ファイトクラブみたいな男性性・女性性に焦点を当てた作品なら社会学的に読み解くのはわかるんだよね。
フェミズム的見方は嫌いなんだけど、ファイトクラブに関してはフェミズム的文脈なしでは見られないから、男性嫌悪的文脈でも
そういう見方もあるんだなって見ることが出来た。
でも
エイリアンの一作目みたいなのを見て、フェミニズム的文脈から語られると失笑してしまう。
制作側の事情を知ってる側からすると、何かの思想一つで作品を生み出すような事は不可能。
女性が主人公になったのも、男だけじゃ売れないからだし、機械姦のシーンがあったのもお色気シーンが無いから監督の性癖を詰め込んだだけだし
ああいうのは資本側が色々注文つけてくるもんなので、フェミズムが根底にあるとかこじつけにしか思えないんだよな。
マッドマックス怒りのデスロードに関しても、ああいうのはアイディアありき、視覚効果ありきで、兎に角フェミズムを当てはめて
「女性の解放を訴えてる!」って言ってるのを見るとちょっと失笑しちゃうんだよ。
一部分はそうかもしれないけど、萌え豚ご用達のごちうさを見て「あれは働く女性を応援してる、頭部に載っている気味の悪い動物は男性器を表し、主人公への男性からの抑圧を表してる」
とか言われたらお腹痛いでしょ。
もっと作品を頭空っぽになってみた方がいいよ、と思うんだけどね。深読みしすぎているのを見ると、この人は作品に興味があるんじゃなくて、自分の思想が大好き、社会学が大好きなんだとしか思えない。
一部分はそうかもしれないけど、萌え豚ご用達のごちうさを見て「あれは働く女性を応援してる、頭部に載っている気味の悪い動物は男性器を表し、主人公は男性からの抑圧を表してる...