「 地球最速左腕」の引き留めに成功した。ヤンキースは2日、守護神アロルディス・チャプマン(31)との契約延長に合意。本人が希望すれば残り契約を途中破棄できる「オプトアウト権」を行使せず、残留することが決定した。2日の米スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。
当初の残り契約は、2021年まで2年総額3000万ドル(約32億4000万円)だったが、これに1年契約を上乗せし、22年まで3年総額4800万ドル(約51億8400万円)で合意。22年の年俸1800万ドル(約19億4400万円)は救援投手の史上最高額となった。
チャプマンに関しては、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズに敗退した直後、「ヤンキースが契約延長に合意しないならば、オプトアウト権を行使してFA市場に打って出る意向だ」と報じられた。
MAX105マイル(約169キロ)を誇り、現役6位の通算273セーブをマークしている左腕は今季、リーグ2位の37セーブなど60試合で3勝2敗、防御率2・21。ポストシーズンも登板5試合で2セーブを挙げた。