いま、お昼寝から起きて、

このブログを書いています。

 

パーヴォの心の声が、

「ほら、やっぱり言わんこっちゃない(笑)」

と笑っています。

「もう歌舞伎じゃ君、全然物足りないでしょ♬

僕の音楽を聴いてしまったらさ💛

 

えっ、そういうことなのかな?

だって吉右衛門さんの歌舞伎なのに・・・。

 

でも途中で出てしまったのは、

吉右衛門さんがセリフが

あまり入っていなかったから、

ちょっとひやひやしてしまって、

出たんですよね。

 

吉右衛門さんも、

年をとったということなのかなぁ・・・。

以前はぜったいそんなこと、

なかったのにな・・・。

 

パーヴォがあやすようにいいました。

 

「吉右衛門さんだって、

人間だし、老いていくし、

毎回パーフェクトというわけにはいかない。

僕だってチョンボしてるときがあるんだよ。

君には気づかないだけで。

だから、あんまり吉右衛門さんのことを、

責めちゃだめだよ」

 

「うん。」と私がしょげていると、

「チコ、嘆かないで。

次に吉右衛門さんの舞台をみるときは、

絶対にパーフェクトで決めてやる!

って、吉右衛門さんがはりきって

がんばるとおもうよ(^_-)-☆」

 

「僕だって、チコにブログで、自分の指揮と演奏を

コテンパンに言われたことがあったときは、

かなしいやら、悔しいやらで

全然眠れなったものだよ。

次の日の公演では絶対にミスはしないぞ!と

全員に気合をかけてやったら、

チコが大喜びで

「パーヴォ、あなたを愛してるわ!

あなたは完璧だわ!」

と大はしゃぎでサイン会に来てくれたから、

「やったー!」と思うとともに、

「ああ、彼女だけだなぁ、

僕にちゃんと意見してくれるのは」

と君を信頼するようになった。

 

吉右衛門さんが君の劇評を買ってくれたのは、

「いいものはいい、ダメなものはダメ」

とはっきり舞台の成果を

きちんと書くからなのだと思うよ。

ダメな舞台も、

しかも愛情をもって批評する姿が

すがすがしく思えるのだろうね。

 

歌舞伎って稽古期間がとっても短いのでしょ?

そのなかで、

あれだけのたくましい男性像を演じるなんて、

すごいことだよ。

 

今月できればどこかでもう一度見てあげて、

きちんと評価してあげたらどうかな?」

 

いつもは、吉右衛門さんに

ヤキモチを妬くパーヴォも、

きょうはとっても優しくて。

 

「君は本当に勇敢な女の子だよ。

吉右衛門さんだって、歌舞伎界の大物だし、

人間国宝だし、文化功労者となって、

歌舞伎界をけん引する人でしょ。

その人の芝居を、はっきり『寝ちゃいました』と

言い切るのは勇気がいると思うけど、

吉右衛門さんと君の間にある

30年にもわたる信頼関係があるのだろうね。

うらやましい限りだよ。」

 

「吉右衛門さんが私を信頼してる?」

と私がビックリして、パーヴォに聴くと、

「そうだよ。だって、いつも君の見る席に合わせて、

吉右衛門さんが、自分の座る位置を変えているの、

僕しってるもの(^_-)-☆」

 

吉右衛門さんが?!

 

「『僕だけを見て。僕を見て』って

どの役者も君にラブコールを送ってるけど、

吉右衛門さんのお気にいりだから、

みんな遠慮してるの、気づかない?」

 

「僕だってN響のコンサートのとき、

団員で、君にアプローチしようとしてる面々、

何人も知ってるよ。

でも、本番では絶対に僕に遠慮して、

君を僕だけのものにしてるんだ(笑)」

 

「罪作りな女性(ひと)だよ、君は(笑)

日本の芸術と芸能界が、

キミにひれ伏すんだからね♪」

 

そんなに大げさなこと言われると、

はずかしいよ、パーヴォ!💦

 

すっかり小さくなっている私に、

パーヴォの心の声が、ちゅ💛

私のほっぺにキスしてくれました。

 

「君の隣にいる資格をめぐって、

男たちは虎視眈々と狙っているから、

僕がときどきこうして出てきて、

君をお守りしなくちゃね(^_-)-☆」

 

パーヴォ💛

ほんとにありがとう💛

 

世界で一番愛してるのは、

(吉右衛門さん、ごめんなさい!)

パーヴォ、あなただけだからね💛

 

ちゅ💛ちゅ💛ちゅ💛

 

チコこと、里紗でした~(^O^)/