仕事で遅くに帰ってくるちや子さんがいつも食べていたのがお茶漬け。実山椒の香りと、梅干しの酸味で疲れているときでも食欲がでるようにと、きみちゃんのちや子さんへの気づかいと優しさがこめられています。
みつばを刻み、お湯を沸かしてお茶を作っておく。みつばの大きさはだいたい指2本分くらい。
お椀の八分目くらいまでご飯をよそう。
ご飯の上に梅干し、実山椒、刻んだみつば、塩ひとつまみをのせてゆく。
熱いお茶を上から注いででき上がり。
お茶は濃いめの方がちや子さんの好み。くだいたおかきをのせてもおいしいですよ。
おはぎと並んで、荒木荘で重要な料理だったのがお茶漬け。毎晩、疲れて帰ってきてお茶漬けばかり食べているちや子さんに、きみちゃんだったら、どんなお茶漬けを出しただろう? その日のちや子さんの様子も考えてお茶漬けを作ったのではないか? ちや子さんがイライラしている時は少し一味唐辛子をかける。 暑い夏は冷たいお水でも、ちや子さんはおいしいと言っていた。 きみちゃんがちや子さんに初めて作ったお茶漬け。 のりは歯が真っ黒になるくらいある方がおいしい。 ちや子さんがおいしいとビックリしていたお茶漬け。 これが一番手軽。忙しいときはこれを。 春になってこれを作ると、ちや子さんが喜んでくれた。 ちや子さんが二日酔いのときはこれが一番いいみたい。
ここで紹介するお茶漬けは、撮影前に料理指導の広里さんと、演出チームで想像を膨らませながら考え出した、きみちゃんのお茶漬けレシピ集です。最初の焼き魚(鮭)茶漬けを除いて、実際の撮影で使われることはなかったものですが、それぞれのレシピにドラマでの裏設定や裏ストーリーも考えられています。
荒木荘にあった急須と菓子鉢。おかきは、大久保さんやきみちゃんのおやつになったり、お茶漬けの具材にもなったんです。