を解消しようと、山本教授は繊維などを使わずに、動物から抽出したコラーゲンを使って靱帯を作ることを考案した。
動物から抽出したコラーゲンを、ゼリー状に固める技術は既に確立されている。
ただ、人の十字靱帯は200キロ前後の張力に耐える強度が必要で、そうした強いコラーゲンを人工的に作り出す技術はこれまで開発されていなかった。
人の靱帯は、直径1.5ナノメートル(1ナノ=100万分の1ミリ)の細かいコラーゲンの分子が規則的に絡み合い、直径2~3センチの靱帯になる。
山本教授の研究では、動物のコラーゲンを溶かし適切な酸度と温度を加えることで、高い強度を実現。
分子がつくった直径1マイクロメートル(1千分の1ミリ)の「線維」と呼ばれる段階まで、人の靱帯と同程度の強度を保てるようになった。

ただ、線維がどのような配列で直径2~3センチの靱帯を構成しているかまでは、現時点では解明されていない。
山本教授は「線維の配列のメカニズムを正確に調べ、その通りに再生できるかどうかが、今後の課題」という。
これまでの研究成果は、今年9月に盛岡市である日本機械学会で発表される予定。山本教授は「残された課題を少しずつクリアして、人体に負荷がかからない再生技術につながる理論を導きたい」と話している。


「アスリート食」で頑丈な体 立命館大の学食(朝日滋賀)★(2009.05.23)

【立命館大の学食/カロリーや栄養 種目に応じ献立】 
スポーツ系クラブに所属する学生に頑丈な体を作ってもらおうと、立命館大学はカロリーや栄養のバランスに配慮した「アスリート食」を選手に提供している。
夕食だけでなく、抜きがちな朝食も提供して体調管理に気を配る。
草津市のびわこ・くさつキャンパスを拠点に活動する全国屈指の強豪、アメリカンフットボール部や女子陸上競技部の選手たちも恩恵を受けている。(安田琢典)

平日の午後9時。
立命館生活協同組合が運営するキャンパスの学食には、鍛え上げられた肉体の選手たちが集まってくる。
部員100人以上のアメフト部は、今年1月のライスボウルを制し、5年ぶり3度目の日本一に輝いた。
彼らには一般男性の2.5倍、1日あたり6千キロカロリーの摂取が課せられている。

相手と激しくぶつかり合うオフェンスラインを担う副将の浅野匡洋(まさひろ)さん(21)=4年=は、
身長181センチ、体重115キロの偉丈夫。ベンチプレスは145キロを持ち上げる。
夕食では大盛りご飯2杯を軽くたいらげる。
「入学時の体重は90キロで、ベンチプレスは100キロも上がらなかった。食事のおかげで成長できました」と感謝する。
入学したばかりの1年生にとって、食事は「修行の場」でもある。荒木裕一朗さん(18)は「体をもっと大きくしなきゃいけないのに、まだ1日に4千キロカロリーくらいしか食べられません。ご飯を残すと先輩にしかられます」と苦笑する。
アメフト部や陸上部のほか、男子バスケットボール部やカヌー部など計7部にアスリート食を提供する。
種目によって鍛え方が異なるため、栄養士の奥井智美さん(30)がそれぞれの特性に応じた献立を考え、睡眠や間食のあり方もアドバイスしている。

例えば、陸上競技の長距離走の選手にとって、脂肪分は大敵。
揚げ物を控え、納豆などの植物性たんぱく質に富んだメニューを心がける。
一方、骨折している選手にはカルシウムを、靱帯や腱を痛めている選手にはコラーゲンを多めにとらせている。
かつてはファストフードや脂っこいメニューが多い外食で食事することが多かった選手たち。
食事面での配慮が功を奏し、各部とも成績を伸ばしているという。
生協の酒井克彦専務理事は「多い日では300人分近い食事を準備するのは大変だが、
選手が活躍してくれると苦労も吹っ飛びます」と話す。


「1カ月で発毛」へ研究 聖マリアンナ医科大学(朝日神奈川)(2009.05.22)

聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター(川崎市宮前区)内にあるベンチャー企業「ナノエッグ」が、比較的短期間で効果が表れる育毛剤の開発に乗り出した。
3月末に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の開発費の助成が決まり、
2年後の育毛剤の発売を目指すことになった。(小島泰生)

ナノエッグは06年の設立後、研究成果であるジェル状の物質「ナノキューブ」をもとに基礎化粧品を商品化した。
乳液や化粧水など4種類を開発し、これまでに4万本を販売している。
同社元社長の山口葉子・取締役研究開発本部長(47)=同大准教授=は、ナノキューブが皮膚のシミやシワの改善に効果があったことから、同様に毛髪にも効くのではないかと推測。
昨年6~8月、毛を刈った特殊なマウスの背中にナノキューブを塗った。
その結果、3日目には黒い毛が生え始め、11日で黒い毛に覆われた。
このマウスは通常、いったん毛を刈ると毛母細胞が休止期に入ってしまい、毛が生えるまで約1カ月かかり、2カ月たたないと黒い毛に覆われないという。

ナノキューブが毛根にある毛母細胞や毛乳頭の分化を促進し、既存の育毛効果のある薬剤をナノメートル(10億分の1メートル)の単位で取り込めることもわかった。
この結果をもとに昨年12月、NEDOへ開発費の助成を申請すると、1億円の助成が決まった。
今後は、今まで市販されている育毛剤にはない毛髪の太さが1・5倍以上になり、使用から1カ月以内に毛が生える育毛剤の開発を進める。
10年度に人を対象にしたモニター試験を繰り返し、11年度に育毛剤を販売する計画だ。

山口さんは「現在市販されている育毛剤は育毛を実感するのに半年以上かかる。
これまでにない、短期間で効果が出て、男女問わず使える商品を作りたい」と話している。


偲ぶ会に参列して ― 理事・副学長(連携・評価担当)角田 直人/香川大学MM(2009.05.15)

 今年の1月9日、94歳で、急性心筋梗塞のためにお亡くなりになりになった伊藤順吉先生の偲ぶ会が、5月24日、甲南大学平生記念セミナーハウスで開催され、参列しました。世話人は朝山邦輔、小林俊一先生と同級生の佐野直克君です。06年4月に宝塚ホテルで開催した卒業40周年記念同窓会で、「基礎工学部材料工学科一期生のみんなに早めに今生の別れを言っておきます」と挨拶され、その宴の隣席で、長い時間、親しくお話したことを昨日のことのように思い出しました。06年9月の永宮先生を偲ぶ会でお元気な姿を垣間見たのが最後となりました。
 伊藤先生は伊藤忠商事の創始者である初代伊藤忠兵衛の孫で、大阪大学理学部物理学科の一期生です。菊池正士先生の研究室で、高エネルギー電子線を活用する原子核研究を行うため、日本で最初のサイクロトロン建設に携わられました。しかし、先生は、第二次大戦後、原子核物理研究から核物理を物性研究に応用する研究に重点を移されました。永宮先生とともに理学部物理学科から基礎工学部材料工学科に移籍された当時の伊藤研究室の研究の柱は核磁気共鳴吸収とレーザー光による物性研究でした。卒業研究で久保田観治先生(故人)のもとでレーザー光によるラマン散乱の実験指導を受けたのが私と伊藤先生との大きな関わりでした。
 伊藤先生から中之島にあった大阪大学理学部のサイクロトロンが米国占領軍により解体され、大阪湾に沈められた話を何度かお聞きしていました。35年に菊池先生の提唱により建設が始まったサイクロトロンは36年12月の実験棟の完成で本格化しました。42年に戦争激化のため運転を休止するまで、日本の原子核物理実験のメッカとして数々の世界的な研究業績を上げていました。しかし、そのサイクロトロンが、建設途上の理研および京都大学のサイクロトロンとともに、45年12月に米軍によって破壊、撤去されたのです。それと同時に日本における原子核研究実験の禁止命令がGHQから出されました。
 偲ぶ会で、米軍の工兵一小隊がブルドーザーでサイクロトロン室の壁を破り、25トンもあるサイクロトロン磁石、β線スペクトロメーター磁石等のサイクロトロン附属装置を解体・組み立て・爆破する様子を記録した映像を見ることができました。その映像の中には、伊藤先生をはじめ、偲ぶ会に参列されていた方々もおられ、世界最先端の実験装置を失う現場に立ち会った、当時の諸先生方の口惜しさを推し量るに十分でした。

 ところで、新設された大阪大学理学部に新進気鋭の教授として赴任された菊池先生は、理化学研究所時代、27年のCJデイヴィソンのニッケル単結晶、JPトムソンのアルミニウム多結晶に続き、28年、雲母薄膜の電子線回折の実験に成功するとともに、新たな電子回折現象-菊池線-を発見されました。菊池先生は、この発見により、20世紀初頭からの目覚ましい研究の進展で確立されつつあった量子物理の研究者として世界的に認められるとともに、日本の物理学研究の水準の高さを世界に示しました。その後、この電子線回折現象は、X線回折現象とともに結晶物理学の研究に欠くべからざる実験手段となり、今日の各種電子顕微鏡法の発展につながりました。
 大阪大学時代以降の菊池先生は日本原子力研究所長を歴任される等、研究の興味は一貫して原子核物理学でしたが、先生の薫陶により、大阪大学では多くの研究者により電子線回折法や電子顕微鏡法の先駆的な研究が行われ、世界を先導する業績が数多く残されています。
 私は、大学院で藤田英一先生の研究室の学生として、金属の格子欠陥の研究に携わったのが縁で、その主要な実験手段として、常に電子線回折法や電子顕微鏡法と深く関わってきました。近年に参列した先生方の偲ぶ会での出来事を思い返し、私と研究上でのいろいろな人との出会いを考えると、私も科学史の末席を生きてきた気がしております。


中之島マップ:いいとこ再発見、周辺活性化へ 発祥の地で大阪大が3万部作製/無料配布 毎日新聞/大阪(2009.05.15)

 大阪大学(吹田市)が、発祥の地でもある大阪・中之島周辺の活性化に役立てようと、同大の源流の一つである「適塾」などを中心に紹介した「中之島マップ」を作製した。同大は「歴史的な建物を多く紹介し、一般の人々にも役立つ内容。マップを手に歩いて中之島の歴史を再発見してほしい」としている。
 吹田市などにある同大のキャンパスは中之島から距離があるため、同大の学生でもゆかりのある文化財の存在を知らずに卒業する学生も多い。「学生に中之島を訪れてもらい、地域の活性化にもつなげられれば」と作製した。
 地図はA3判で、持ち歩く場合は八つ折りできる。同大に深くかかわる施設や碑3カ所に加え、「大阪証券取引所」「北浜レトロビルヂング」など20カ所を写真と解説付きで紹介。解説には施設内のレストランなど食べ歩きに役立つ情報も添え、場所は地図に番号で示した。江戸時代後期の蔵屋敷の地図も付け、地図を手にかいわいを歩けば、歴史を学びつつ、楽しめるようになっている。
 3万部印刷し、今年度の入学式で新入生と保護者約1万人に配った。同大中之島センター(大阪市北区中之島4の3の53、06・6444・2100)で無料配布している。【渋江千春】


鹿児島大学農学部の100周年記念焼酎、5月1日発売(南日本新聞)★(2009.05.14)

開校100周年を今秋に迎える鹿児島大学農学部と同学部の「あらた同窓会」が取り組んでいた記念の焼酎「あらた百(ひゃく)」ができあがった。原料のサツマイモなどを鹿大でそろえたオリジナル。
5月1日に製造を委託した薩摩酒造(枕崎市)から発売される。
サツマイモは学内農場と同市の唐湊果樹園の計約40アールで昨年に栽培したコガネセンガンを使用。
学生やOB、教職員計約130人がボランティアで農作業し、10トン余を収穫していた。
水は農学部付属高隈演習林(垂水市)のわき水、酵母は天璋院篤姫ゆかりの今和泉島津家別邸跡地周辺(指宿市)で採取し、農学部焼酎学講座で分離、培養した。
「あらた百」は720ミリリットル入り1764円。アルコール分25度。
柔らかな風味と甘みのある味わいが特徴という。
注文は薩摩酒造明治蔵=フリーダイヤル0120(46)7355。


慶応大大学院がネット介し遠隔授業 五島など全国5ヵ所つなぎ地域起業家養成研修(長崎新聞)(2009.05.12)

五島市中央町のIT振興センターで十五日夜、慶応義塾大大学院が全国五カ所を双方向通信できるテレビ会議システムでつなぎ授業を進める「地域起業家養成研修」があり、五島市内で起業を目指す男女三人が各地の受講者と討議した。

同センターの指定管理者、特定非営利活動法人(NPO法人)ジーネットによると、同大学院が進める文部科学省委託事業「社会人のための学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の一環。
同大学院と五島市、北九州市、金沢市など五カ所の教室をつなぎ、各地三人ずつの計十五人を対象に遠隔授業をする。ディスカッションが中心。
十五日に始まり、七月十八日まで計十二回を予定している。

五島市では、インターネットを活用し農水産物の販売などを目指す平尾健一さん(34)=同市木場町=、特産品販売に向け準備中の今村安規子さん(36)=同=、東京都の会社を退社し古里五島での起業を考えている八窪ルミさん(37)=東京都渋谷区=が参加。三人は教材を予習し、テレビ画面を見つめ授業に臨んだ。

授業は同大学院経営管理研究科の竹内伸一特別研究講師が進行し、会社を辞めパン屋になることを考えている三十代男性のケースについて討議。
各受講者が自己紹介しながら、会社を退職し失うもの、得るものなどについて活発に意見を交わした。
平尾さんは「志を持った人がアクションを起こし地域貢献につながれば」、今村さんは「違う地域の人が一堂に会すので教えていただけるものがある」、八窪さんは「議論し、自分に足りない知識を補いたい」とそれぞれ語った。


大村に活水女子大看護学部が開学 創立者ラッセル女史の思い再び★(長崎新聞)(2009.05.12)

大村市久原二丁目に活水女子大看護学部がこのほど、開学した。
県央にない初の四年制大学として「開かれた大学」機能発揮だけでなく、同市は、活水学院創立者であるエリザベス・ラッセル女史が社会福祉のため設けた「活水女園」があった地でもあり、関係者の思いは深い。

同大看護学部の校舎は総事業費十一億円。地上四階建ての鉄筋コンクリート造りで大講義室(チャペル)などを備える。 看護学部生七十六人の学びやとして活用するだけでなく、生涯学習の場として地域に「開かれた大学」を目指す。

同学院によると、創立者のラッセル女史は一八九三(明治二十六)年の地震で親を失った孤児救済のため、熊本に施設を開設。福岡県を経て、一九〇六(明治三十九)年に大村市に移転した。 これが「大村活水女園」で、養育を受けた女児は活水女学校に入学するなどし、養護教員などに成長して活躍した。

十八日の開学式には、約三百人が出席。同大の奥野政元学長は式辞で「大村は実は活水学院にとって、ゆかりが深い土地。 神の愛を社会奉仕にささげる創立者の精神と信仰がこのような形で再びよみがえった。
社会貢献の実績を、新たな伝統に高めていきたい」と喜びを述べた。
松本市長の祝辞の後、隣接する国立病院機構長崎医療センターの米倉正大院長は「医療技術と患者満足度を達成するチーム医療実践には、看護師の役割が重要」と新入生を激励した。


チャレンジ「ふしぎ発見!」(名城大学MM)(2009.05.11)

キャリアセンター主催で4月30日に天白キャンパスで開催された「進路支援講座」で、フリーキャスターの草野仁さんが「いつもチャレンジ精神で」のテーマで講演したことは名城大学ホームページでもお知らせしました。
講演の中で草野さんは1975年、広島カープ初優勝の立役者であり、アメリカに帰国し整形外科医となったゲイル・ホプキンスさんと、元中日ドラゴンズ投手で、草野さんが司会を務める人気番組「世界・ふしぎ発見!」のレギュラー解答者の板東英二さんについてのエピソードを紹介しました。ホプキンスさんはカープに入団するまでは大リーグドジャースで活躍。一方で、神学修士の学位を持ち、大学院の博士課程に身を置き、学位論文作成のためカープ入団時のキャンプインに間に合いませんでした。ところが今度は医学部をめざし、医学書を持参した助っ人は予想外の活躍を見せたのです。山本浩二、衣笠祥雄の両主砲とともにチームをけん引し、セ・リーグ初優勝をかけた巨人戦では9回表に32号3ランを放ち、勝利を決定づけました。ベンチやグラウンドにいる時は野球だけに燃焼する。それ以外の時間は医師をめざして勉強する。それがホプキンス流でした。広島で試合のある日は朝9時から午後2時半までは日本での恩師となった広島大学医学部の藤田尚男教授のもとで勉強を続けました。

板東さんは1958年、夏の甲子園の準優勝投手です。徳島商業の投手として、準々決勝の富山県立魚津高校戦では、0-0のまま延長戦となり18回で引き分け再試合に。板東さんは翌日の再試合も完投し、決勝で敗れるまで投げ抜きました。空前のスタミナと剛速球。59年にドラゴンズに入団しましたが、酷使し続けた右ひじの故障もあり29歳で引退。現役11年間の通算成績は77勝65敗でした。29歳での引退について板東さんは2007年11月4日付読売新聞記事「不屈のひみつ」で、「ケガの痛みから逃げられるのがうれしくて。むしろ野球以外の好きなことが出来ると喜んでましたわ」と語っています。野球解説者、芸能界にデビュー。マルチタレントとして活躍が始まります。同記事で板東さんは「肉体的素質が左右するスポーツと違って、一般社会は努力次第。成功への欲と打たれ強ささえあれば報われる仕組みになっています」と語っています。「不屈のひみつ」について記事は「人生での多彩な配球」をあげています。

アナウンサー人生42年の草野さんは1967年にNHKに入局。10年後に東京に戻り、華やかなスポーツの世界での中継を担当できるものと思っていたそうです。しかし、先輩アナがひしめいていて、回ってくるのはフェンシング、馬術、フィールドホッケーなど視聴率の低い種目ばかり。与えられたチャンスを生かそうと、ルールの勉強はもちろん、試合前の取材を黙々と続けたことの蓄積が、オリンピックをはじめ、スポーツ分野に精通した草野アナへの評価として定着していきます。ホプキンスさんや板東さん、そして自身の人生を振り返りながら草野さんは「人間は自分が思う以上にいろんな才能を持っています。狭い分野に自分を閉じ込めてはいけません」と学生たちに語りかけました。(N)


山口大付属病院、がん診療の充実へ(宇部日報)(2009.05.11)

がん診療の質向上に役立てるために医療機関が患者数や治療実績などのデータを蓄積する「院内がん登録」。
がん診療連携拠点病院の山口大医学部付属病院は、2007年1月に開始し、08年末までに2,386件を登録した。
がん登録は、都道府県などの 自治体がまとめる「地域がん登録」、
医療機関ごとの「院内がん登録」、
学会などによる「臓器別がん登録」 の3種類ある。
山大病院は、院内登録、臓器別登録のほか、県の委託を受け、県内26施設で実施している院内登録をまとめ、地域登録も行っている。岡正朗・同病院腫瘍センター長は「近くホームページでデータの公開を始める。将来的にはがん治療の現状や治療成績を公開したい」と話す。


山口大 大学院田中教授が2度目の文科大臣表彰(宇部日報)(2009.05.11)

山口大大学院理工学研究科の田中正吾教授(60)=計測システム工学=はこのほど、2009年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞した。
電磁波レーダーを使ってトンネル壁や道路、航空機の翼部分などを透視し、材質の劣化や空洞をリアルタイムで検知できる非破壊検査技術が高く評価された。
同賞の受賞は04年度に続いて2回目。
「さまざまなインフラ建造物の保守が簡単に行えることで日本の産業界に貢献できた。長年の研究が認められたことは大きな喜び」と語った。


築100年「吉田寮」 京大建て替えへ(サンケイ大阪)(2009.05.07)

京都大学の松本紘総長は大正2年建築で、全国の大学の学生寮で最も古いとされる吉田寮(京都市左京区)について、建て替えに向け、入寮学生と話し合いを始めたことを明らかにした。
同寮は京大のシンボルともいえる施設で、一時廃止が検討されたが、学生らの反対運動で存続を決めた経緯がある。
京大吉田キャンパスの一角にあり、木造2階建て延べ約3800平方メートル、定員は147人。
築100年近くが経過してかなり老朽化しており、京大では平成19年、重点事業のアクションプランを発表し、建て替えの検討を進めていた。
松本総長は建て替え後の吉田寮の姿について「日本の学生と留学生が一緒に住む施設にしたい」との考えを表明。
学生との話し合いについては「かなり前進している。よい方向で解決したい」などと話した。


ことしは酒米も栽培 三重大野日本酒作り (伊勢新聞)(2009.05.05)

三重大学生物資源学部の学生が大学近くの蔵元「寒紅梅酒造」で取り組む日本酒造りに向けた初会合が十五日夜、津市栗真中山町の同酒造であり、学生約十人が参加した。
四度目の今回は学生が酒米の栽培から携わり、梅酒造りにも挑戦して品評会上位を目指す。

学生の酒造りは三重大と寒紅梅酒造、津市の連携事業。醸造と関係するバイオエタノールを研究する食品資源工学研究室(久松眞教授)の学生が参加し、研修を兼ねる。
酒蔵を活用して日本酒造りを体験する産業観光の確立を狙っている。

前回から、県原産の酒米「伊勢錦」の背丈を低くして育てやすくした「弓形穂(ゆみなりほ)」を使用。
三重大の農場で品種改良した。日本酒の銘柄は「三重大学」。
四月下旬にもみまきをして五月は田植え。六、七月は梅酒造りに励み、秋に酒米を収穫。ラベルの準備をする。
十二月から来年三月にかけて酒造りと梅酒販売に取り掛かる。久松教授は、「一年通しての酒造りプログラムはことし初めてトライ。
米はどうやって作られているのか見てから加工品にしてほしい」とあいさつ。
増田明弘専務(35)は「梅酒を造っている大学はない。来年一月の品評会を狙う」と呼び掛けた。


三重中京大・短大廃止へ 来年度から学生募集せず(伊勢新聞)(2009.05.05)

【松阪】三重中京大学と同大学短期大学部(松阪市久保町)を運営する、学校法人梅村学園(名古屋市昭和区、梅村清弘理事長)は二十三日、経営難を理由に来年度からの学生募集を停止し、在校生の卒業と同時に両校を廃止する方針を、松阪市の山中光茂市長に報告した。

同学園の梅村光久理事長補佐から廃止の意向を聞いた山中光茂市長は「大学としての役割は十分果たしてもらった」とする一方で「大変遺憾」と述べた。
地域文化や経済の発展のために四年生の大学を―。
松阪市が梅村学園に対し、助成総額六億円と市有地提供を条件に四年生大学設立を要望したのは昭和五十四年。
三重中京大学は同五十七年四月に「松阪大学」として開校した。
以来二十七年間、周辺には学生対象のアパートや飲食店なども立ち並び、今では一帯は文教地区となっている。
大学廃止が、松阪市の文化や経済にもたらす影響は大きいと見られる。


☆日本初の女性大学生3名 女性の「希望の扉」を開いた東北大学(東北大学MM)(2009.05.01)

東北大学は、日本で初めて女性の入学を認めた大学としてあまりにも有名です。
1913(大正2)年9月、黒田チカ(29歳、東京女子高等師範学校=現お茶の水女子大学・助教授)、牧田らく(24歳、東京女子高等師範学校・授業嘱託)、丹下ウメ(40歳、日本女子大学校=現日本女子大学・助手)の3名が、世間の注目を浴び東北帝国大学理科大学(現理学部)に入学しました。3名の年齢と経歴に注目ください。出身校は、当時の女性の最高学府です。その助教授や助手が、一学生として、この年齢で、まさに心躍らせ、女性入学許可の「門戸開放」の東北帝国大学に馳せ参じたのでした。

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http://www.alumni.tohoku-university.jp/2009/april/suji.html



 
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