「イギリスのケンブリッジに留学したいけれど、どんなところなんだろう…」
と思っている方。
ケンブリッジは世界的にも有名なケンブリッジ大学があり、学術都市として知られています。治安が良く、「学生に優しい街」とも言われるケンブリッジは留学先としても人気です。
とはいえ、具体的にどんなところがメリットなのか、なかなかイメージしにくいですよね。
そこでこの記事では、
・ケンブリッジ留学の特徴
・ケンブリッジ留学のメリットとデメリット
・ケンブリッジ留学で知っておきたいこと・注意点
をお伝えします。
初めての海外留学は不安に感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。
まずはこの記事で、ケンブリッジについてざっくりと知っていきましょう。
※この記事の情報はすべて2018年10月時点のものです。
※この記事はすべて1ポンド=150円で計算しています。
ケンブリッジは人口約12万人、イギリス東部に位置する都市です。ケンブリッジ大学をはじめ、キングスカレッジのチャペルやクィーンズカレッジの数学橋など、芸術建築が多く見られます。
理系に強いケンブリッジ大学があることもあり、街全体が「シリコン・フェン」とも呼ばれ、ハイテク産業の中心地になっています。
ケンブリッジは人口の約10%が大学生と言われており、さまざまな学生割引などがあるなど、学生が過ごしやすい街でもあります。
日本からイギリスへの留学生は年間約4,000人。日本からアメリカへの留学生が年間約19,000人であることを考えると、留学先としてはそれほどメジャーではないかもしれません。
しかし日本人が少ないということは、それだけ「語学習得に集中できる環境がある」ということです。ケンブリッジはイギリス英語を学べるだけでなく、歴史あるイギリスの文化を感じながら、テクノロジーの最先端が集まる街で勉強ができます。
ケンブリッジ留学の特徴は3つです。
・歴史的な建造物とケム川が魅力の街
・学生にやさしい学術都市
・他の都市への観光に便利
1つずつ説明しますね。
1つ目の特徴が、歴史的な建造物とケム川が魅力の街であることです。
ケンブリッジ大学には、礼拝堂の「キングスカレッジチャペル」や、「フィッツウィリアム美術館」など、貴重な建築物や文化施設があります。ケンブリッジの街並みも歴史を感じさせる建物がたくさん。古き良きイギリスの空気を肌で味わうことができます。
またケンブリッジと言えば「ケム川」。ケム川は、ケンブリッジの名前の由来にもなったと言われており、ケンブリッジを象徴する存在です。シーズン中には、パントと呼ばれるボートに乗った若者がパンティングを楽しむ様子がいたるところで見られます。
荘厳なカレッジ群と静寂な雰囲気ただようケム川が、ケンブリッジの印象を形づくっています。
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2つ目の特徴が、学生にやさしい学術都市であることです。
ケンブリッジは人口約12万人のうち、約10%の12,000人が大学生と言われています。これは語学留学生を抜いた数字ですので、実際のところ学生の数はもっと増えます。
そのため、街中の商店や飲食店では「学割」を利用できるお店が多いです。お金のない学生が少しでも学問に集中できるよう、昔から経済的なサポートする風土ができあがっています。
ちなみにケンブリッジは「サイクルシティ」と呼ばれるほど、自転車の利用率が高い都市です。学生が車を使わず自転車で移動することは、もはやケンブリッジの伝統。街中ではレンタサイクルショップもありますので、留学した際はぜひ自転車を利用してみてください。
3つ目の特徴が、他の都市への観光に便利であることです。
ケンブリッジからイギリスの首都ロンドンまでは、電車で約50分。車やバスを使用しても1時間~2時間で着くことができます。そのため、学生は休日を利用してロンドンで、ショッピングやミュージカルを楽しむことが多いです。
またケンブリッジに最寄りのヒースロー空港からは格安航空も出ているので、ヨーロッパ各国へリーズナブルに旅行をすることができます。
ケンブリッジ留学のメリットは3つです。
・治安が良い
・教育レベルが高い
・日本人が少ないので語学習得に集中しやすい
の3つです。1つずつ解説しますね。
1つ目のメリットは、治安が良いことです。
ケンブリッジはイギリスでも有数の学術都市であり、治安が良いと言われています。長期の滞在をする留学では、治安の良さを基準に留学先を選ぶことは重要です。
もちろん、
・夜は人通りの少ないエリアを歩かない
・貴重品は肌身離さず持つ
・スマホを見ながら歩かない
など、基本的な自己防衛は怠らないようにしましょう。
ケンブリッジの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
2つ目のメリットは、教育レベルが高いことです。
2019年度においての世界中の大学を順位付けした「世界大学ランキング2019(タイムズ・ハイアー・エデュケーション)TOP100」では、イギリスの大学が上位に複数ランクインしています。
【世界大学ランキング2019 上位10校】
1.オックスフォード大学(イギリス)
2.ケンブリッジ大学(イギリス)
3.スタンフォード大学(アメリカ)
4.マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
5.カリフォルニア大学(アメリカ)
6.ハーバード大学(アメリカ)
7.プリンストン大学(アメリカ)
8.イェール大学(アメリカ)
9.インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
10.シカゴ大学(アメリカ)
特にオックスフォード大学とケンブリッジ大学は世界でも指折りで、常にトップ10にランクインする大学です。このようにケンブリッジの土地には、世界最高峰の教育が根付いており、ケンブリッジ大学以外の教育機関も教育レベルが高くなっています。
参考:The Times Higher Education「World University Rankings 2019」
3つ目のメリットは、日本人が少ないので語学習得に集中しやすいことです。
先にお伝えした通り、そもそも日本からイギリスへの留学者数はそれほど多くありません。またイギリスへの留学先として主に人気なのがロンドンなため、さらにケンブリッジを選ぶ日本人が少なくなっているといえます。
語学を習得するうえでは日本人が少ない環境に身を置くことは重要です。英語のみの生活に集中できれば、学びのスピードもずっと速まるはずです。その点からケンブリッジは留学先として、とても良い選択肢といえます。
ケンブリッジ留学のデメリットは、以下の2つです。
・寒暖の差が激しい
・アメリカ英語とイギリス英語のギャップがある
1つずつ解説しますね。
1つ目のデメリットは、寒暖の差が激しいことです。
多くの人が持っているイギリスの気候のイメージは「寒い」「雨が多い」などですが、実は「夏は暑い」という点も忘れてはいけません。ケンブリッジにおける夏の最高気温は37℃に達し、日本とそれほど変わりません。しかし冬の最低気温はマイナス2℃と、かなり寒くなります。
長期間の留学をする場合は、寒暖の差に注意して服の準備が必要です。特に冬場は雨も多くなるので、雨具(レインコート、折りたたみ傘、長靴)なども検討してください。
ケンブリッジの天気・気候と服装
2つ目のデメリットは、アメリカ英語とイギリス英語のギャップがあることです。
ひとくちに英語といっても、アメリカ英語とイギリス英語ではかなり異なります。例えば「I can’t」はアメリカ英語では「アイ キャント」と発音しますが、イギリス英語では「アイ カント」と発音します。
日本でよく耳にする英語と違う発音をするため、戸惑うことが多いでしょう。実際のところアメリカ英語寄りの英語が使われている国は、
・アメリカ、ラテン・アメリカ
・日本
・フィリピン
と少数です。
・西ヨーロッパ諸国
・ロシア
・アフリカ諸国
・アラブ諸国
・オーストラリア
など、多くの国はイギリス英語寄りの英語を使用しています。
広い目で見ればイギリス英語を身に付けておくことは役に立つはずです。しかし、これまで染みついたアメリカ英語を直すのに時間がかかってしまう人もいます。
イギリス英語の特徴とアメリカ英語との違い
ここでは、ケンブリッジ留学における
・費用
・ビザ
・アクセス方法
をお伝えします。
ケンブリッジ留学の費用は、1カ月につき約30~50万円です。
・授業料(教材費込み):1,000~1,700ポンド(15万円~25万5,000円)
・学生寮:500~900ポンド(7万5,000円~13万5,000円)
・食費:250~400ポンド(3万7,500円~6万円)
・その他生活費:200~450ポンド(3万円~6万7,500円)
ここに航空券代として、往復10~18万円も見ておく必要があります。またイギリスはパブの文化もあり、夜は友人とお酒を飲む機会も多くなるかもしれません。生活費には余裕を持っておきましょう。
日本人がイギリスで6ヵ月間まで滞在する場合、ビザが免除されています。しかし、留学や就業目的で6ヵ月以上滞在する場合は、イギリスに行く前に「ビザ申請」が必要です。
イギリスのビザは大使館ではなく、「ホームオフィス」というイギリスの機関が管理しています。ビザの申請を行う場合はホームオフィスと提携する民間機関「VFS Global(ビザ申請センター)」にて直接申請を行います。ビザ申請センターは東京と大阪の2か所。いずれかに出向き申請が必要です。
留学にする際に必要なビザの種類は以下の3つです。
イギリスへの滞在が6ヵ月以内の場合は基本的にビザ申請は必要ありませんが、就学のために入国する際は、入国時に入学許可書や資金証明などの書類を提出して入国の許可を得なければなりません。入国審査でトラブルにならないためにも、こちらのビザを申請しておくことをおすすめします。
7ヵ月以上~11ヵ月以内の滞在予定で語学学校等へ通う予定の学生は、こちらのビザ申請が必要になります。このビザはTier 4よりも比較的発行しやすく、申請費用も安いので該当する場合はこちらを選びましょう。
主に大学や専門学校へ進学予定の学生向けの「Tier 4」と言われる一般的な学生ビザです。英語力の証明が必要で、12カ月以上の長期滞在予定者や滞在中にビザを延長する予定のある留学生向けのビザになっています。
ケンブリッジへの最寄りの空港であるヒースロー空港までの飛行機は、
・ブリティッシュ・エアウェイズ
・アエロフロート・ロシア航空
・全日本空輸
・日本航空
・深圳航空
などから出ています。
飛行時間は13~18時間。往復料金は約10万円~18万円が相場です。シーズンによって上下するので渡航シーズンに合わせて予算を調整する必要があります。
ヒースロー空港からケンブリッジまでは、バスまたは鉄道が主な交通手段です。それぞれ所要時間と料金目安は以下の通りです。
・バス:市内まで約2時間~3時間。料金は14~26ポンド(2,100円~3,900円)
・鉄道:ヒースローターミナルからピカデリーラインに乗りセント・パンクラス駅で乗り換え、キングスクロス駅からケンブリッジへ、約2時間。料金は22.40ポンド(3,360円)
ケンブリッジの空港情報と市内へのアクセス方法
今回は、イギリスのケンブリッジへの留学についてお伝えしました。
ケンブリッジは人口約12万人、イギリス東部に位置し、人口の約10%が大学生と言われる「学園都市」です。ケンブリッジ大学を筆頭にしたカレッジ群とケム川がケンブリッジの象徴です。「学生にやさしい街」と呼ばれ、さまざまな学生割引などがあり、留学生が過ごしやすい街でもあります。
ケンブリッジ留学には、以下のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・治安が良い
・教育レベルが高い
・日本人が少ないので語学習得に集中しやすい
【デメリット】
・寒暖の差が激しい
・アメリカ英語とイギリス英語のギャップがある
できるだけ日本人のいない環境で語学に打ち込みたいという人や、歴史あるイギリス文化の中で過ごしてみたい方にとっては、ケンブリッジはとてもおすすめです。
もしケンブリッジが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
ケンブリッジでおすすめの学校を知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
ケンブリッジの人気語学学校ランキング
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