中日から育成ドラフト1位で指名された松田亘哲投手(22)=名古屋大学=が7日、名古屋市の名古屋大学で指名あいさつを受けた。松永編成部長、米村チーフスカウト、清水、近藤両スカウトの4人が訪れ、与田監督のサインの入ったドラフト会場のパスとピンバッチを手渡された。
あいさつ後、松田は「経験が浅い分、伸びしろがあるという話をしていただきました。焦らず、気負いすぎず、1日1日、練習を積み重ねて結果を出してくれればと言われました」と話した。
松田は2日から4日に行われた愛知大学野球の2部3部入れ替え戦で、2日の初戦と4日の3戦目に先発。完封、完投勝利と2戦合計290球の熱投で、名古屋大学を4季ぶりの2部昇格へと導いたばかり。「勝てたのは最高です。いい経験になりました」。育成指名とはいえ、そのポテンシャルの高さを改めて証明した。
次回は竜党が集うことで知られる名古屋市内の中華料理店『ピカイチ』で、異例の入団交渉を行う。ファンに親しんでもらえる選手になってほしいという球団の願いがこもっているが、松田は「ピカイチを知らなかったんです」と苦笑い。それでも「自分は下から上がっていかないといけない。応援してもらうために、そういう(ファンの集まるところ)ところでやるのは、自分にあっているかな」と笑みを浮かべた。