福井と石川、両県知事が会談 並行在来線などで協議

北陸
2019/11/6 20:00

福井県の杉本達治知事と石川県の谷本正憲知事が6日、福井県永平寺町で会談し、3年半後に控える北陸新幹線の金沢―敦賀間の開業に向けて連携していくことなどを確認した。両県で福井石川の県境を中心に広域での観光誘客に向けたPRなども提案し合った。杉本知事は「いろんな形でのご相談をさせていただきたい」と話した。

JR西日本から経営分離される並行在来線は両県それぞれの第三セクターが経営を引き継ぐが厳しい経営状況が予想される。杉本知事は「駅の整備や社員の教育などノウハウを教えてほしい」と要望。谷本知事は現在両県の課長級で協議が進められている車両乗り入れや乗り継ぎ割引制度などについて「部長級での会合を」と提案した。

そのほか、両県で豚へのワクチン接種が進む豚コレラ対策や小松空港の利活用、災害対策なども話し合った。両県の知事会談は1996年に第1回が開催されて以来、今回で20回目となる。

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