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ナポリの6についてわかりやすく教えてください
2019/10/2600:57:44
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おとうさん
2019/10/2901:10:43
手持の理論書に下總皖一著の「和聲学」という本(音楽之友社S27年4版)があり、そこに少々詳しく解説されていたのを思い出し、1回の返信には入りきらないので、すみませんが再投稿させて戴きます。
以下、同書の第8章(変化和音)の「ナポリの六の和音」からの一部引用です。
>この和音は、形として増五度増六度などのやうな不協和音程を含んでゐるわけでもなく、單に和聲上重要な位置を占めてゐる下属和音の修飾の意味の他調からの一時借用の和音である。目に見える形は下属和音ではなく、その代理に用ひられるⅡの和音であるけれど、用ひられる方から見て正に下属和音の變化である。
>長調でも短調でも、主和音の各音に進行する時半音の圓滑な音程で移れるやうに變化されたものが、このナポリの六(N₆)である。次の例について述べると1が終止形の原形である。2は下属和音の代理としてのⅡ₆であるが、この和音への主和音への移行がテノールの聲部を除いて、ソプラノもアルトも長二度の全音であるために、旋律的圓滑さからいって多少の不滿がある。そのためにソプラノも半音下げて變化和音としたものである。
(中略)
>樂曲中に現はれてゐるものでは、主和音の四六に行かないで直接に属和音に連結されているものが多いが、その際起こって來る對斜は何の顧慮もなく用ひられてゐる。
(以上、引用終了)
ということで、前段で〈見た目は下属和音代理のⅡの和音(の変化)だけど、用い方から見て正に下属和音の変化である〉旨 解説されています。
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以下、最初(2019/10/26,09:39:29)の投稿をコピペした文章です。
「ナポリの6」の「6」には、二つの意味があります。
一つは「下属音(キーの音階第4音)上の短6度」です。
「キーの4の♭6」だから「キーの♭2」になります。
で、この音を根音(ルート)とした長三和音(メジャーコード)を「ナポリの6の和音」、略して「ナポリ和音」と言います。
この和音は、第1転回形(♭Ⅱ/Ⅳ)にして属和音(ドミナントコード)に進むのが典型で、短調の下属和音(サブドミナントコード)であるⅣmの変化和音(Ⅳmの5が♭6に置き換えられた和音)と考えらそうです。
なので機能は「短調のサブドミナントの代理」です。
また、長調ではナポリ和音とⅤの間にⅠの第1転回形を挟むパターン(♭Ⅳ/Ⅳ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅴ/Ⅱ)も使われるそうです。
で、第1転回形を「六の和音」とも言い、これが「ナポリの6」の「6」の二つ目の意味になります。
「ナポリ」については、スカルラッティ(1660〜1725)等18世紀にナポリで発した「ナポリ学派」という作曲家グループの作曲家に愛用されたのが語源とする説が一般的だそうです。
ポピュラー音楽でナポリ和音は、基本形やその七の和音でトニックに進む「♭Ⅱ(M7)→Ⅰ(M7)」がよく使われ、こちらは「フリジアンの2」と言われます。
フリジアンモード(1,♭2,♭3,4,5,♭6,♭7)の第2音上の和音が♭ⅡM7だからです。
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以下、1回目の返信(2019/10/26,10:07:06)をコピペした文章です。
ちなみに、日本の藝大和声では「ナポリの六の和音」を「ナポリのⅡ」(なぽりのに)と呼んでいるそうです。
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以下、2回目の返信(2019/10/27,06:55:00)をコピペした文章です。
脱字と誤字がありました。
【脱字訂正】
誤:この和音は(中略)と考えらそうです。
正:この和音は(中略)と考えられるそうです。
【誤字訂正】
誤:ナポリ和音とⅤの間にⅠの第1転回形を挟むパターン(♭Ⅳ/Ⅳ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅴ/Ⅱ)も使われるそうです。
正:ナポリ和音とⅤの間にⅠの第1転回形を挟むパターン(♭Ⅱ/Ⅳ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅴ/Ⅱ)も使われるそうです。
【補足】
>ポピュラー音楽でナポリ和音は、基本形やその七の和音でトニックに進む「♭Ⅱ(M7)→Ⅰ(M7)」がよく使われ(後略)
メジャートニックへの解決しか書きませんでしたが、マイナートニック(Ⅰm)への解決も当然使われます。
(以上、元回答とその返信のコピペ終了)
2019/10/2800:30:51
数ヶ月に渡って理論の質問で勉強をされておられるようですが、基本となる理論はネット上にあるものから習得されるのではなく、「音楽理論書」系の書籍から学んでおられるのでしょうか、ちょっと疑問に思いました。
>ナポリの6についてわかりやすく教えてください
まず「短調のⅡ度」がナポリの6になります。
短調のⅡ度=Ⅱm(♭5)は、ルートから減5度の♭5が含まれるため、使いづらい。
Key=Cmですと、Dm(♭5)即ち「レ・ファ・ラ♭」
ルートのみを半音下げると、♭Ⅱという長三和音ができ響きがスッキリします。
それを第1転回形にすると後続に繋げやすくなります。
Key=Cmですと、D♭即ち「レ♭・ファ・ラ♭」の第1転回形は、D♭/F、即ち「ファ・ラ♭・レ♭」
■ナポリの「6」は、「ファ」からみて変化させた「レ♭」は第1転回形の6のことを指しています。
ダイアトニックコードのⅡ度を使ったコード進行例
Cm→Dm(♭5)/A♭→Cm/G→G→Cm
短調のⅡ度をナポリの6に置き換えたコード進行例
Cm→D♭/F→Cm/G→G→Cm
クラシック分野では独特で魅力的な音使いで、イタリアのナポリ学派が好んだことから名付けられている説が有力です。
ところで更に踏み込んでコード進行を発展させた例
Cm→D♭/F→F♯dim→G→Cm
このときのF♯dimはパッシング・ディミニッシュで、ドミナントのGの接続がなめらかになる用例です。
ジャズやポピュラー音楽で使われている通称「裏コード」の起源も、ここから始まったのではないかという説があります。
クラシックでは今も、短調のⅡの根音(ルート)を下方変位「↓Ⅱ」した形をナポリのⅡとしています。
2019/10/2608:27:55
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