◇4日 フィギュアスケート西日本選手権・ジュニア男子フリー(滋賀県立アイスアリーナ)
ショートプログラム(SP)1位で、父親がF1レーサーの故アイルトン・セナさんにあやかって命名したことで知られる三宅星南(せな、17)=岡山理大付高=がフリー1位の132・84点をマーク。合計203・76点で優勝した。
米映画「ラストサムライ」の曲に乗ったフリーは冒頭の4回転サルコーが回転不足とされたが、続く連続ジャンプのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―2回転トーループを成功させてカバー。中盤のトリプルアクセルでの転倒などミスをしながらも、出場24選手で唯一の合計200点越えとなる得点を挙げた。
演技後の三宅は「4回転ジャンプをどんな氷でも跳べるように、体もメンタルも強くならないといけない」と反省の弁。しかし、表情は明るく「全日本ジュニアまでにジャンプのミスをなくして、楽に滑れるようにしたい」と前向きだった。