ボクシングの第76回東日本新人王の各階級決勝戦が3日、東京・後楽園ホールで行われ、フェザー級で亀田3兄弟のいとこ、亀田京之介(21)=協栄=が今成太希(22)=三迫=に3回1分10秒TKOで勝って新人王に輝いた。亀田は東日本王者として、12月22日の全日本新人王決定戦で、西日本王者(10日決定)と対戦する。
亀田は積極的な今成を冷静にさばき、最後は右ストレートからの連打でダウンを奪う完勝で大会最優秀選手にも選出された。「ホンマは全日本勝ってからにしようと思ってたけど、今言わせてください。『どんなもんじゃい!』」。いとこ興毅の名台詞で得意満面だった。
試合前は気が立っていて、母・幸美さんにつらく当たってしまったという。「えらそうなこと言ってしまった。ごめんなさい」。亀田家初の新人王は、リング上から母に謝った。