「イギリスのエディンバラに留学したいけれど、どんなところなんだろう……」
と思っている方。
エディンバラはスコットランドの首都で、ロンドンに次ぐ観光地として知られています。エディンバラ大学をはじめとした教育機関も充実しており、留学先としても人気です。
とはいえ、具体的にエディンバラのどんなところが良いのか、なかなかイメージしにくいですよね。
そこでこの記事では、
・エディンバラ留学の特徴
・エディンバラ留学のメリットとデメリット
・エディンバラ留学で知っておきたいこと・注意点
をお伝えします。
初めての海外留学は不安に感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。
まずはこの記事で、エディンバラについてざっくりと知っていきましょう。
※この記事の情報はすべて2018年10月時点のものです。
※この記事はすべて1ポンド=150円で計算しています。
エディンバラは人口約50万人、グレートブリテン島の北部、スコットランドから見ると南部に位置する街です。スコットランドでは2番目に人口が多く、イギリス全体で見ても7番目に大きな街です。
古くから商業都市として栄え、政治の中心地でもあったエディンバラには、今も金融業や小売場が多く見られます。
エディンバラを象徴するのが、観光名所にもなっているエディンバラ城。「キャッスルロック」と呼ばれる岩の上にあり、英国陸軍の基地にもなっています。
気候は、夏場でも平均最高気温が22℃程度なため過ごしやすいでしょう。冬は氷点下になることはあまりありませんが、年間を通じて雨の多い地域です。特に10月から5月にかけて、北海からやってくる東風が冷たいです。
続いては、エディンバラ留学の特徴をお伝えしますね。
エディンバラ留学の特徴は3つです。
・食事が美味しい街
・中世の街並みを感じられる街
・文化や芸術の歴史を楽しめる街
1つずつ説明しますね。
1つ目の特徴が、食事が美味しい街であることです。
イギリスは「あまり料理が美味しくない国」として日本では有名ですが、エディンバラに関しては異なります。数多くの伝統料理を有するスコットランドの食事は古くから定評があり、エディンバラにはそのような伝統料理を味わえるレストランも多いです。
文学者のサミュエル・ジョンソンが「食通なら誰でも、世界中のどこで夕食をとっても朝食はスコットランドで取るだろう」と絶賛したように、スコティッシュ・ブレックファストは食事のなかで外せないポイント。
朝食用のソーセージが初めて作られた「アバディーン」、トーストに添えられるマーマレードの発祥地とされる「ダンディー」は、いずれもスコットランドの都市です。食事に関してこだわりを持つスコットランド、そこに属するエディンバラも食事のクオリティは高いです。
2つ目の特徴が、中世の街並みを感じられる街であることです。
エディンバラは、ネオクラシック様式の建物が立ち並ぶ「新市街」と、中世の古い石畳の風景が見られる「旧市街」に大きく分けることができます。新旧の美しさを持つ街並みは、ユネスコの世界文化遺産にも登録されるほどで、毎年多くの観光客がエディンバラを訪れています。
エディンバラを代表する「エディンバラ城」と、エリザベス女王の避暑地としても知られる「ホリールードハウス宮殿」を結ぶ「ロイヤルマイル」には、今なお伝統的なパブや教会が数多く立ち並んでおり、ぜひ訪れたいスポットです。
エディンバラ観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめスポット7選
3つ目の特徴が、文化や芸術の歴史を楽しめる街であることです。
エディンバラといえば、毎年8月に開かれる「エディンバラ国際フェスティバル」が有名です。「世界最大の芸術祭」とも言われるこの祭りでは、
・伝統的なバグパイプ演奏
・ハイランドダンス
・演劇
・コメディ
・ミュージカル
など、ありとあらゆるパフォーマンスを楽しむことができます。
またエディンバラで開かれる「エディンバラ国際映画祭」は、世界最古の国際映画祭として知られており、エディンバラが文化や芸術方面において先進的な役割を担ってきたことがうかがい知れます。
加えてエディンバラには国立の美術館や博物館、図書館、公園、動物園、アートギャラリーなど、さまざまな文化・芸術施設がたくさんあります。文化施設は無料のところも多いので、休みの日に巡ってみるのもおすすめです。
エディンバラ留学のメリットは3つです。
・コンパクトシティで過ごしやすい
・教育レベルが高い
・日本人が少なく、語学習得に集中しやすい
の3つです。1つずつ解説しますね。
1つ目のメリットは、コンパクトシティで過ごしやすいことです。
エディンバラの人口は約50万人。東京の人口の約27分の1となり、それほど人は多く感じません。生活に必要な施設が街の中心部にほとんどそろっているため生活がしやすいです。街の端から端まで車で約1時間あれば行ける距離感で、どこに行くにもフットワーク軽く動けるところも魅力です。
街中には市民の足としてバスが走っており、
・片道チケット:1.5ポンド(225円)
・1日チケット:3.5ポンド(525円)
・1週間チケット:17ポンド(2,550円)
・1ヶ月チケット:51ポンド(7,560円)
と、とてもリーズナブル。市内であればどこまで乗っても同じ値段です。
エディンバラの交通事情まとめ!利用料金からおすすめの移動手段まで徹底解説
2つ目のメリットは、教育レベルが高いことです。
世界的な高等教育機関の調査会社である「QS(Quacquarelli Symonds)」は、2018年6月に「世界大学ランキング2019」を発表しました。
日本からは「東京大学」が23位にランクイン。ランキングの上位は「マサチューセッツ工科大学」「スタンフォード大学」「ハーバード大学」など、アメリカの大学が独占しています。
エディンバラ大学は18位にランクイン。イギリス国内では、
5位 オックスフォード大学
6位 ケンブリッジ大学
8位 インペリアル・カレッジ・ロンドン
10位 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
に次ぐ、第5番目の大学として評価されました。
エディンバラ大学は1582年に市立大学として設立され、イギリスでもっとも歴史ある大学としても知られています。エディンバラにおける教育と研究の中心的な役割を担っており、学術的な雰囲気があふれる街づくりの立役者です。
それにより、エディンバラにおける教育は高いレベルを維持していると言われています。
参考:「QS World University Rankings 2019」
3つ目のメリットは、日本人が少なく、語学習得に集中しやすいことです。
そもそも日本からイギリスへの留学者数がそれほど多くなく、エディンバラには日本人が少ないです。
エディンバラに留学する生徒は欧州の若者が多く、アジア全体で見ても少ない状況です。英語を学ぶ上で、日本人やアジア人が少ない状況は有利といえます。
英語に触れる時間の長さは、そのまま英語の習得の効率化につながります。そのような点からも、エディンバラは留学先としてとても良い選択肢といえるでしょう。
エディンバラ留学のデメリットは、以下の2つです。
・年間を通じて天候が悪い
・他の都市から遠い
1つずつ解説しますね。
1つ目のデメリットは、年間を通じて天候が悪いことです。
エディンバラは年間を通じて雨が多いことで有名です。1日の中で「晴れ」「雨」「突風
」「雪」のすべてを体験することもまれではありません。留学する際は雨具(レインコート、折りたたみ傘、長靴など)を持って行きましょう。
夏場の気温は22℃ほどと過ごしやすくてよいのですが、冬場は気温こそそれほど下がりませんが、湿度が低くて風が強いため体感温度はかなり寒く感じます。
エディンバラにはその美しさに惹かれてイタリアやギリシャなど南欧からの移住者がいますが、そのような方も冬を経験すると寒さに参ってしまうようです。
エディンバラの天気・気候と服装
2つ目のデメリットは、他の都市から遠いことです。
エディンバラから1番近い大きな都市は同じくスコットランドのお隣にある「グラスゴー」です。
そこまではバスか電車で約1時間と、エディンバラでの買い物に満足できない若者の多くはグラスゴーへ行きます。1時間であれば、それほど遠くありませんが、頻繁に通える距離ではないことも事実です。
さらにロンドンに行きたい場合は夜行バスで約8時間、電車でも4~5時間かかってしまうのでかなり大変です。エディンバラは他都市へのアクセスという点ではあまり良くありません。
ここでは、エディンバラ留学における
・費用
・ビザ
・アクセス方法
をお伝えします。
エディンバラ留学の費用は、1カ月につき約23~47万円です。
・授業料(教材費込み):800~1,600ポンド(12万円~24万円)
・学生寮:300~700ポンド(4万5,000円~10万5,000円)
・食費:250~400ポンド(3万7,500円~6万円)
・その他生活費:200~400ポンド(3万円~6万円)
ここに航空券代として、往復10~15万円も見ておく必要があります。現地でパブや他都市への観光も考えている方はさらに生活費が必要です。生活費には余裕を持っておきましょう。
イギリスに留学する場合、以下の条件に該当する人は事前にビザを取得する必要があります。
・6ヶ月以上留学する人
・6ヶ月未満の留学の予定だが、現地でコースを延長する可能性がある人
イギリスのビザは大使館ではなく、「ホームオフィス」というイギリスの機関が管理しています。ビザの申請を行う場合はホームオフィスと提携する民間機関「VFS Global(ビザ申請センター)」にて直接申請を行います。
ビザ申請センターは東京と大阪の2か所で、いずれかに出向いて申請が必要です。
留学にする際に必要なビザの種類は以下の3つです。
イギリスへの滞在が6ヵ月以内の場合は基本的にビザ申請は必要ありませんが、就学のために入国する際は、入国時に入学許可書や資金証明などの書類を提出して入国の許可を得なければなりません。
入国審査でトラブルにならないためにも、こちらのビザを申請しておくことをおすすめします。
7ヵ月以上~11ヵ月以内の滞在予定で語学学校等へ通う予定の学生は、こちらのビザ申請が必要になります。
このビザはTier 4よりも比較的発行しやすく、申請費用も安いので該当する場合はこちらを選びましょう。
主に大学や専門学校へ進学予定の学生向けの「Tier 4」と言われる一般的な学生ビザです。
英語力の証明が必要で、12カ月以上の長期滞在予定者や滞在中にビザを延長する予定のある留学生向けのビザになっています。
エディンバラへの最寄りの空港であるエディンバラ空港までの飛行機は、
・エミレーツ航空
・カタール航空
・全日空
・エールフランス航空
・ブリティッシュ・エアウェイズ
などから出ています。
飛行時間は16~20時間ほど。往復料金は約10万円~15万円が相場です。シーズンによって上下するので渡航シーズンに合わせて予算を調整する必要があります。
エディンバラ空港からエディンバラの市街地までは、バスまたは電車、タクシーが主な交通手段です。それぞれ所要時間と料金目安は以下の通りです。
・エクスプレスバス(エアリンク100系統):市内のウェイヴァリー・ブリッジ(Waverley Bridge)停留所まで所要約30分、10分おきに運行。料金は片道4.5ポンド(675円)
・路線バス:市内を経由し、オーシャンターミナル(Ocean Terminal)停留所まで運行。市内中心まで所要約1時間、15分おきに運行。料金は片道1.5ポンド(225円)
・路面電車(エディンバラ・トラム):空港と市内を結ぶ路面電車で、2014年に開通したばかり。市内中心まで所要約35分、8~12分おきに運行。料金は5ポンド(750円)
・タクシー:市内中心まで所要約25分。タクシー乗り場からメーター制のブラックキャブに乗れば安心。料金は20~25ポンド(3,000円~3,750円)
今回は、イギリスのエディンバラへの留学についてお伝えしました。
エディンバラは人口約50万人、スコットランドでは2番目に人口が多く、イギリス全体で見ても7番目に大きな街です。
古くから商業都市として栄え、政治の中心地でもあったエディンバラ。ネオクラシック様式の建物が立ち並ぶ「新市街」と、中世の古い石畳の風景が見られる「旧市街」は、ユネスコの世界文化遺産にも登録されており、毎年多くの観光客が訪れています。
またエディンバラは、「エディンバラ国際フェスティバル」や「エディンバラ国際映画祭」など、文化や芸術の面でも歴史のある街です。
エディンバラ留学には、以下のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・コンパクトシティで過ごしやすい
・教育レベルが高い
・日本人が少なく、語学習得に集中しやすい
【デメリット】
・年間を通じて天候が悪い
・他の都市から遠い
歴史ある街並みの中で文化や芸術の空気を十分に感じたい人にとっては、代えがたい街といえます。また日本人のいない環境で語学に打ち込みたいという人にも、エディンバラはとてもおすすめです。
もしエディンバラが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
エディンバラでおすすめの学校を知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
エディンバラの人気語学学校ランキング
留学総合サイト&エージェントSchool Withでは留学経験豊富なカウンセラーによる留学相談を受け付けています。学校選びはもちろん、国や都市選びなど少しでも留学で気になることがあれば、お気軽に問い合わせください!
【無料】LINE・メール相談 / 個別相談 / 説明会はこちらから
| エディンバラ留学ガイド | |
|---|---|
お申込みの徹底留学サポート!
お申込みから実際に留学に行くまでの手続きを専門の留学コーディネーターが徹底サポートいたします!
手数料無料で留学!
School Withならお申込み、お見積りの際の留学サポート手数料や代理店手数料が全て無料です!
英語力アップ応援プレゼント
オンライン英会話業界最大手レアジョブの初月1円クーポンをプレゼント
クレジットカードで決済可能
School Withなら留学費用をクレジットカードでお支払い頂けます。
安心の学校倒産保証(フィリピンのみ)
学校が万が一倒産した場合も、残りの留学期間を代替校で継続して授業が受けられるよう保証いたします。