この発言がとんでもねえなと思うのは、是枝作品含め日本映画にも矢を向けてるんだよな。 ケンローチはキャストに本物の労働者階級を使うために、その人のナイフとフォークの使い方まで見極めると言って、是枝はどうだと聞いていたが、同時に日本の商業映画全体を見透かされ問われているように感じた。
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日本で商業映画を成功させるためには、とにかくお金が必要で、それも未回収リスクを背負ってやる。なので広告代理店やら企業やらがバックについてはじめてパルムドールとなると、まず失敗はできないしイメージダウンも避けたい。メインの役者までズブの素人を使うなんてとても出来ないのが分かる。
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そうなると、スポンサーに頼らずあらかじめ収支もプロモも立てやすいサブスクのNetflixなんかにドキュメンタリーのいいやつが集まるのもなんか分かるな。
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1週間前のツイートに予想外に反響があったので。11月10日日曜日の午前11:00からNHKBS1スペシャルで再放送あるようです。是非実際にご覧になって下さい。https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115727/index.html…
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対談のツイートが話題になってるので改めて追記。 ローチの「チャリティになっちゃいねえか?」というメッセージは、是枝さんにも言ってるんだけど、むしろ対象は、そうせざるを得ない状況を作り出している商業映画界全体と、疑うことなく泣いちゃう我々消費者に対してではないかと。
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実際是枝さんもローチにキャストについて問われた際、お恥ずかしながらと言葉に詰まる場面もあったんですが、彼はこの国でより多くの人に見られるという目的を取り、商業映画という手段でやってくことをあえて選んだんだと思う。 見る限り、是枝さん自身そこに対する葛藤はかなりあるんじゃないかな。
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ローチのような手段も目的も達成できてしまう監督はむしろ稀で、だからこそ彼は映画産業とその受け皿の話をしているんだと思う。この国の映画産業の構造が目的と手段をトレードオフにしていること、それを鑑賞する側が疑わないことも問題だと。
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"良いものは売れる"なんて、情報にあふれマーケティングが当たり前の現代では幻に近い。生産と消費の間にめちゃくちゃ利害が入るのも映画産業に限った話じゃないから、受け手がホンモノを見極めなきゃいけないし、作る側は手段に振り回されてはいけない。 チャリティにするのはその両方の怠りでは。
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貧困ポルノや弱者ポルノ化が著しいよね、映画もメディアも。 ジョーカーの見とかなきゃ感とかそれに近い、 意識高い系や社会派系の自己満足感がある、 それが一つのきっかけになることもあるので否定はせんが
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(僕が「映画館に行く習慣がなかった50代の関西人」を考慮いただきたいが) 「月はどっちに出ている」は衝撃だったし傑作。
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