「イギリスのマンチェスターに留学したいけれど、どんなところなんだろう……」
と思っている方。
マンチェスターはロンドンに次ぐ経済圏で、イギリス第三の都市として知られています。マンチェスター大学をはじめとした教育機関も充実しており、留学先としても人気です。
とはいえ、具体的にマンチェスターのどんなところが良いのか、なかなかイメージしにくいですよね。
そこでこの記事では、
・マンチェスター留学の特徴
・マンチェスター留学のメリットとデメリット
・マンチェスター留学で知っておきたいこと・注意点
をお伝えします。
初めての海外留学は不安に感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。
まずはこの記事で、マンチェスターについてざっくりと知っていきましょう。
※この記事の情報はすべて2018年10月時点のものです。
※この記事はすべて1ポンド=150円で計算しています。
マンチェスターの人口は約50万人で、イギリス北西部グレーター・マンチェスターに位置するイギリス北部の中心地です。
ゴシック様式を復刻した建物や、ローマ時代の遺跡など、古き良きイギリスの面影を残しつつ近代都市の側面も持っており、新旧のイギリス文化を感じることができます。
かつては工業都市として知られていましたが、現在は商業都市・企業都市として発展。特にイギリスを代表するメディア「BBC」が2011年にマンチェスターへ移転してから、さらにその発展スピードは加速しました。
エンジニアが多く集まり、コンピュータ産業が特に伸びていることから、ヨーロッパの新しいビジネスの拠点としての役割を担いつつあります。
マンチェスター留学の特徴は3つです。
・古き良きイギリスの歴史と近代化の両方を味わえる街
・サッカー文化の中心地
・音楽や芸術を楽しめる街
1つずつ説明しますね。
1つ目の特徴が、古き良きイギリスの歴史と近代化の両方を味わえる街であることです。
マンチェスターは産業革命において中心的な役割を果たした街として知られています。その歴史は古く、
・マンチェスター市庁舎
・マンチェスター大聖堂
・マンチェスター博物館
など、今もなお歴史的な建造物を多く見ることが可能です。
かつては綿工業などを中心に工業都市として有名でしたが、近年は商業や教育、メディア、芸術、大衆文化の中心地となっています。
古き良きイギリスの歴史や雰囲気を持ち、なおかつ先進的な文化も味わうことができるのはマンチェスターならではの特徴といえます。
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2つ目の特徴が、サッカー文化の中心地であることです。
マンチェスターは、
・マンチェスターユナイテッド
・マンチェスターシティー
の2大フットボールクラブが所属しており、サッカー文化の中心でもあります。
シーズン中は2つのチームが活躍し、サッカー好きにはたまらない時間を過ごすことができるでしょう。
またマンチェスターには、マンチェスターユナイテッドのホームスタジアムである「オールド・トラッフォード」があります。このスタジアムは、サッカー界の偉人であるサー・ホビーチャールストンが「夢の劇場」と評した名スタジアム。マンチェスターに留学するのであれば、一度は訪れてみたい場所です。
3つ目の特徴が、音楽や芸術を楽しめる街であることです。
マンチェスターは「Oasis」や「The Chemical Brothers」など、世界的に有名なバンドを輩出しています。ライブハウスも多くあり、ミュージシャンやバンドが集まるため、音楽好きにはたまらない街でしょう。
耳にできる音楽のジャンルもさまざまで、街の中心地の北側でもジャズ・ブルースのクラブナイトがありますし、80年代末から90年代にかけてはハウス・ミュージックの中心地でした。またクラッシックコンサートに行くなら「Albert Hall」と「Bridgewater Hall」が有名です。
この他にも、「マンチェスター・オペラハウス」や「マンチェスターアートギャラリー」など、気軽に芸術に触れることのできる場所がたくさんあります。
マンチェスター留学のメリットは3つです。
・サッカー留学が充実している
・教育レベルが高い
・日本人が少なく、語学習得に集中しやすい
の3つです。1つずつ解説しますね。
1つ目のメリットは、サッカー留学が充実していることです。
先にお伝えした通り、マンチェスターはサッカー文化の中心地です。そのため、サッカー体験をできる留学プランが多くあります。
そもそもサッカー留学とは、「サッカー技術の向上と語学力・異文化交流を目的とした留学」を指しますが、そのプログラムはさまざま。
・海外でサッカープロを目指すための本気留学
・海外で腕試しをしてみたい人向けのトライアル留学
・海外でサッカーを経験してみたい人向けのライトな体験留学
など、その人の希望に合わせてプログラムを選ぶことができます。将来のプロサッカー選手を目指す中高生が留学するケースも多いです。
2つ目のメリットは、教育レベルが高いことです。
マンチェスターは大学などの教育機関が多い「教育都市」として知られています。
イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)」が発表した「2018年度の世界大学ランキング(THE World University Rankings 2017-2018)」でマンチェスター大学は第54位にランクイン。イギリス国内では第8位の大学として評価されました。
【イギリスの大学上位10校】
1. オックスフォード大学
2. ケンブリッジ大学
3. インペリアル・カレッジ・ロンドン
4. ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
5. ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
6. エディンバラ大学
7. キングス・カレッジ・ロンドン
8. マンチェスター大学
9. ブリストル大学
10. グラスゴー大学
マンチェスターにはマンチェスター大学以外にも多くの教育機関があり、その教育レベルは高いです。
参考:「2018年度の世界大学ランキング(THE World University Rankings 2017-2018)」
3つ目のメリットは、日本人が少なく、語学習得に集中しやすいことです。
日本からイギリスへの留学先としてマンチェスターを選ぶ人は、実はそれほど多くありません。マンチェスターに留学する生徒は欧州の若者が多く、多国籍の友人をつくることができるでしょう。
英語を学ぶ上で、日本人が少ないことは重要です。英語に触れる時間の長さが英語の習得の効率化につながるからです。そのような点からも、マンチェスターは留学先としてとても良い選択肢といえるでしょう。
マンチェスター留学のデメリットは、以下の2つです。
・寒暖の差が激しい
・アメリカ英語とイギリス英語のギャップがある
1つずつ解説しますね。
1つ目のデメリットは、寒暖の差が激しいことです。
気候は、夏場でも気温が高くならず過ごしやすいのですが、夏場と冬場で寒暖の差が大きいので体調管理に注意が必要です。たとえば6月~8月にかけては気温は高くても25℃ほどですが、11月~4月にかけてはかなり寒く、1月には-10℃ほどまで下がることもあります。
留学する際は、季節ごとの衣服をしっかりと用意することが必要です。
マンチェスターの天気・気候と服装
2つ目のデメリットは、アメリカ英語とイギリス英語のギャップがあることです。
ひとくちに英語といっても、アメリカ英語とイギリス英語では発音や綴りが異なります。例えば長さの単位「メートル」のことをアメリカ英語では「meter」と書きますが、イギリス英語では「metre」と書きます。語尾が少し違いますね。
この他にも「memolize」が「memolise」、「favorite」が「favourite」など、少しだけ綴りが変わる場合があります。
実際のところアメリカ英語寄りの英語が使われている国は、
・アメリカ、ラテン・アメリカ
・日本
・フィリピン
と少数です。
・西ヨーロッパ諸国
・ロシア
・アフリカ諸国
・アラブ諸国
・オーストラリア
など、多くの国はイギリス英語寄りの英語を使用しています。イギリス英語を身に付けておくことは役に立ちますが、慣れるまでに少し大変かもしれません。
イギリス英語の特徴とアメリカ英語との違い
ここでは、マンチェスター留学における
・費用
・ビザ
・アクセス方法
をお伝えします。
マンチェスター留学の費用は、1カ月につき約23~47万円です。
・授業料(教材費込み):1,000~1,700ポンド(15万円~25万5,000円)
・学生寮:450~850ポンド(6万7,500円~12万7,500円)
・食費:300~450ポンド(4万5,000円~6万7,500円)
・その他生活費:300~500ポンド(4万5,000円~7万5,000円)
ここに航空券代として、往復10~15万円も見ておく必要があります。
イギリスに留学する場合、以下の条件に該当する人は事前にビザを取得する必要があります。
・6カ月以上留学する人
・6カ月未満の留学の予定だが、現地でコースを延長する可能性がある人
イギリスのビザは大使館ではなく、「ホームオフィス」というイギリスの機関が管理しています。ビザの申請を行う場合はホームオフィスと提携する民間機関「VFS Global(ビザ申請センター)」にて直接申請を行います。
ビザ申請センターは東京と大阪の2か所で、いずれかに出向いて申請が必要です。
留学にする際に必要なビザの種類は以下の3つです。
イギリスへの滞在が6カ月以内の場合は基本的にビザ申請は必要ありませんが、就学のために入国する際は、入国時に入学許可書や資金証明などの書類を提出して入国の許可を得なければなりません。入国審査でトラブルにならないためにも、こちらのビザを申請しておくことをおすすめします。
7カ月以上~11カ月以内の滞在予定で語学学校等へ通う予定の学生は、こちらのビザ申請が必要になります。このビザはTier 4よりも比較的発行しやすく、申請費用も安いので該当する場合はこちらを選びましょう。
主に大学や専門学校へ進学予定の学生向けの「Tier 4」と言われる一般的な学生ビザです。英語力の証明が必要で、12カ月以上の長期滞在予定者や滞在中にビザを延長する予定のある留学生向けのビザになっています。
マンチェスターへの最寄りの空港であるマンチェスター空港までの飛行機は、
・エティハド航空
・日本航空
・全日空
・エールフランス航空
・ブリティッシュ・エアウェイズ
などから出ています。
飛行時間は14~17時間ほど。往復料金は約10万円~15万円が相場です。シーズンによって上下するので渡航シーズンに合わせて予算を調整する必要があります。
マンチェスター空港からマンチェスターの市街地までは、バスまたは電車、タクシーが主な交通手段です。それぞれ所要時間と料金目安は以下の通りです。
・シャトルバス:市内の各停留所まで所要約35分、約10分おきに運行。料金は片道4.5ポンド(675円)
・路線バス:市内を経由し、オーシャンターミナル(Ocean Terminal)停留所まで運行。市内中心まで所要約1時間、15分おきに運行。料金は片道約5ポンド(約750円)
・電車:市内中心まで所要約30分、約30分おきに運行。料金は約2.2ポンド(約330円)
・タクシー:市内中心まで所要約30分。料金は20~28ポンド(3,000円~4,200円)
今回は、イギリスのマンチェスターへの留学についてお伝えしました。
マンチェスターの人口は約50万人で、イギリス北西部グレーター・マンチェスターに位置するイギリス北部の中心地です。
ゴシック様式を復刻した建物や、ローマ時代の遺跡など、古き良きイギリスの面影を残しつつ近代都市の側面も持っており、新旧のイギリス文化を感じることができます。
マンチェスター留学には、以下のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・サッカー留学が充実している
・教育レベルが高い
・日本人が少なく、語学習得に集中しやすい
【デメリット】
・寒暖の差が激しい
・アメリカ英語とイギリス英語のギャップがある
歴史ある街並みの中で暮らしながらも、新しい文化や芸術の空気を十分に感じたい人にはピッタリの街といえます。また日本人の少ない環境で語学に打ち込みたいという人にも、マンチェスターはとてもおすすめです。
もしマンチェスターが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
マンチェスターでおすすめの学校を知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
マンチェスターの人気語学学校ランキング
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