被害総額1億3千万円 社債詐欺容疑で元社長を追送検:イザ!

2015.3.11 20:52

被害総額1億3千万円 社債詐欺容疑で元社長を追送検

 投資会社「フォーエブリ」による詐欺事件で、大阪府警生活経済課は11日、新たに10人から計1800万円をだまし取った詐欺容疑で住所不定、同社元社長、木村直紀被告(42)=別の詐欺罪で公判中=を追送検し、捜査を終結した。被害総額は大阪や愛知などに住む男女36人分の計1億3300万円となった。

 追送検容疑は平成25年1~4月、大阪市北区の社債勧誘会社「スカイフロンティア」の勧誘員を通じ、府内の60~80代の男女10人に高配当や元本保証など虚偽の説明をして、フォーエブリの社債代金として計1800万円を詐取したとしている。

 木村容疑者は「期日までに償還に耐えうる資力を手に入れるつもりだった」と否認しているという。

 フォーエブリは関連会社への投資で収益を上げていると虚偽の説明をして、高齢者に社債の購入を勧誘していたとされ、元会長や元社長ら5人が逮捕、起訴された。また勧誘に携わった男女42人が金融商品取引法違反容疑で書類送検された。

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